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10397-10400: フローニンゲンからの便り 2023年5月26日(金)



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タイトル一覧

10397. 今朝方の夢

10398. 夢と箏の即興演奏の共創/今朝方の夢の続き

10399. 創造性と即興性の次元転移を実感して/今朝方の夢の続き

10400. 即興性に開かれた自己/自由自在にフローとゾーンの状態に入ること


10397. 今朝方の夢


間も無く午前7時を迎える。空にはうっすらとした雲があるが、それは朝日を邪魔するほどではなく、朝日は地上に届き、地上の生命たちは静かに喜んでいるかのようである。今の気温は8度と低く、今日の最高気温も14度までしか上がらない。そして、今夜は6度まで気温が下がるようだ。依然として冬の時代と同じ格好で過ごしているのだが、気づけばもう6月が目前に迫っている。気温が依然として低いこの町で、季節の進行の緩やかさに応じて自らの取り組みをゆっくり前に進めていこうと思う。焦ることなく、日々着実な学習と実践を積み重ねていく。その先に今の自分には想像できない自己と新世界が待っている。


今朝方の夢には青く大きな龍が現れた。夢の中の私は、3対3のサッカーの世界大会の決勝に進出していて、世界一を決める決勝戦が目前に控えていた。試合まであと少しという時に、控え室のある建物の中に自分を応援してくれる巨大な青い龍が現れたのである。それは雲のように静かに現れ、そしてむくむくと巨大になっていて、建物の中にゆっくりと侵入して来た。そして私がいる控え室の前までやって来てくれたので、控え室の扉を開けて、中に入ってもらうことにした。もちろん龍は私の言葉を分からなかったが、私がどのような気持ちでいるのかや考えていることは感じられるようで、私を励ましてくれるかのような佇まいで静かに宙に浮かんでいた。控え室の中にいた関係者たちは龍の存在に驚いて言葉を失っていたが、自分にとってその龍は守護神のようなものであり、私は何の恐れもなく龍の背中に触れた。すると、龍は私と一つになるかのようにしてその場から一瞬にして消えた。


そこからは試合に向けて心を落ち着かせることにした。今回一緒に決勝を戦うメンバーは、1人は現役のサッカー日本代表の若手の選手で、彼はスペインで活躍をしている。そしてもう1人は、元オランダ代表のストライカーだった。この3人でここまで勝ち残ってきた。お互いにそれぞれ個性があり、それぞれの個性が見事に絡み合い、献身的にプレーをする中で相互作用がどんどんと発揮され、今では以心伝心で様々なプレーができるようになった。今の私たちには敵などいないかのようであった。一方の相手チームは、元日本代表のテクニックに優れた天才的な司令塔の選手がいて、その選手以外にも相手にも元オランダ代表の選手がいた。相手チームの3人目は謎で、その選手がどのような選手かによって試合が拮抗するものになる可能性があった。


試合前に控え室で父が声をかけてくれた。ちょうどこれから試合に向かって心を落ち着かせようとしている時だったので、父もあまり多く言葉をかけることなく控え目に話しかけてくれた。私は決勝では色々と新たに試してみたいプレーがあったのでそれを試すつもりで、そうすると自ずと失敗やミスもあるだろうから、父には事前に自分のプレーで一喜一憂することのないように伝えておいた。父が一喜一憂して叫んでいると、それがこちらに聞こえて来たらプレーに影響しそうだったのでそのようなお願いをした。それさえ伝えておけば、試合に向けてもう何も不安はなく、試合ではきっと良いプレーができるだろうと思った。フローニンゲン:2023/5/26(金)07:08


10398. 夢と箏の即興演奏の共創/今朝方の夢の続き


つい今し方、今朝方の夢日記を綴り終えた。しかし、夢にはまだ続きがあり、それについても綴っておこうと思ったら、庭先の朝日に照らされた木々に止まる小鳥が美しい鳴き声を上げ始めたので、しばしその声に耳を傾けていた。


夢日記に書かれている情景から感じたことを箏で即興的に演奏してみることをやってみると、またどのような感覚が訪れ、どのような気づきや発見があるのだろうかと少しワクワクしている。夢はシャドーワークとしての題材を提供してくれるだけではなく、創造的な活動の題材も提供してくれているということをこれまであまり意識していなかった。今日の夢日記に書かれている事柄を思い出しながら、即興的に箏の演奏をしてみることを今日から試しにやってみよう。このように試しになんでもやってみるという姿勢が大事であり、それが新たな自己を開いていく。自己はある段階に至ると、基本的に既存のアクションではもうそれ以上開かないようになる。そうした固定的·閉鎖的な自己を新たに開いていくのが新たな試みである。そうしたことを思いながら、夢を題材にして即興的に歌を歌いながら箏を演奏してみるのも良いかもしれないと思った。歌詞があり、歌がある場合と歌がない場合も比較してみよう。歌詞がない即興演奏では、言葉の壁を超えた純粋に音そのものを伝えることができる。どちらにも良さがあるので、どちらも試しながら、その瞬間に応じた使い分けができたらと思う。基本的に歌を歌いながら、途中で間奏的に間として歌を歌わずに箏を演奏していくことも方法として考えられる。いずれにせよ、どれだけ自我の表出を抑えることができるかと、フローの状態に入って、その場に立ち現れている世界そのものとどれだけ同一化できるかを心掛けたいと思う。


今朝方の夢の続きとして、サッカーの3対3の世界大会の決勝を終えた後、相手チームの元日本代表の選手とリゾート地にある旅館近くのスケート場で一緒にスケートをすることになった場面があった。そのスケート場は広大で、アルプスの山を切り開いて、山間の全ての土地がスケート場に化しているかのようであった。なのでそこは確かに人工的に作られた側面もあるが、自然との境目はほとんどなく、自然の中に存在している氷の上を滑るような楽しさがあった。その選手はすでにこの土地でスケートをしたことがあるらしく、滑ってみて面白い場所を色々案内してくれた。しばらくスケートに興じていると、オーストリア人の子連れの家族がやって来た。彼らは初心者コースでスケートを楽しみたいとのことで、どうやらちょうど今私たちがいる場所が初心者コースの1つのようだと分かり、私たちは上級者コースに行くのでそこを自由に使ってもらえるように彼らにその場を明け渡した。すると、オーストリア人の家族は笑みを浮かべ、私たちにお礼の言葉を述べた。そこからは、私たちはさらに上級のコースに行こうと思い、リゾート地の旅館に一旦戻り、その奥にあるコースに向かおうとした。その際に旅館の中を横切っていく必要があったので、旅館の中を歩いていると、反対側に出る出口の場所がよくわからず、連れの元日本代表の選手と旅館内を迷いながら進んでいた。すると、間違って旅館の中の大浴場に行き着いてしまい、そこにいた若い男性がシャンプーをしながら、目にシャンプーが入らないように半目の状態でこちらを見て、私たちが向かいたい出口の方向を教えてくれた。その人の助言に基づいて再び旅館内を歩き始めたところで夢の場面が変わった。フローニンゲン:2023/5/26(金)07:25


10399. 創造性と即興性の次元転移を実感して/今朝方の夢の続き


朝の世界を股に掛けて自由に動くそよ風をぼんやりと眺めている。すると、今日もやはり自動で暖房が入り始めた。朝のこの時間帯はまだまだ冷え込んでいて、暖房の力を借りる状態が続いている。


ここ最近は、自らの創造性と即興性の次元が1つ変わったかのような感覚がある。それらは相互に共創していて、互いが互いの養分として日々着実に育まれているのを感じる。それを促しているのが日々の学習と実践であることは言うまでもない。また、身近にいる創造性と即興性に優れた人から啓発されているというのも見過ごせない点だろう。


起床してからしばらく時間が経ったが、そう言えば、先ほどの夢日記は今朝方の夢について完全に描写しているわけではないことに気づいた。いくつか断片的な場面を思い出したので、それも書き留めておこう。きっとそれは自分の創造性と即興性の優れた肥やしになるだろう。そうした肥やしを大切にすること。それをこれからも心掛けていく。


夢の中で私は、3対3のサッカーの世界大会の決勝に出場することになっていた。決勝戦を目前に控えた中で、私はチームメイトの日本代表の若い選手と会話を楽しんでいた。彼は知性があり、そしてユーモアのセンスもあるので、彼との会話はいつも楽しく、試合に向けた緊張など全くないかのように会話を楽しんでいた。すると、会場の受付で、体温検査をしなければならないと係員の男性から言われた。もうコロナは完全に収束しているのだが、念のためにスタジアムに入る人の体温を測っているようで、それは出場選手も例外ではなかった。私は先ほどまでアップをしていたので汗をかいていて、それが体温計にネガティブな影響を与えないだろうかと心配した。チームメイトの彼はすぐに体温を測り終えて、平熱のために問題なくスタジアムの中に入ることができた。ところが、私の体温計は測り終えるまでにかなりの時間を要していて、体温計の表示がおかしいのか、50度を越すような値を示していた。これは係員に見せることはできないと思い、私は勝手にリセットした体温計を受付のデスクの上に置いて、その場から逃げるようにして足早に去った。すると、係員が私に気づき、別の係員に私を取り押さえるように指示をした。それを受けて私は、このままではまずいと思ったので、チームメイトの彼の手を取って瞬間移動した。試合が始まってしまえば、もうこちらのものだと思ったので、瞬間移動した先のスタジアムのVIPルームの屋根裏部屋で試合まで過ごすことにした。そこにもう1人のチームメイトであるもとオランダ代表の選手も連れて来て、試合まで3人で瞑想をして心を落ち着かせることにした。試合前の瞑想によって、私たちの意識状態はアルファ波を超えて、デルタ波になり、物凄い深い意識状態になった。そこから再びゆっくりとこちらの世界に戻ってくると、私たちは絶えずアルファ波優位な状態を維持できるようになっていて、この状態で試合に入ることができたら、試合では創造的なプレーを連続して出し続けることができるだろうと確信した。実際に私たちは、そのような意識状態を瞑想によって試合前に作ることによってここまで勝ち進んできたのである。人間の潜在能力を最大限に活性化させた形で試合に臨むというのは、私たちにとってみれば当たり前の大変理にかなったことであった。フローニンゲン:2023/5/26(金)08:19


10400. 即興性に開かれた自己/自由自在にフローとゾーンの状態に入ること


時刻は午後5時を迎えようとしている。夕方の世界は優しく微笑んでいて、何かを称えているかのようだ。そんな夕方の世界の中で、今日のこれまでを振り返っている。


先ほど散歩がてら中央市場に行って買い物をしてきた。この散歩は週に2回のジムと同じく良い習慣になっている。散歩をすることによって全身の血流が良くなり、ジムと同じく心身をリフレッシュすることができている。また、中心部に向かう道中に見える景色が脳に新たな刺激をもたらしていて、それが新たな考えや洞察を導いている。そんな導線で溢れた世界の中で散歩を楽しむことができた。


即興性に開かれ、この世界に満ちた予測不可能性を乗り越えていくこと。予測不可能性に押し潰されることなく、むしろそれを即興性の原動力とリソースにしていくこと。予測不可能性を乗り越えるというよりも、それを心底楽しむ形で世界の深層にある即興性に自己を完全なるまでに同一化していくことを楽しみたい。世界はフローで構成されており、その流れに自己を合致させ、自己をフローと化していく。世界は流れ、自己はその流れとして存在している感覚を味わう。そのための方法として、即興性を発揮する以外に良い方法はあまり見当たらない。瞑想実践はフローを感じる静的な実践であり、即興性を発揮する実践はより動的な実践であると位置付け、片方ではなく、どちらも自分の日々の生活に取り入れていく。


即興性を意識して日々を過ごしていく中で、いつでも自由自在にゾーンに入れるようにしていく道を探っている。マインドフルネスの状態で即興演奏を続けていけば、自由自在にゾーンの状態に入れるようになるだろうし、その他にも日々の何気ない活動を通してもゾーンに入る力を涵養していく道は無数にある。それこそ毎日取り掛かっているGRE対策もまたゾーンの状態で行えるはずだ。これから夕食まで行う単語学習もまたゾーンに入る格好の機会として存在している。絶えず自由自在にゾーンに入っていけるような自分なりの工夫を見つけよう。その最良の道として呼吸法が挙げられる。呼吸を落ち着かせ、脳波を自由自在に変えられるようになってくると、いかなる活動においてもすぐさまゾーンの状態に入ることができるだろう。フローとゾーンを2つのキーワードとして、ここからの学習と実践を絶えずそれらを体現した状態で行いたいものだ。フローとゾーンに入る新たな楽しみが明確なものとして生まれたことを嬉しく思う。フローニンゲン:2023/5/26(金)16:58


本日の自由詩(free verse)

No.2995, Oath of Creativity

I make an oath of my creativity.

It would never betray me.

Instead, it will just continue to bless my life forever.

Groningen; 08:04, 5/26/2023


No.2996, The Product of Spontaneity

Any products of our spontaneity are immensely creative.

They definitely represent our essential nature.

Groningen; 11:20, 5/26/2023


No.2997, Toward the Celestial World

My soul approaches the celestial world day by day.

It would reach the omega point someday.

Groningen; 13:01, 5/26/2023

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