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2828. 浜風吹き抜けるフローニンゲン:論文の加筆修正の終了


時刻は午後の七時を過ぎた。ちょうど先ほど夕食を摂り終え、今日の振り返りを今から少しばかりしようと思う。

今日の午後は本当に天気が素晴らしく、外に出かけるにはうってつけの気候だった。実際に私は街の中心部の銀行に行って用事を済ませ、その足で行きつけのチーズ屋に立ち寄った。

チーズ屋の店主の女性が「今日は本当に素晴らしい天気ね」と思わず口ずさんだように、今日は初夏の素晴らしい一日を体感することができた。街の中心部を歩いている時、確かに太陽の光は幾分強かったのだが、浜風のような涼しい風が街を吹き抜けていくのを感じた。その風はとても柔らかく、それでいてほのかな冷たさを持っていた。

今日は昼食前、そして街の中心部から自宅に戻ってきて以降、論文の加筆修正を行っていた。無事に本日を持ってそれが完成した。

二人の論文審査官から最後に指摘された幾つかの箇所を時間をかけて修正し、それが無事に終わったことをとても嬉しく思っている。実際のところ、日曜日の夜に最終版を提出するまでにもう少しやるべきことが残っているが、もうあれこれと考えながら文章を追加する必要はない。

むしろここから求められるのは、字数制限を超えてしまった論文の文章を減らしていく作業である。明日の夕方に誤字脱字を確認しながら余分な文章を削っていく。

論文アドバイザーのミヒャエル・ツショル教授から以前に削除を勧められた箇所について私なりの理由からそれを削除することをこれまでしていなかったのだが、それを削除することを検討しようと思う。

その他にも、幾つかツショル教授から削除を勧められた箇所があったように思うので、以前送っていただいたコメント入りのワードファイルを再度開きながら明日の修正を行っていきたい。また、論文の中で幾つか不要な繰り返しを行っている箇所があるので、それらについても削除をしていこうと思う。

現在時点においてトータルで365文字ほど削除する必要がある。日本語の感覚であれば1200-1500字ほどの削除だろうか。

字数を規定以内に収めることができたら、次に取り掛かるのは引用文献リストの最終確認である。とても細かいがもう一度アルファベット順になっているかどうかを確認し、さらには文章を削除することに伴って引用していない論文が含まれていないかもチェックする必要がある。

その他に行うこととしては、本文中の図表のタイトルについてもう一度見直しておきたい。タイトルがきちんと図表が指し示すものに対応しているかを確認する。

明日この作業を行えば、本当に論文が完成したと言える。ツショル教授が自分でも誤字脱字の確認をしたいと述べていたので、二人の審査官に送る前にツショル教授に最終版のものをワードで送ることにする。

これでようやくフローニンゲン大学での二年目のプログラムを終えたと言うことができる。論文を提出し、あとはその評価を待つのみである。フローニンゲン:2018/7/12(木)19:34

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