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3734. 統合的作曲家ベラ・バルトーク


たった今、一日分のコーヒーを入れ始めた。今日は土曜日であるから、辺りは休日の雰囲気を放っている。

時間の流れもいつもより緩やかであり、人々がどのような意識を持ってその日を過ごそうとしているかが、その場の雰囲気や時間感覚を変えてしまうことは面白い。

この世界の様々な場所において、雰囲気や時間感覚が異なるのはそうした理由なのだろう。共有されている集合意識は、場の雰囲気や時間感覚を大きく規定するのだ。

今もまだ、雨がしとしとと降っている。昨日まであれだけ積もっていた雪が、一夜にして完全に溶けてしまうというのは圧巻である。

今朝方の夢について先ほど振り返っていたが、二つの場面で共に、「トイレ」のシンボルが現れていたことは興味深い。また、普段の夢と比べて、やたらと女性の友人が夢の中に登場していたように思う。

夢の中で見た男性は、私が教室の右隅に中腰で座っていた時に左横にいた友人だけだったように思う。あとは全員女子であった。それらのシンボルが示唆することに関しては、ゆっくりと考えを巡らせようと思う。

今日もまた、過去の日記の編集や作曲実践に多くの時間を充てていこうと思う。過去の日記の編集は着実に進んでおり、これまで溜まりに溜まった未編集の日記が徐々になくなっていく様子が見える。

この調子で進めていけば、三月末までには未編集の日記がなくなるかもしれない。毎日少しずつ過去の日記を読み返していこう。

日記の編集と作曲実践に加えて、今日もバルトークに関する書籍を読んでいく。まずは、“Mikrokosmos Complete (2016)”の楽譜に適宜挿入されている、バルトークに関する解説文を読んでいくことにする。

注記も含めて、今日中に全てを改めて一読したい。その後、ここ数日に引き続き、“Bela Bartok: An Analysis of His Music (2000)”を読み進めていく。

昨日から二読目を始めたのだが、再読から得られるものがやはり多く、今日もまた新たな観点を得ることができるだろう。私がバルトークに多大な共感の念を持っているのは、バルトークが自然を愛し、自然に敬意を払っていたからだけではない。

上記の書籍の中でも言及されていたように、バルトークは様々な民族音楽の音楽システムを統合しようと試み、独自の作曲語法を構築したことに多大な感銘を受けた。その試みは、米国の思想家ケン・ウィルバーの試みに似ていると言えなくもない。

私は、既存の様々な叡智を統合しようとした人物に共感の念を持つ傾向があるのかもしれない。

今日も引き続き、作曲実践に有益な観点を獲得していく。来年、ないしは二年後あたりから、音楽理論のジャーナルに掲載されている論文を読み進めていこうと思う。

過去に出版されている論文を全て読むことは、最低限必要なことである。過去の作曲家がどのようなことを試み、作曲上のどのような観点を持っていたのかを理解するためには、そうした学習は不可欠である。フローニンゲン:2019/1/26(土)08:37

No.1613: A Winter Rhythm

I always feel that the rhythm of my body and that of seasons synchronize with each other. Groningen, 21:13, Saturday, 1/26/2019

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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