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3334. 理解を生む原動力

November 5, 2018

気がつけば、今月もあと少しで終わりとなり、新たな月がやってくる。11月に入ると、フローニンゲンはぐっと冷え込むことが予想される。

 

フローニンゲンで生活を始めてから迎える三回目の11月なのだから、これからどのような気候になるのかは把握しているつもりだ。時刻は午前七時に近づきつつあり、今もまだ小雨が降っているような状況だ。

 

今日はこれから、早朝の作曲実践をした後に、シュタイナーの音楽理論に関する書籍と、シュタイナーの色彩理論に関する書籍を読み進めていく。それらの書籍の再読を終えたら、ルーミーの詩集を眺め、関心を引く詩に焦点を当ててそれを読んでいく。

 

午後からは、美学に関する“Inquiries into the Fundamentals of Aesthetics (1974)”という書籍の初読を行う。昨日読み進めていた美学に関する書籍と同様に、本書も随分と中身が濃い様子なので、自分の関心を引く箇所に絞って読み進めていく。

 

要は、読みたいと強く思う箇所だけ読むということだ。この方法は実はとても理にかなっているのではないかと最近思う。

 

人は読みたくないものを読むことはできない。これは当たり前のことだと思われるかもしれないが、多くの人は無意識的に書籍の最初から最後までを一字一句辿っていこうとする。

 

その書籍の内容が全て自分の関心に合致し、読みたいテーマであれば問題ないのだが、一般的にそのような書籍と出会えるのは稀である。それにもかかわらず、多くの人は自分にとって重要なテーマが何かを忘れ、自分の関心の焦点が定まらない中で、書籍を最初から最後まで読もうとする。

 

そうした意思は尊重するが、結局最後まで読み通すことができず、最初の数ページ、あるいは最初の数章で書籍から離れてしまうことが多いのではないかと思う。

 

私は古書を購入することを好んでおり、それは他の人がどのように書籍を読んでいるのかがわかる時があるからだ。書籍の書き込みなどを見ていると、他者がどのような考えを持ってその書籍を読んでいたのかがわかる時があり、自分とは異なる視点を持って読んでいることに気づくことがあり、それは自分の視点を広げる役割りを果たしている。

 

一方で以前から気になっていたのは、書き込みをするような能動的な意思を持つ人たちですら、どうも書籍の最後まで読み通すことができていないようなのだ。上記で述べたように、最初から最後まで一言一句読んでいくことは賢明ではないのだが、どのような内容が本書の中に書かれており、本書の全体観を掴むために最初から最後まで目を通すことは大事である。

 

察するに、多くの人は書籍の前半で挫折をし、どうも後半の内容に一切目を通さないまま書物を閉じてしまっているのではないだろうか。これはその書物の価値を減じてしまっているような事態だと思う。

 

今その瞬間に全てを理解する必要は全くなく、その書籍に何が書かれているのかの全体像を把握し、自分の関心に合致する箇所だけを読んでいくことが、結果的には一番実りのある読書のように思える。読みたいと思わせてくれない箇所をいくら読もうとしても、結局その内容が頭に入ってくることはあまりなく、理解が進まない。

 

理解を生む原動力は、兎にも角にも「理解したい」という気持ちなのだから、そうした気持ちがないまま書籍を漠然と読んでいては、結局何も身につかないだろう。そうした考えに基づき、自分が理解を深めたいテーマに絞り、今日も複数の書籍を横断しながらその理解を深めていく。フローニンゲン:2018/10/30(火)07:04

 

No.1369: The Autumn Geometrical World

 

Since I went running before lunch today, my body and mind became quite refreshed. 

 

I suppose that it becomes easier for me to perceive unique geometrical patters in autumn. Groningen, 15:50, Thursday, 11/1/2018

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