top of page

2904.【オランダ国内小旅行記】芸術性と霊性を開拓する道の探究


ホテルをチェックアウトするまで時間のゆとりがあるため、作曲や過去の日記の編集を進めたいと思う。とにかく旅にはゆとりが大切だ。旅先では慌ただしく動いてはならない。

今回の旅のように自然の中にいる時はなおさらだ。今日もホテルの朝食を楽しみにしている。

今日は昨日よりも一時間遅く、九時半に朝食を食べたいと思う。ホテルのチェックアウトを11時前にする予定であるから、朝食もゆっくりと食べることができる。もしかしたら朝食時にはすでに雨が降り始めているかもしれず、今日は屋内で朝食を食べようと思う。

今、オッテロー村上空の天気は幾分複雑だ。太陽の光が地上に差し込んでいるのだが、空には多数の雲があり、その雲の幾つかは雨雲のように色が濃いい。

これはもうしばらくすると本当に雷雨が降ってきそうだ。雨のオッテローもきっと風情があるに違いない。幸いにしてバス停はホテルから近いため、持参した折り畳み傘を携帯し、バスがやってくる少し前にバス停に到着しようと思う。

昨日にクレラー・ミュラー美術館を訪れた際に、また新たな関心が生まれた。それは非常に具体的な関心であり、美術館の中で提供される芸術教育に関するものである。

たいていどこの美術館でも子供向けと成人向けの芸術教育プログラムが提供されている。これは絵画の解説が主だが、それはどのような思想のもとに、またどのような教育理論のもとになされているのかに強い関心を持った。

美術館というのは私たちに非日常意識をもたらすものであり、そこでの教育効果を最大限活用することができれば、私たちの芸術性と霊性の双方を涵養できるのではないかと思うに至った。

これについてはどのように探究していけばいいだろうか。実際に自分でもそうしたプログラムを受講するということが一つ考えられる。しかし、おそらくそれは一人で受けられるようなものではなく、たいていはある程度の人数のグループで受けるようなものだろう。

改めて、二年前に在籍していた「創造性とタレントディベロップメント」のプログラムでお世話になっていたルート・ハータイ教授にコンタクトを取り、美術館とのコネクションがないかを尋ねてみたい。

仮にフローニンゲン大学がどこかの美術館と提携していれば、インタビューなどを兼ねて、美術館が提供している芸術教育プログラムについて色々と話を聞いてみたいと思う。

美術館で提供されるものはどれも絵画を中心としたものであり、それに加えて音楽に関する一般市民向けの教育プログラムも何かないかを探したい。音楽院で提供されているのはおそらく音楽経験のある玄人向けや音楽を専攻する学生向けのものが多いだろうが、一般市民に開放されたプログラムがないかを探してみたい。

また、ピアノの演奏を含めた、音楽教室と呼ばれるものが、どのような教育思想に立脚し、どのような教育理論を活用しているのかについても調査をしてみたいと思う。絵画と音楽。それらはもう私の人生に不可欠のものとなった。

絵画と音楽を媒介にした芸術教育と霊性教育について、これからゆっくりと探究を深めていく。ここに私たちの眠った芸術性と霊性を開花させる何かがあるに違いないと感じている。

欧州での三年目の生活ではそれが何かを探り当て、現代人の芸術性と霊性を開拓する道を明らかにしていきたい。オッテロー:2018/7/28(土)07:28 

No.1174: A Summer Night in Helsinki

The fourth day to stay in Helsinki is approaching the end.

The sun almost sets. Tomorrow is the last day to enjoy this city. Helsinki, 20:45, Saturday, 9/1/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page