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2861. モネの生涯から


今朝はここ数日間と異なり、起床直後の空は雲に覆われていた。朝日が差し込んでおらず、幾分薄暗い印象を私に与えた。

今日は六時前に起床し、六時を少し回ったあたりから一日の活動を開始させた。つい先ほど毎朝の習慣のヨガを行い、一日分のお茶を入れた。

昨日はついつい目の前の取り組みに集中するあまり、夕方のヨガの実践を怠ってしまっていた。今日はそのようなことがないようにしたい。

身体を整えることは何より重要であり、それが心を整えることにつながる。一日の活動の際は絶えず呼吸をゆっくりとしたものにすることを意識したいと思う。

普段の私の呼吸の速度は十分にゆったりとしたものだが、さらに緩やかに呼吸をすることも可能だろう。その余地がいかほどかを観察し、さらにゆったりとした呼吸の実現に向けた意識付けを行っていく。

今日は空が雲に覆われているからか、昨日よりも涼しく感じられる。今日の最高気温は24度とのことである。来週の頭は少しばかり気温が上がるようだ。

来週末は昨年の秋に訪れたオッテロー村を再度訪れる。その村のデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園の近くのホテルに宿泊し、クレラー・ミュラー美術館を再度訪れる。今回はとりわけオディロン・ルドンの特別企画を楽しみにしている。来週末も天気が恵まれることを願う。

昨夜から、ロンドンのナショナル・ギャラリーで購入したモネのドキュメンタリーDVDを視聴し始めた。これは大変素晴らしい作品だ。

モネの美しい作品とゆかりの地に関する動画の節々にナレーターがモネの手紙を一人称形式で時折読み上げていく。モネの生涯を作品と共に辿り、彼の芸術家としての発達過程を理解する上で貴重な資料だと思う。

昨日は半分ほど視聴したので、今日は残りを見たいと思う。今日は時間を見つけてモネの画集を眺めたい。

一昨日は時間を見つけてルドンの画集を読み終えた。来週末に足を運ぶ予定の特別企画の予習ではないが、ルドンの絵画世界と芸術思想をより深く理解したいという思いから画集を手に取った。

画集を眺めることは、日記の執筆や読書、そして作曲実践とはまた違う形で自己を深めてくれる。それらとは違った形で人生を深めてくれるのが絵画芸術の良さだ。

昨日のドキュメンタリーを見ていると、モネは非常に生活に苦労をしていた画家だったのだということがわかった。当時の画家——あるいは現代の画家の多くもかもしれない——は、絵画作品を制作することを通じて生計を立てていくことが非常に困難であったことがわかる。

あのモネをもってしても生活は非常に困窮していた。40代を迎えるまでは経済的な基盤は非常に脆弱だったのではないかと思う。そうした状況の中で絶えず絵を描き続けたモネの姿はゴッホのそれを思わせる。

現代は経済的には豊かになりつつあるが、それがゆえに彼らのような芸術家が排出されにくい社会状況があるように思えてくる。自己や家族の生命を脅かすほどの困窮は必要ないのかもしれないが、苦境というのはやはり人間を深めていくために必要な要素なのではないかと再度考えさせられた。今夜もまたモネのドキュメンタリーを見て考えを深めていきたい。フローニンゲン:2018/7/19(木)06:34

No.1142: Let’s Lead a Slow Life

I’ll go on a 10 day trip to Northern Europe from the day after tomorrow.

I’ll visit Sweden and Finland. I always think that I want to lead a slow and meaningful life. Groningen, 18:21, Thursday, 8/23/2018

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