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4355-4360:フローニンゲンからの便り 2019年5月13日(月)


タイトル一覧

4355. ブラックチアシードとホワイトチアシード

4356. 可変する腸内環境と新たな実験に向けて

4357. 今朝方の夢

4358. 果物中心の食生活に向けて:人間の腸の特性

4359.「長寿の里」で食べられるヘンプ

4360. 本日の写経実践を振り返って:インテグラル理論と食実践

4355. ブラックチアシードとホワイトチアシード

今朝は5時半に起床した。起床直後、寝室の窓を開けて換気をしようと思って立ち上がったところ、窓の向こうに赤紫色の美しい朝日を眺めた。それは朝のその時間帯にだけ姿を表す自然の美であり、それを眺めることができるのは、早起きの一つの特権であるように思われた。

起床してからは、いつものように水を飲み、ヨガの実践をした。厳密には、常温の水をいっぱい飲んだ後に、昨日から水に浸しておいたチアシードを噛みながら飲んだ。味はほとんどないのだが、水に長時間浸したおかげもあり、ジェル状になっているため、その食感がなんとも言えなく良い。

朝にチアシードを摂ると、その食物繊維の豊富さから、ダイエット効果と便秘解消効果がある。しかし私は、体重を減らしたいと思っているわけでは決してなく、むしろ今よりも体重を減らさないことが重要だと思っているため、本来は朝よりも夜にチアシードを摂るのが理想的である。

夜に摂った場合の効果は、夜は腸が最も活発に動く時間帯らしく、チアシードによって腸内環境が整い、その結果、美肌やアンチエイジングの効果があるようだ。

昨日も述べたが、チアシードには、必須アミノ酸の9種類うちの8種類が含まれており、さらにはオメガ3脂肪酸も含まれており、そうした栄養素が寝ている間に体の隅々にまで行きわたることによって、美肌効果やアンチエイジング効果がもたらされるとのことである。

それらの点を考え、今日からは夜にもチアシードを摂ってみようと思う。一日に摂取する目安の量は、大さじ一杯ほどの量(10g)であり、それを朝と夜の二回に分けてしばらく摂取してみようかと思う。

先ほど朝に昨日に作った分の半分を飲んだため、これから新しく作り直し、今夜もう半分を飲んでも過剰摂取にはならないだろう。

昨日書き留めたように、チアシードに含まれるオメガ3脂肪酸は熱に弱く、40℃以上でチアシードを加熱しないようにすることが重要であるとのことであった。しかし、それはブラックチアシードの場合に限った話であり、実はもう一種類、ホワイトチアシードというものがある。

チアの実の大半はもともと黒いのだが、その中に少量の白い粒が混じっている。ホワイトチアシードは、その白い粒を優先的に実につける親株を育てることによって生まれた品種である。

ホワイトチアシードは、ブラックチアシードよりもオメガ3脂肪酸の含有量に優れ、水を含んだ時の膨張率もより優れており、ブラックチアシードが最大で10倍に膨れ上がるのに対して、ホワイトチアシードは14倍にも膨れ上がる。

そして何よりホワイトチアシードに含まれるオメガ3脂肪酸は、熱に強いというのが特徴的だ。そのため、ホワイトチアシードなら、毎朝の味噌汁に入れて摂取することも可能だと思った。

ちょうど昨日、近所のオーガニックスーパーに足を運んだ時、ブラックチアシードの横にホワイトチアシードも置かれていた。ホワイトチアシードとブラックチアシードを比較してみた結果、次回はそのスーパーでホワイトチアシードを購入してみようと思う。

チアシードも他のスーパーフードと同様に、非常に興味深い食べ物である。このスーパーフードを常用してきたマヤ族において、「人の生命活動にはチアシードと水があれば足りる」「部族の男にとって小さじ一杯のチアとひょうたん一杯の水で丸一日走るのは何でもなかった」ということが言われているように、栄養及び滋養に優れた食材であることがうかがえる。植物の偉大な力をここでも実感する。フローニンゲン:2019/5/13(月)06:44

No.1941: The Power of Chia Seed

Thanks to eating chia seeds in the early morning, I feel that my body is fully energized. Groningen, 15:09, Monday, 5/13/2019

4356. 可変する腸内環境と新たな実験に向けて

時刻は午前7時半を迎えた。今日は昨日よりも快晴であり、空には雲がない。遠くの空には飛行機雲だけが見える。

昨日は少々風があったが、今日は風もほぼ無風であり、とても穏やかな朝の世界が広がっている。小鳥たちの鳴き声もいつものように澄み渡っており、彼らの鳴き声に耳を傾けているだけで幸福感が生まれてくる。

食事のみならず、幸福に関しても足るを知れば、小鳥の鳴き声ひとつからでも十分に幸福感を味わえるのだ。

今朝方に、ブラックチアシードとホワイトチアシードについて書き留めていたように思う。チアシードがマヤ族に長らく愛用されてきたことを述べたが、チアシードは「大地のキャビア」と呼ばれる点に改めて注目をしていた。

チアシードを水に浸すと、確かに見た目としてキャビアに似ている。だがそれ以上に、そこに含まれる栄養の豊富さが、キャビアと言われる所以なのだと思う。

チアシードは、9種類の必須アミノ酸のうちの8種類(イソロイシン、ロイシン、リジン、バリン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン)、マグネシウム(ブロッコリーの5倍)、オメガ3脂肪酸(鮭の8倍)、ビタミン(ビタミンB群・ナイアシン)、カルシウム(牛乳の6倍)、たんぱく質、鉄分(ほうれん草の3倍)、ミネラル、リン(牛乳の11倍)、亜鉛(アーモンドの1.4倍)、カリウム(牛乳の4倍、バナナの2倍)、食物繊維(水溶性・不溶性共に多く含む)を豊富に含んでいる。

こうした豊かな栄養を含むチアシードを継続的に食べてみて、心身がどのように変化していくのかを観察してみようと思う。

また、昨日ふと、そもそも自分がもはやそれほど固形物を摂る必要性を感じていないことに気づいた。厳密には、フルーツは積極的に摂るが、肉・魚・ご飯・パンなどはおろか、野菜でさえもあまり必要ではないのではないかと思い始めたのである。

ただし、この点に関してはいくつか注意点がある。この二ヶ月間、断食を始め、まずは果物と野菜中心の食生活を送ってきた。そうした食生活を通じて、徐々に自分の腸内環境が変わってきたことを実感している。

ここからさらに、自分の腸内環境が変わりうるという感覚が最近強く芽生えており、それが野菜を減らし、果物中心の食生活に変えてみようと思ったきっかけである。野菜に関しては、実はここ最近は少々野菜を摂りすぎなのではないかと思っていた。

一日一食の夜に食べる野菜の量がかなり増えており、それが逆に腸に負担になっているのではないかと思ったのである。

先日の旅行中は、ブュッフェ形式のレストランで野菜のみを大量に食べていた。確かにそれでも朝は3時や4時に何ら問題もなく起床していたのだが、そうした大量に食べた野菜の消化にエネルギーが使われていたのは間違いないだろうし、肌を観察してみると、野菜を多く食べることが自分の肌にあまり良い影響を与えていないことがわかったのである。

ここから実験として、今冷蔵庫にある野菜を食べきったら、野菜の量を減らし、その代わりに果物の量を増やす食生活に移行してみようと思う。ただし、野菜を完全に摂らないかというとそうではなく、果物のような野菜、例えばトマトは積極的に摂るようにし、アボカドは時々食べるようにする。

食生活の見直し、および自分の腸内環境を変えていく際に重要なことは、適応に向けた準備をゆっくりと進めていくことなのだと思う。断食を含め、そうした準備をこの二ヶ月間行ってきた。

そうした準備と並行して、いろいろと調査をしてみると、果物生活でも、野菜生活でも、不食生活でも、そうした生活をするにふさわしい腸内環境があるかどうかが鍵であることがわかってきたのである。

そうした腸内環境があれば、果物だけでも腸内で栄養を十分に合成できるし、全く何も食べなくても、太陽と空気から得られたものを腸内で栄養に変えていくことができることが見えてきた。例えば、草食動物は特殊な腸内環境を持っており、体内で必須アミノ酸を作ることができるために、草だけ食べていても必要なタンパク質を補うことができる。

一方、肉食動物はそうした腸内環境を持っておらず、必須アミノ酸を自ら作り出すことができないために、他の動物の肉を食べることでしかタンパク質を摂取できない。人間の興味深いところは、草食動物や肉食動物とも違い、腸内環境そのものを変化させることによって、草食動物的な食生活を送ることも可能であり、肉食動物的な食生活を送ることも可能になるという点だろう。

これからも調査と実験を通じて、急激にではなく、緩やかに自分の腸内環境を改変させていく。新たに実験することは、今ある野菜を使い切ったら、消化に時間がかかる野菜を摂ることを控え、果物中心の食生活に切り替えていくことである。フローニンゲン:2019/5/13(月)08:00

No.1942: A Slow Flow in the Evening

The first day of a new week is slowly approaching the evening.

I had various findings about myself and the world today, too. Groningen, 16:56, Monday, 5/13/2019

4357. 今朝方の夢

時刻は午前8時を迎えた。小鳥たちがピヨピヨとした鳴き声の大合唱を奏でている。

先ほどまでは無風状態だったが、そよ風がやってきて、新緑の葉を優しく揺らしている。そよ風によって撫でられた新緑の葉は、どこか嬉しそうであり、そうした様子を眺めている私も嬉しくなる。

本当に、今目の前に見える新緑の葉の輝きは眩しい。その輝きに心が奪われそうであり、その輝きの中に入り込んで行こうとする自分がいることに気づく。

確かに、この瞬間にはヒーターをつけているが、そうした寒さが気にならないほどに、力強い生命力を外の世界に感じる。そうした力強さを分け与えてもらったのだから、ちょっとヒーター切ってみようかと思う。

今日から5月の第3週目に入ったが、道行く人たちは、相変わらず冬用のモコモコしたジャケットを羽織っている。自転車に乗っている人は特に寒そうだ。

今日の最高気温は13度、最低気温は4度とやはり肌寒い。だが、今週末からは再び気温が上がるらしい。

これまでの経験上、ここで再度気温が上がり、再び気温が下がった後に、ようやく初夏らしい気温になる。そうした状態になるのは6月を過ぎてからであり、それでも朝夕の肌寒さは夏においても続く。

日中にかろうじてジャケットなしで過ごせるようになるのは、6月の中旬からだろうか。日中に半袖が切れるのは、夏のごく短い期間だけであり、7月の中旬から8月いっぱいだと記憶している。

今日はまだ今朝方の夢について振り返りをしていないので、今からその振り返りを行っておきたい。夢の中で私は、中華レストランのような場所にいた。

そこで食事を摂っていたわけではなく、大きな中華テーブルを囲んで、コンサルタント時代の上司・同僚と一緒にディスカッションをしていた。そこで話題に上っていたのは、コンサルティングに関するものではなく、一般教養的な何か、あるいは思想的な何かであった。

ディスカッションの途中で、アメリカ人の同僚が興味深いことを述べた。人は眼を合わせた瞬間に、その人の全てを見ることができる、という趣旨の話であった。

私は彼が述べたことに共感しており、引き続き彼の話を食い入るように聞き、ひとことふたこと、質問をした。その後、彼は少し話題を変えて、仏教とヒンドゥー教を信奉している人に関する面白い話を共有してくれた。

彼曰く、それらの人は、ひとたび頭を剃ると、二度と髪の毛が生えてこないということだった。もちろん実際には、そのようなことは全くないのだが、彼曰く、剃り方を間違えてしまうと、彼らは二度と髪の毛が生えてこないという面白い説を展開していた。

すると、私の近くに座っていた、若くして少し髪の毛の薄い上司が深刻そうな表情を浮かべていることに気づいた。その後も様々な話題についてディスカッションをした後に、店から出て、近くのカフェに移動することになった。

その中華料理屋からカフェまでは坂道になっており、下り坂を下ったところにカフェがある。私たちは、坂道を下る際に、細長い竹筒をスケートボードのように使って、滑って坂道を下りていくことにした。

私はうまくバランスを取りながら下って行き、カフェの姿が見えてきたところで、一気にスピードを上げてみた。その際に、スピードの上げ方のコツとして、重心を後ろに持っていくことが良いと分かったので、それを周りの人たちに教えた。

周りにいた人たちは、前職時代のメンバーのはずだったのだが、なぜかそこに100歳を超す元気そうな見知らぬ老人が何人か混じっており、彼らも竹筒に乗ってカフェに向かって滑っていた。カフェに到着し、店のドアを開けた瞬間に、別の空間に移動するという奇妙な現象が起こった。

そこには、大学時代のサークルの先輩がいた。その先輩と私は所属している学部は本来異なるのだが、学年が一つ上のその先輩とは、金融や経営に関する授業を一緒に履修したこともある仲であった。

その先輩が結婚したという知らせを昨年本人から受けていたので、私は結婚生活について少し話を聞いてみた。すると、結婚生活そのものはうまくいっているようなのだが、カネを得るために、倫理的に許してはならない仕事を奥さんにさせていることがわかり、私は先輩を激しく叱責した。

先輩は、奥さんに悪いことをさせてしまっていると分かりながらも、それを止めることができない状態にあったらしく、私の叱責を真剣に受け止めているようだった。フローニンゲン:2019/5/13(月)08:22

4358. 果物中心の食生活に向けて:人間の腸の特性

時刻は午前11時半を迎えた。そよ風が街を通り抜けていく姿が大変心地よく見える。空には白い雲がポツリポツリと浮かんでいる。

これから少し日記を書き留めたら、ジョギングとウォーキングを兼ねて近くの河川敷に行こうと思う。適度な運動を生活の中に組み込むことを怠らず、ライフワークに打ち込むための心身の状態を整えていく。

実験的に少しばかり肉体改造をしようかと思っており、ジョギングとウォーキングの前後に筋トレを行い、自宅に戻ってきてからの筋トレを終えたら、ヘンププロテインを白湯に溶かし、そこにカカオパウダーと蜂蜜を加えたものをゆっくり飲もうと思う。

一日一食生活を始めても、それほどまでに体重が落ちすぎているというわけではないが、もう少し筋肉量を増やしていこうと思う。そうしたことから、日々の適度な軽い運動とヘンププロテインの摂取を継続させていく。

先ほど今朝方の夢について書き留めていたが、起床から6時半が経った今、夢の続きについて思い出した。先ほど書き留めた夢の場面から打って変わり、次の夢の場面では、現在監訳中の書籍に関するテーマが現れていた。

今回編集を担当していただく編集者の方とは一度もお会いしたことがなく、仕事は全てメールだけでやり取りをしているのだが、夢の中では一度実際にお会いする形で打ち合わせを行った。表参道かどこかのカフェで編集者の方と会い、ほぼ完成した書籍の原本をそこで受け取った。

表紙のデザインも決定しており、もうそれは書店に並ぶ本と何一つ変わりがないように見えた。中身を開くと、カラーの挿絵が見事だった。

今回出版する実際の書籍には、そうした挿絵はないのだが、夢の中の書籍の各章に挿入されている挿絵は実に見事であり、章の内容を要約するようなイメージがそこに描かれていた。一つ印象に残っているのは、鬼兜のような挿絵があったことである。

あれはちょうど中間の章に挿入されていたものだったと思う。そのような夢の断片をふと思い出した。

これからジョギングとウォーキングを済ませ、写経実践を行った後に仮眠を取る予定だが、そこでもまた何かしらのビジョンを見るかもしれない。こうした内的現象を逐一記録していき、自らの内面世界を知る題材を収集していきたいと思う。

そして可能な限り、それらが示唆する事柄を文章として書き留めておく。外側から得られる知識というのも確かに重要だが、自らを深く知るための最良の材料は自らの内にあるということを肝に銘じておきたい。

早朝に書き留めていた食に関する事柄について、少し続きを書いておく。まずは油についてであるが、これからチアシードを継続して朝と夜に摂取していくことを考えており、そうであれば、オメガ3脂肪酸は比較的十分に摂取できるため、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれるアマニ油やエゴマ油をそれほど摂取する必要はないのではないかと思った。

それらの植物油も優秀な栄養素を持っているが、昨日の日記で書き留めたように、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の割合がより優れているヘンプオイルを積極的に摂ることの方が自分の身体に合っているのではないかと思い始めている。ヘンプオイルについては、午後にもう少し調査をしてみようと思う。

もう一つは、今後は固形物を摂取する量を減らしていき、食べ物に関してはフルーツを中心にしていくという食生活に関するものである。そうした食生活を送るためには、まずはそのための腸内環境を作っていくことが求められる。

端的には、フルーツに順応した腸内環境がなければ、栄養がうまく合成されなくなってしまう。牛や馬が牧草だけでも生き続けていられるのは、そうした食生活に適応した独自の腸内環境があるからである。

そうした観点から、徐々にフルーツだけで十分な腸内環境を作っていく。そもそもまずはフルーツだけで大丈夫な食生活に切り替えようと思ったのは、もはや野菜を消化することさえも胃腸に負担がかかっていると感じ始めたからである。

昨日か一昨日の夢の中で、私は普段時計をしないことについて言及した。仮に時計を身につける必要があるときでも、秒針の動きが血管や心臓の脈拍に微細な影響を与えていることが気になり、秒針を動かすことをしない。

実はこうした細かな感覚上のこだわりが他にも幾つかあり、こうした自らの身体感覚特性は、野菜を食べることさえも胃腸の負担になっているように感じ始めていることと関係しているだろう。

人間の腸の長さと動物の腸の長さを比較調査してみた。すると、人の腸の長さは体長の約10倍の長さがあるようだ。

これは果物を主に摂取する動物と同じくらいの長さであり、果物を消化、排泄するのに最も適した長さだそうだ。一方で、肉食動物の腸は体長の3~5倍と短く、草食動物の腸は体長の約20倍にもなるそうである。

肉食動物の腸がそもそも短いのは、肉は消化する段階で腐敗が進むため、できるだけ早く排泄する必要があるからである。一方、草食動物の腸が長いのは、植物は長い時間をかけて食物繊維などを分解する必要があるからである。

そのような腸の特性を考えてみると、実は人間は肉や野菜よりも、果物を摂取することが一番適しているのではないかという仮説が生まれる。これから私は、果物に適した腸内環境を徐々に作っていき、上記の仮説を自らの身体を持って検証していこうと思う。

固形物を摂取することは本当にあまり必要ないのではないかと思い、それが可能になる腸内環境を手に入れれば、今でも機会は少ないが、人と会食するという無駄なことをしなくて済むようになるだろう。フローニンゲン:2019/5/13(月)11:50

4359.「長寿の里」で食べられるヘンプ

つい今しがた、ジョギングとウォーキングから帰ってきた。前後の筋トレと合わせて、合計40分弱の軽い運動であったが、今の気分はとても清々しい。

やはり人間というのは、そもそも体を動かすことに快感を覚える生き物であって、そうでなければ進化の過程で生き延びれなかったであろうことが改めてわかる。もちろん過度な運動は逆に健康を害するが、やはり適度に体を動かすことは心身の機能を高め、健全なものにしてくれると感じる。

確かに今日も肌寒かったが、正午の太陽の光は穏やかであり、今後もできるだけ毎日軽めの運動をしていきたい。早朝時に行うヨガの実践量を増やすことも可能だが、ヨガだけではなく、ウォーキングやジョギングなどの足腰を動かし、腸と脳を刺激するような他の種類の運動を組み入れていくことが自分には適しているようだ。

今後はより暖かくなるであろうから、小鳥の鳴き声が響く静かな早朝にウォーキングやジョギングを行うことも気持ちが良いだろうと思われる。日が昇るのが遅くなり、朝が寒くなる秋がやってくるまでは、協働プロジェクト関係のミーティングのない早朝は、ぜひともウォーキングとジョギングを行いたい。

先ほど自宅に戻ってきて、再度簡単な筋トレを行った後に、ヘンププロテインとカカオパウダーを白湯に溶かし、そこにハチミツを加えたものを作って飲んでみた。それらの材料はすべてオーガニックのものであり、特にヘンププロテインとカカオパウダーは、タンパク質を多く含むため、トレーニングの後に飲むのは最適かと思う。

ハチミツを加えたことにより、大変飲みやすくなり、今その飲み物をゆっくりと味わっている。

ヘンプ(麻)は我が国では、縄文時代より、食用や神社のしめ縄などにも活用されてきたのであるが、戦後米国の介入により、麻を栽培する農家が解体されてしまったという残念な歴史がある。中国南西部にある秘境、「巴馬(バーマ)」は、「長寿の里」と呼ばれており、健康で元気な100歳以上の人たちが沢山いることで有名である。

実は、そこでよく食べられているのがヘンプなのだ。確かにヘンプは、その部位によって幻覚作用を引き起こす物質が含まれているのだが、食べる部位が異なれば、そうした幻覚作用はなく、長寿をもたらし得るというのは興味深い。

こうしたヘンプは、今後もプロテインとして摂取し、さらにヘンプオイルは具なしの味噌汁に和えたりして摂取していこうと思う。

運動に出かける前に、腸内環境について書き留めていた。幾つか過去の研究結果を眺めていると、大変興味深いものを見つけた。

一つには、不食者が食べ物から栄養素を摂らなくても、体内で栄養素生成することができるのは、腸内細菌が老廃物を必要な栄養素に分解合成しているからではないかというものだった。これは大変興味深く、おそらく断食によって起こることと似ているように思う。

断食中も一切固形物は入ってこないのだが、必要なものが外から入ってこなことを察知した腸内細菌は、近くにある老廃物などの余分なもので必要な栄養素を生成する特性を持っていることと非常に似ている。人間の身体というのは、本当にまだまだ謎だらけである。

食を起点にして、自ら試行錯誤と実験を繰り返すことによって、人体及び食に関する探究をこれからも継続させていきたい。フローニンゲン:2019/5/13(月)12:52

No.1943: An Affectionate Breeze

I feel that a breeze going through Groningen is full of affection. Groningen, 09:28, Tuesday, 5/14/2019

4360. 本日の写経実践を振り返って:インテグラル理論と食実践

時刻は午後の9時を迎えようとしている。ようやく太陽が沈む準備を始め、西日が書斎に差し込まなくなった。

太陽が完全に沈むのはあと一時間以上先のことであり、太陽には失礼して、私は先に就寝しようと思う。明日の朝、太陽に再び挨拶をすればいい。

夕食を食べてから休憩がてら、作曲上の写経実践を行っていた。参考にしている書籍には、大抵は非常に短い譜例が掲載れているのだが、時に長い譜例が掲載されていることがある。

今日はシューベルトの比較的長い譜例を参考にして、一曲作ってみた。今後は、写経実践と作曲実践を完全に切り離してしまうのではなく、自分に促しをもたらすメロディーやハーモニーを持った譜例と出会えば、それを参考にして短い曲を作っていきたいと思う。

譜例にアレンジを加え、詩のように短い曲を作る。シューベルト以外にも、やはり私に大きな感銘を与えてくれたのはバッハの譜例だった。

どの作曲家も固有の書法を持っており、最近は短い譜例を再現して聴くだけでも、それがどの作曲家が作ったものか、名前を見なくてもわかるようになってきた。そうした中でも、バッハはやはり他の作曲家から一歩抜きん出ており、バッハの曲を聴くと、いつも必ず何かしらの刺激がある。

昨日から、再びバッハの四声のコラールを参考に曲を作り始めたのも、その背後には何か理由がありそうである。明日、バッハのコラールを参考にする際には、短めに作った曲を変奏曲を作るかのように、リズムやメロディーにアレンジを加えて、曲を拡張させる実験を行ってみたい。

それによって曲が冗長になることを避けながら、そうしたアレンジによって曲に面白みが出るようにしたい。リズムやメロディーのみならず、可能であればハーモニーにも工夫をしてみようと思う。

今日は早朝にチアシードを食べたおかげか、日中、身体にエネルギーがみなぎる感じが継続していた。先ほど夕食を食べる前にも、チアシードを水に溶かしたものを半分ほど摂取した。

現在、チアシード、ヘンプ、カカオなど、様々なスーパーフードや種々のオイルを試している。今後それらを継続的に全て摂取しようとするのは馬鹿げており、その時々の自分の身体の状態及び特性に応じて、何を摂取したらいいのかを判断していく。

今はそうした選択肢を増やすために実験をしている段階なのだ。インテグラル理論の概念を活用するのであれば、ステートとタイプの考え方が大切になる。

自分が置かれている環境特性(タイプ)や季節の変化(ステート)によって、身体の状態(ステート)が変化しうる点に着目する必要がある。そのように変化した身体の状態に応じて、どのような種類(タイプ)の食べ物が自分にとってふさわしいのかを判断してく。

そうした判断力を養うために行っているのが、現在の種々の実験である。明日もまた様々な調査をし、実際に自分で試行錯誤をした食べ物を摂取していく。

自分に最適な食実践を確立するまでもう少し時間がかかるだろう。フローニンゲン:2019/5/13(月)21:12

No.1944: Waves of the Sunlight

As time passes, the sunlight reveals various waves.

According to the diverse waves, my internal waves also vary. Groningen, 12:19, Tuesday, 5/14/2019

5月13日(月)に生まれた曲たち

Op.1132 朝のまどろみ

Op.1133 変化する太陽光の味

Op.1134 チアシードの力

Op.1135 夕方のゆっくりな流れ

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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