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1282. 夏期休暇のとある日曜日

July 16, 2017

今日は空が素晴らしく晴れ渡る一日だった。午前中の仕事を済ませた私は、昼食前に近くのサイクリングロードにランニングに出かけた。

 

今日は日曜日ということもあって、平日よりもランニングをする人が多く見かけられた。七月も中旬に差し掛かりつつあるが、気温も涼しく、今日のような天気であれば、多くの人が外に出て体を動かそうとするのも無理はないと思った。

 

ランニングの最中、広大な青空を優雅に旋回するたくさんのカモメの姿を目撃した。カモメを見ている私はその場からいなくなり、まるで自分がそのカモメになったかのような気持ちになっていた。

 

晴れ渡る大空を優雅に飛び回ることは、これほどまでに心地の良いことだということに気づいた。大空を優しく流れる風に乗り、私はいつまでも飛び続けていられるような気持ちに包まれていた。

 

人間の脳や意識は、このように私たちを人間以外のものに変化させる機能を持っているようだ。サイクリングロードの脇にある運河の表面は、穏やかな太陽を静かに反射していた。

 

自宅を出発してから自宅に戻るまでの全ての時間が、とても清々しく充実したものとして知覚されていた。

昼食を済ませた私は、午前中に取り掛かっていた書籍について少しばかり振り返っていた。フローニンゲン大学で過ごす九月からの二年目の探究生活において、改めてダイナミックシステムアプローチを用いた研究をさらに本格的に進めたいと思った。

 

自分が関心を持ついくつかの学習理論や発達理論を対象に、それらを数式モデルに変換し、コンピューターシミレーションを活用して、これまで得られなかった発見事項を得るような研究をしたい。

 

時間の変化に応じて、変数間の与える影響が動的に変化するモデルを選び、それらにダイナミックシステムアプローチを活用する研究は、もしかすると今後の自分の博士論文につながるかもしれないと思った。それぐらいに、九月から取り掛かろうとしていることは大きなテーマであり、短い期間で成し遂げられるような事柄ではない。

 

ダイナミックシステムアプローチを活用した研究に本格的に着手するまでに、七月の終わりから八月の初旬にかけて、ポール・ヴァン・ギアートの書籍と論文を改めてゆっくりと読み返したいと思う。ヴァン・ギアートが発達科学の世界に残した仕事は、カート・フィッシャーのそれに匹敵するぐらいに重要であり、彼の仕事をさらに前に進めるような取り組みに着手したい。

 

午後からは、ヴァン・ギアートの論文が掲載されている“Cognitive Developmental Change (2004)”の続きを読む。夏期休暇に入り、毎日少なくとも一冊の専門書を読み進めることができているため、探究の進捗度合いは順調といえば順調だ。

 

自らの仕事をなすための土台をとにかく構築するために、この夏の時間が存在し、これからの数年間が存在するのだと思う。2017/7/9

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