今日も一日があっという間に過ぎ去って行ったという感覚がある。気づけばもう夕食の時間に近づいている。
学術研究と作曲実践の双方にバランス良く従事していると時間が経つのが本当に早い。時間が光のように進んでいく中にあって、その時間の中にいる間はずっと、時間の濃い密度に包まれている。
ある特定の対象に没入することは、時間の中に没入することを意味し、時間の密度に梱包されるという感覚を伴う。そんなことを思わせてくれる一日だった。
やはり今日の体験が示唆しているように、学術研究と作曲実践を交互に繰り返す中で、片方の探究に没入する時間が必ず訪れ、その没入が覚めた後にまた別の実践に移行するのが最適なように思う。
没入から覚めた後にもその実践に従事しようとすると、没入時に現れる研ぎ澄まされた集中力を発揮することができず、極度に実践効率が低下する。こうしたことからも、一つの実践が没入状態に入った際には、その探究をそのまま走らせ、そこから覚めた時に次の実践に移るのが自分にとっては良いようだ。 一昨日、作曲用に注文していたMIDIキーボードが早々とドイツより届けられた。キーボードが届いた時、まるでクリスマスプレゼントを受け取った子どのように心が高鳴った。
早速、商品を開け、キーボードに触れて音を鳴らしてみると、何とも言えない喜びと恍惚感があった。一昨日は、もうその感覚に包まれているだけで幸福であり、長時間にわたってキーボードから音を出していた。
これまで作曲する際には、PCから一つ一つの音符を譜面に置いていくようなことをしており、これだと作業効率が極めて遅かった。そうしたこともあってMIDIキーボードを購入し、実際にキーボードを用いながら譜面に音符を置いていくと、実に快適に作曲を進められることを実感した。
このキーボードのおかげで、音楽理論のMOOCを受講する際にも、実際に手を動かしながら理論を学ぶことができ、学習の質が大きく向上していることを実感する。音楽理論を紙と鉛筆だけで学んでいてはダメであり、やはりキーボードで実際に自分の手を動かして音を生み出しながら学んでいくことが何より重要だということを感じる。
手を動かしながら身体を通じて学習を深めていくことが極めて大切なのだ。これは音楽理論を学ぶ際だけではなく、他の学習にも当然当てはまることなのだが、私たちはこのことを忘れがちである。
概念や理論は身体を通じて掴み、そして咀嚼していくことが大事だということをもう一度思い出しておきたい。 明日からいよいよフローニンゲン大学での二年目のプログラムが開始する。明日はプログラムコーディネーターのマイラ・マスカレノ教授と午後からミーティングがあり、その直後に、学習アドバイザーのコビー・エヴァース教授とミーティングがある。
二つのミーティングを通じて、二年目にどのようなコースを履修しながら研究を進めていくのかを話し合うことになる。九月からの最初の学期では、三つのコースを履修することをすでに計画している。
昨年はこの時期には一つのコースしか履修していなかったため、ある意味自分の関心領域の枠組みから出ることなく、自らの既存の関心に沿った探究を行っていた。今学期は、ある意味自分の関心の枠組みから少し離れる形で探究を進めていく意図もあり、一つの学期でこなせるであろう最大数のコースを履修することにした。
今学期が終わる11月の半ばまでは、基本的に三つのコースで取り上げる専門書と論文だけを繰り返し読むようにしたいと思う。もちろん、週末にはコースと関係のない専門書や論文を自然と読むことになると思うが、少なくとも平日に関してはそれらのコースで取り上げられる文献を深く理解していく試みに従事したい。
というのも、最初の学期に履修する三つのコースは、実証的教育学の理論的かつ方法論的な基盤をなすものであるため、集中的に何度も文献を繰り返し読み込んでいきたいと思う。コースで扱われるテキストと論文を繰り返し読む以外の時間は、引き続き作曲実践に充てたいと思う。2017/9/3(日)
No.150: Research Internship at RUG I had a meeting in the morning for my research internship. I have planed to work for the MOOCs team of University of Groningen.
Last year, I already had two meetings with the director. Now, it is time to elaborate my ideas of what I want to do through this internship opportunity.
Of course, my main focus is to analyze and evaluate the contents of MOOCs, but I want to extend my work. For instance, because I am curious about how to create contents of a MOOC, it would be a precious opportunity to attend a meeting in the MOOCs team for the discussion of course contents.
I wish to hone my research skills and to cultivate my understandings of MOOCs in a comprehensive way. Wednesday, 9/6/2017