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1990. 地球の外から

ふとした拍子に私は書斎のカーテンを閉めた。外の世界から遮断され、どこか別の世界の中に入り込んでいきたいかのような気持ちがそうさせたのかもしれない。

私は普段カーテンなど閉めない。朝も昼も夜も、外の世界が見えていないと落ち着かないのだ。

それはどこか、自分の内側にある、この世と絶えず繋がっていたいという切実な思いの現れなのかもしれない。だが今は、書斎のカーテンを閉めている。

閉めて開くものがあるのであれば、私は喜んでそれを閉めたいと思う。しかし、何も開かないのであれば、なぜそれを閉める必要があるのだろうか。 オランダに戻ってきてから丸二日が経った。私の意識はまた元のように、通常と言う名の異常な通常意識に戻った。

通常なものは異常であり、異常なものは通常である。いや、より正確には、通常なものが異常なものに変転した瞬間に立ち現れるものこそ通常なものだと言えるだろう。

さらに正確には、通常なものも異常なものも、そもそもそんなものは存在しないのではないだろうか。

日本に一時帰国する前後の生活で経験されていた意識は、やはり日本に帰国していた時のものと異なっている。私はそれらのどちらをも変性意識だと認識していた。

その認識は、それはそれで間違いではないのだろうが、今の私には、もはやそれらの両方が通常な意識状態であると思える。いや、上記で述べたように、それらは変性意識状態でも、通常な意識状態でもなく、ただ意識あるのみ、と言ったような状態だと言える。

とにかくまた、捉えどころのない生が始まった。それは掴もうとすればするほどに、自分の手からこぼれ落ちていく。 今の自分の意識状態について考えていると、ふと夕方に、自分の意識が地球を飛び出したことを思い出した。笑い話でも冗談でもなく、私の意識は地球を飛び出したのである。

地球の外に意識が飛び出してみると、丸い球体の地球が手のひらに乗っているかのように見えた。私はそこで奇妙な絵図を見た。

それは、遥か昔の地球から現在にかけての地球の姿だった。より具体的には、人間の文明の変化の歴史を地球の外から一瞬にして把握している自分がいたのである。

この星にこのような文明が生まれたことを不思議に思う。さらに不思議なのは、この小さな星の上に、時間の経過と共に変化してく文明の姿である。

どう考えても不思議ではないだろうか。なぜ地球上に文明が生まれ、それが変化していくのだろうか。

物理的に丸い地球を外から眺めていると、物理的ではない主観的かつ間主観的な文明がこの星で誕生し、それが時代の経過と共に変化してくことの神秘を見る。

過去数千年に及ぶ人類の歴史が一粒の瞬間であるかのように知覚された。気がつくと私はまた、地球の外から地球の中にいた。私は自分の内側に再び戻ってきていたのである。

「そろそろカーテンを開けようか」という声が内側から聞こえる。外はもう随分と寒そうだ。フローニンゲン:2018/1/9(火)19:20

No.625: Time and Space in Music

While composing music yesterday, I noticed that different chords have distinct dimensions of time and space.

More specifically, a close and open position have non-identical time and space.

The density of sounds might determine the dimension of time and space.

This finding occurred to me in a sudden.

Whenever I compose music, I always discover a hidden aspect of music.

Today will be also such a day with a new discovery. Groningen, 07:30, Wednesday, 1/10/2018

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