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2912. 八月末の北欧旅行について


時刻は午後の八時に近づきつつある。午前中の雲は随分と晴れ、今は夕日がフローニンゲンの街に降り注いでいる。

今日は最高気温が30度に達したため、この時間帯にもまだその暑さが少々残っている。明日からは気温が下がっていくため、今日よりも過ごしやすくなっていくだろう。

作曲に関しては今日も昨日に引き続き、バッハとドビュッシーに範を求めて曲を作った。ドビュッシーの曲については、彼が作品に込めた意味や意図などを十分に掴めておらず、ここに新たな課題があると気づいた。

バッハの曲を参考にした後にドビュッシーの曲に移ると、解析の手が止まり、解釈が難しい箇所が随所にある。今後はそれらの意味と意図を丁寧に紐解いていくことができればと思う。そうした新たな課題意識を持ちながら、これから再びバッハに範を求めて曲を作る。

早朝に二声のコラールを参考にしたため、今からは四声のコラールを参考にしようと思う。短い曲を膨大に作り、それを一つの巨大な作品にしていくこと。それを常に念頭に置いて作曲に取り組む。

そうした意識は作曲のみならず、自分が作った曲に喚起された感覚をデッサンした際の絵にも表れている。ここ最近、デッサンをする際に以前に描いた絵と連続するような形を取り出した。

確かに一つ一つの絵は独立しているのが、それらが有機的なつながりを持ち始めていることに気づく。こうしたことが曲の中にも流れ込んでくることになるだろう。

一昨日にオッテローからフローニンゲンに戻ってきたばかりだが、そろそろ八月末の北欧旅行について計画を詰めていく必要がある。今回はフィンランドのヘルシンキだけを訪れる計画だったが、やはりせっかくなのでスウェーデンにも足を運びたいと思う。

スウェーデンではストックホルムがどのような街なのかを一度この目で確かめておきたいと思っていたため、ストックホテルムを滞在先とする。フィンランドにせよ、スウェーデンにせよ、首都以外にも——むしろ首都以外の方が——魅力的な街があるであろうから、またいつかそれらの街を訪れたい。

ヘルシンキとストックホルムの各都市に四泊ずつすれば十分に見たいものを見れそうである。ヘルシンキについてはすでに美術館や博物館を調べ、どこに行くかの目星が以前から立っていた。

ストックホルムについて簡単に調べてみると、ノーベル博物館、ストックホルム市立図書館、スウェーデン国立歴史博物館、ストックホルム近代美術館、ストックホルム音楽博物館には足を運びたいと思う。先日までのデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園での滞在とは異なり、今回は都市に訪れるため、どうしても見物先が美術館や博物館がメインとなる。

だがそれでも北欧の自然に浸るような時間を大切にしたいと思う。上記の美術館や博物館を訪れるのは今から楽しみだが、ストックホルム市立図書館の作りが極めて美しいようなので、先日にロンドンの大英図書館を訪れた時のように、旅の合間にストックホルム市立図書館でもゆっくりとした時間を過ごすようにしたい。

そこで日記を執筆したり、作曲を行ったりする。それは旅先での楽しみの一つでもある。

フローニンゲンからストックホルムやヘルシンキへ列車で向かうのは難しそうなので、今回はアムステルダム空港からどちらかの都市の空港に向かう。いまはまだストックホルムに先に行くべきか、ヘルシンキに先に行くべきかを決めていない。

飛行機の予約状況や価格などを考慮して、近日中に旅程を決定したいと思う。偶然にも昨年の八月にも北欧に旅行に出かけ、今年の八月も北欧に行く。北欧は自分を呼ぶ何かがあるのかもしれない。フローニンゲン:2018/7/30(月)20:11

No.1182: Beginning of Autumn

The beginning of autumn implicitly indicates the start of a new chapter in my life.

I was absorbed in thought that I was born in this season. Groningen, 08:41, Tuesday, 9/4/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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