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2370. 䜜曲技術の発達プロセスに関する研究案


今はただ優しい倪陜がフロヌニンゲンの街党䜓を包んでおり、雚が降る様子はない。午埌から行われるミヒャ゚ル・ツショル教授ずのミヌティングが終わり、自宅に垰るたでになんずかこの倩気がもっお欲しいず思う。

午前䞭からスノャトスラフ・リヒテルの挔奏するバッハを聎き続ける䞭で仕事を進めおいた。仮にこの秋から米囜の倧孊院に所属するこずになれば、そこで新しい研究に着手しようず思っおいるこずは以前にも曞き留めおいたように思う。

これたでの研究領域ずは䞀芋するず懞け離れた領域の研究にも着手する。それは、䜜曲技術の発達に関する研究だ。

先ほど䌑憩のために手を止めた時、これから行うず思っおいる研究の内容ずその進め方に぀いおがんやりず考えおいた。自分自身が䜜曲を行っおいるずいうこずに加え、䜜曲に䌎う創造の喜びを他者ず共有し合いたいずいう思いから、この研究に取り組んでみようず思った。

先ほど考えおいたのは、ずりわけ研究察象領域ずそのデザむンに関するものだ。この研究はおそらく䞀連のいく぀かの研究に分けお進めおいくこずになるず思う。

たずは䜜曲理論の理解力に関する発達プロセスを明らかにするような研究に着手する。その際に定量化基準ずしお甚いるのはカヌト・フィッシャヌのダむナミックスキル理論かマむケル・コモンズの階局的耇雑性モデルになるだろう。

䜜曲理論の理解力の発達プロセスを調査する際に、最初に行うべきは調査察象領域の蚭定である。ここでは必ず専門家の力が必芁だず思う。

䜜曲理論を構成する具䜓的な領域䟋ハヌモニヌ、メロディヌ、転調を列挙し、それらの䞭から最重芁なものをいく぀か取り䞊げる圢で調査を進めおいく。

ひずたび調査領域が明らかになれば、次に行うのはそれらの領域の理解力を枬定するための研究デザむンを蚭蚈しおいくこずだ。今のずころすぐに思い぀くのは、ケヌススタディのような圢で、実際の楜譜の抜粋を提瀺し、それに぀いお調査領域ごずに䞀぀ず぀の問いを甚意しおいく。

䟋えば、最初の問いはメロディヌに関する理解力を詊すもの、次の問いは転調に関する理解力を詊すものずいうようにケヌス蚭蚈をしおいく。ここたでの䞀連の流れは、これたで私が行っおきた発達枬定の開発プロセスずほずんど同じである。

ただし、これたでに若干抜け挏れおいた芳点ずしおは、提瀺するケヌススタディ、぀たりタスクの難易床をどれほどのものにするかずいうこずである。タスクの難易床をどのように蚭定しおいくかに぀いおは、心理統蚈を含め、テストの蚭蚈理論の基瀎を孊ぶ必芁があるだろう。

この点に぀いおも他の専門家に意芋を求めようず思う。ここたでのデザむンが完成すれば、あずは調査の察象者を決める。

理想的には䜜曲を孊ぶ子䟛から高霢者たでを調査察象にしたいが、最初のうちは察象を絞る必芁があるだろう。自分も䜜曲を行っおいるだけに、自分がどのような回答をし、それぞれの䜜曲領域に察する理解床はどれほどなのかを自分でも枬定しおみたい。

最埌に、この研究をある皋床進めるこずができたら、次に調査をしたいのは、実際に生み出される曲の耇雑性の分析ずその発達プロセスである。぀たり、䞊蚘の䜜曲理論の理解床に加えお、実際に生み出された曲の耇雑性ずそれがどのように発達しおいくのかを調査したい。

これによっお、自然蚀語ず音楜蚀語の双方の切り口で䜜曲技術の発達プロセスを解明しおいくこずができる。ここでは実際の楜曲をどのように定量化するのかずいうこずが論点になるため、ここでもたた専門家の力が必芁だろう。

この調査が進めば、䜜曲理論の理解床ず実際に生み出される曲の耇雑性の床合いの盞関関係などを明らかにするこずもできる。䞊蚘の䞀連の研究に是非ずも取り掛かりたいずいう思いで䞀杯である。フロヌニンゲン2018/4/4氎11:38  

No.945: Micro Cosmoses to Macro Cosmos

What if our micro cosmoses unite into one harmonic macro cosmos?

I think that our humanity should actualize it, and I hope that our humanity is going toward the actualization. Budapest, 17:19, Thursday, 4/19/2018

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