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774. 嵐と静けさ

March 19, 2017

早朝から雨に見舞われ、台風のような風が吹きすさぶ一日だった。今日は「創造性と組織のイノベーション」というクラスに参加するために、社会科学キャンパスへ行く必要があったのだが、豪風の中に雨が混じる天候には苦労をさせられた。

 

実際のところ、オランダに来て初めてこのような天候に見舞われた。三月が近づいてきたためか、気温が少しずつ春を予感させるものになっているのはとても有り難く感じていた。

 

その矢先に、今日のような天候がやってきたのだ。そこでふと、天気をダイナミックシステムと見立てた以前の日記を思い出した。

 

天気をダイナミックシステムと見なせば、冬から春に移行するというのは、システムの状態が大きく変化することを意味する。システムがある状態から次の状態へ移行する特に直前において、変動性が激しくなると言われているが、まさにその特徴を示すような現象を本日目の当たりにしたような気がした。

 

このような大きな変動性を確認したことによって、改めて春が近くに迫ってきていることを感じる。新しい季節がいよいよやってくる。

 

新たな季節を迎える時に、私の中でまた何か新しい芽生えがあるだろうか。そのようなことに少しばかり期待をしている自分がいる。

これは時折自分にやってくる現象なのだが、今日は自分の内側の奥の方に留まっておきたいというような気分であった。あまり積極的に人と話す気力が湧かず、自分の内側の中で静かにしておきたいというような状態であった。

 

そのような状態に置かれていたため、「創造性と組織のイノベーション」の今日のクラスにおいて、時に発言をすることもなかった。クラスの後に、このコースで課せられているグループ課題について、リサ、マーヴィン、ヤンとグループミーティングを行っていたのだが、その時には幾分気分が好転し、彼らと意見交換をすることができた。

 

天気と同様に、人間の心理状態というのは、紛れもなくダイナミックシステムだということを改めて実感する。明日は朝一番に、自宅から歩いて30分ほどかかるザーニクキャンパスを訪れ、フローニンゲン大学が提供するMOOCのデータを見せてもらうことになっている。

 

フローニンゲン大学のMOOCを統括するディエナム教授の計らいによって、MOOCチームのメンバーと顔を合わせ、すでに得られたデータに対して、今後どのような研究ができるのかを話し合う機会が得られたのだ。

 

どのようなデータがどれほどあるのか、今から楽しみにしている。今年の九月から「実証的教育学」のプログラムに在籍することを希望しており、そこではMOOCに関する研究を行いたいと思う。

 

明日のミーティングはまさに、半年後から始まる新たなプログラムでの研究に向けた、非常に重要な準備になるだろう。このミーティングが終われば、中国人の友人であるシェンと夕食を共にする予定となっている。

 

窓の外の激しい風とは対照的に、今の私の心の中はやけに静かだ。2017/2/23

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