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2979. ドルナッハへの訪問計画と神智学・人智学の探究


雨が止み、辺りはまた穏やかな世界となった。時刻は午後の八時に近づき、今日も残すところわずかとなった。

先ほど日記に書き留めていたように、改めて、スイスのドルナッハについて思いを馳せていた。実際にその町についてあれこれ調べていると、人口はわずか六千人ほどらしく、非常に小さな町だということがわかった。

また、スイスの他の地域と同様に、ドルナッハも豊かな自然に囲まれている。二年前にピアジェの生誕の土地であるスイスのニューシャテルを訪れたが、ニューシャテルとドルナッハは非常に近いことが地図上からわかった。

二年前はピアジェにゆかりのあるニューシャテルを訪れ、来年はシュタイナーにゆかりのあるドルナッハを是非とも訪れたいと思う。時期としては来年の初夏にちょうどスイスの主要都市を巡る計画を立てており、その時に合わせてドルナッハを訪れるか、来年の春あたりにアウシュヴィッツを訪れる際にドルナッハに訪れるのも良いだろう。

ドルナッハという町に自分が強く惹きつけられているのは何故なのだろうか。一体何がこうもこの町に自分を惹きつけているのか。その答えなど考えてみてもわかないので実際にその場所に行ってみるのが一番良いだろう。

ある土地には魂が宿っており、それは別の魂を引き寄せる。そのようなことがこの世界には本当にあるようだ。

ドルナッハは果たして自分にとっての魂の町なのだろうか。それを確認するためにも必ず現地を訪れる必要がある。この町に足を運ぶのは自分の人生に課せられた一つの超越的な義務のように思える。

ドルナッハの町にある精神科学自由大学のプログラムについてさらに調べていると、改めてシュタイナーの根幹的な思想について学ぶためにあれこれ書籍を読んでみようと思った。すでに何冊かシュタイナーが執筆した書籍を読んできたが、それ以外の書籍を可能な限り全部読んでみようと思う。

当然それを今すぐに行うのではなく、長い時間をかけてゆっくりと探究を進めていくことにする。以前、フローニンゲンの町の古書店でシュタイナーの書籍を何冊か購入したのだが、この古書店にはまだその他にもシュタイナーの書籍が置かれていた。

ドイツ語だけではなく、英語の書籍も充実しており、近々古書店を訪れて、未購入の書籍を購入したい。その際にはもしかすると、店主のテオさんから「以前購入した大量の書籍をもう読んだのか?」と笑みを交えて言われるかもしれない。

既存の書籍、および新たに購入する書籍を通じて、シュタイナーの思想、および人智学そのものについて理解を深めていく。その前に、以前に購入したブラヴァツキーの“The Secret Doctrine: The Synthesis of Science, Religion, and Philosophy (2014)”をまずは読み進めることにする。

先日、この1600ページにもわたる大著をパラパラと眺めていると、随所に興味深い記述があり、その場で下線を引いたり、書き込みをしていた。ブラヴァツキーはおそらく、「モーツァルト体験」とでも呼べるような、叡智界から叡智を降ろしてくる形でこの書籍を執筆したに違いない。

本書には常軌を逸するような異常な力が滲み出ている。当然ながら、本書の記述には細かな部分に関する誤りが幾つかあるだろうが、重要なのはその書籍が体現している全体としての叡智が何なのかを見極めることにあるだろう。

少しずつ、神智学および人智学についての探究を進めていこう。フローニンゲン:2018/8/13(月)20:05 

No.1227: The Inner Oriental and Occidental World

I’ve lived in Europe for three years. Including four years to live in the US, I’ve lead my life in the Western world for seven years.

Interestingly enough, the longer I live outside Japan, the closer I feel it to be, which indicates that I’m integrating my inner oriental and occidental world. Groningen, 08:33, Sunday, 9/16/2018

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