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2994. 絶え間ない発達を支えるフィードバックループ


一日の始まりに、今日の活動について書き留めておきたい。毎日思うが、早朝に一日の活動を整理してそれを文章にすることは、その日一日の密度を濃くしてくれる。

取り組む事柄が何かわかっているために、自分で決めた計画に沿って淡々とその活動に従事することができる。今日はまず、バッハの二声のコラールではなく、テレマンに範を求めて一曲ほど作りたいと思う。

当然ながら早朝の作曲実践の前には、準備運動のような意味合いも含めて、過去に作った曲を二つほど編集していく。それらの曲を繰り返し聴き、そこから喚起されるものをデッサンしていくといういつもの実践を行う。

内的感覚を音楽として表現するのみならず、絵として表現することによって、随分と新たな発見があるものである。自己の新たな側面を発見していくのみならず、没頭して絵を描いていると、内側が浄化されていくような感覚があるから不思議だ。

まさにこれは絵画制作に伴う精神の治癒が起こっているのではないかと思う。自分が使う色や描く形に注目をしていくと、後々に思わぬ気づきが得られる。

作曲でも絵でもそうだが、そうした創造物を形として残しておくと、それを後々に見返したときに、必ず何かしらのフィードバックが自発的にもたらされる。自分が生み出したものから自己がフィードバックを受け、そこからまた新しい生成運動が始まる。

発達という現象がそもそも自己を新たに刷新していくことであるならば、やはり自分の内側のものを外側に形として残し、そこからフィードバックを得ていくというのは非常に意味があることだと思う。端的には、自己の創造物が自己の発達を促しているのである。

一度形として生み出されたものが自己にフィードバックをし、自己は新たな創造物を生み出していく。そして再びその創造物が自己にフィードバックをして新たな創造を促していく。

このように、無限に続くフィードバックのループを見ることができる。こうしたループがまさに一生涯にわたる発達を支えているのだと思う。

テレマンの曲を参考にして作曲実践を終えたら、GRE試験に向けた学習をしていく。昨日に単語集の七周目を始め、それが随分とはかどったこともあり、今日確認するべき単語の数は多くない。

今日はそれらの残りの単語を確認することを行う。また、今日は午前中に、数学セクションの模擬試験の問題を1セットほど解いておきたいと思う。

数学のセクションについては以前から懸念はなかったが、試験に向けてさらに形式慣れをしておこうと考えており、今のところとても良い調子で学習が進んでいる。夕食後にはライティングセクションの対策を行う。

今日の午後に行う大事なこととしては、今年一年間オランダに滞在するための申請書を作成することが挙げられる。PDFの申請書類に必要な事柄を記入していき、可能であれば今日中にオランダ政府に申請書をインターネットを通じて提出したいと思う。

申請書の分量は多いが、記載する箇所はそれほど多くない。一つ一つの項目に誤りがないように、慎重に確認しながら書類を作成したいと思う。

申請が却下されることは基本的にないと市役所で説明を受けたため、本日無事に書類を提出すれば、今年一年間またオランダで滞在できることになるだろう。オランダでの三年目の生活もとても充実したものになると確信している。フローニンゲン:2018/8/17(金)07:17  

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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