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9680-9683: マヨルカからの便り 2023年1月1日(日)



No.4332 霊性の扉_A Door of Spirituality


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2092, A Silent Promise

A new year has begun.

A silent promise occurs to me from the world.

I’ll keep it as possible as I can.

If I can do that, my life would be flourished this year, too.

Majorca; 09:02, 1/1/2023


No.2093, Serenity of New Year’s Day

New Year’s Day is full of serenity.

I wish the world will be serene and blissful this year.

Majorca; 12:02, 1/1/2023

No.2094, The Priority of Transhumanism

I believe that transhumanism should prioritize the way to overcome our ego rather than the way to actualize immortality.

That’s the better option to avoid existential risks.

Majorca; 14:08, 1/1/2023


No.2095, Learning from Cancer Cells

Closely examining the characteristics of cancer cells would lead to finding a way to overcome our ego.

Because our ego is like a cancer cell for the earth and the universe.

Majorca; 14:11, 1/1/2023


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の2曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

9680.【マヨルカ滞在記】新年を迎えて/新年最初の夢

9681.【マヨルカ滞在記】現地の言葉を話すことの大切さ

9682.【マヨルカ滞在記】スペインとの不思議な縁/今朝方の夢の続き

9683.【マヨルカ滞在記】風光明美なマヨルカを満喫して/トランスヒューマニズムが優先するべきこと


9680.【マヨルカ滞在記】新年を迎えて/新年最初の夢


新年の朝を迎えた。今、マヨルカの空には朝焼けが出始めている。ほんのりと淡いピンク色に朝空が彩られている。昨夜は深夜に、盛大な花火が打ち上げられた。やはり年越しの祝い方はオランダとスペインでは変わらなかった。ヨーロッパの国は大抵どこも花火を打ち上げて新年を祝う。そもそも年末年始をオランダ以外の国で過ごそうと思ったのは、大晦日の寝ている時間に花火が打ち上げられるのが嫌だったからであるということを思い出した。ところが、数年前から年末年始をどこか別の国で過ごしても、結局大晦日の深夜には花火が打ち上げられ、大差ないことに気づいた。それでも今こうして別の国で年末年始を祝っているのは、旅が習慣化したからだろう。また、別の国で新年を祝うのも悪く無いと思っているからである。昨夜の花火は盛大で、幸いにもホテルの自室から花火が見えた。そのときにはもう寝ている時間だったが、花火の音で目を覚まし、窓の方を見ると、高く打ち上げられた花火が目に入り、しばし花火を眺めていた。


新年最初の朝にもいくつかの夢を見ていた。夢の中で私は、小中学校時代の女性友達2人(NI & MS)と車の中で話をしていた。2人はすでに結婚しているが、旦那との関係で少し不満があるようだった。その不満の内容について色々と話を聞いていると、彼女たちは話したことによってスッキリしたようであり、笑顔になっていた。車が目的地に到着すると、彼女たちはいつの間にか消えていた。すると目の前には、オランダの家のオーナーのペイトラさんがいた。そして、彼女の親戚が数人いて、彼らに挨拶をした。そこからは少しオランダ語ではなく英語で立ち話をすることになった。話の中で、ペイトラさんが来月から博士課程に進学することを私たちに伝えた。私はそれを聞いて驚いたのと同時に、何歳になっても博士課程に進学して、深く自分の研究分野を探究していくことが可能なのだと改めて思った。何に関する博士課程なのかをペイトラさんに尋ねてみたところ、どうやらビジネス関係のもののようだった。ビジネスと生物学か何かを絡めたユニークなものだった。そこで親戚の1人が、博士課程の期間について尋ねた。ペイトラさんは4年と答えたが、それはかなり短い期間で、通常は5年や7年ぐらい時間がかかる。ペイトラさんの話を受けて、自分もあと少ししたら博士課程に進学しようという意欲がさらに強くなった。そのような夢を見ていた。マヨルカ:2023/1/1(日)08:00


9681.【マヨルカ滞在記】現地の言葉を話すことの大切さ


つい今し方、1階のレストランに降りてエスプレッソをもらってきた。マヨルカの時間の流れはゆったりしていて、ホテルの朝食も朝8時からと開始が遅い。街のレストランも午後7時や7時半から開くところが多く、とてもゆったりしている。今日もまた天気が良く、日中は20度近くまで気温が上がる。今日の観光予定としては、ホテルから西に6kmほど行ったところにあるミロ美術館に足を運ぶ。バルセロナのミロ美術館も大変素晴らしく、マヨルカのミロ美術館も素晴らしい体験をもたらしてくれるに違いない。Google Map上では新年の今日は通常通りに開館しているはずだったが、美術館のウェブサイトに行くと、どうやら休みのようである。なので今日は、ホテルで朝食をゆっくり摂り、観光は午後からにしようと思う。今日は美術館など特定の場所を訪れることはせず、海沿いの道やマヨルカの街中をぶらぶらと当てもなく散歩しようと思う。新年を何の目的もなしにぶらぶらと歩いて過ごすこともまた一興である。今日訪れる予定だったミロ美術館は、滞在最終日の火曜日に訪れようと思う。


昨日からフランスではなく、スペインにやって来たのだが、挨拶程度のスペイン語を話せた方がいいと改めて思った。大学時代の第二外国語はドイツ語を専攻していて、フランス語は学んだことはないのだが、挨拶の言葉とお礼の言葉ぐらいは知っていて、それをホテル、美術館、スーパーで使っていた。それくらいの言葉でも非英語圏の人たちにとってみれば、いきなり英語で話しかけられるよりも心が和らぐのではないかと思う。言葉というのは壁にもなるし、壁を溶かす役割も果たす。そのようなことを考えながら、スペイン語でも挨拶の言葉とお礼の言葉を話してみることにした。興味深いことに、欧米での生活も11年を迎えていることからか、文字ではなく音で外国語を捉えている自分がいて、挨拶の言葉とお礼の言葉を現地の人たちが使う様子を見聞きして、音を真似る形でその言葉を使っている自分がいる。念のため、先ほど文字としても言葉を確認してみたところ、朝の挨拶である「おはようございます」は、“buenos días”というらしいが、先ほどホテルのレセプションを通ってレストランに向かう際に、受付の女性から“hola”と声を掛けられ、それは英語の“hello”に該当する言葉なのだが、朝でもその言葉を使っていいことがわかった。そしてお礼の言葉である「ありがとうございます」は、“gracias”という。それらは全て日本にいても知っている人は多いと思うが、改めてそれらの言葉を確認し、今日からより積極的に使っていこうと思う。マヨルカ:2023/1/1(日)08:47


9682.【マヨルカ滞在記】スペインとの不思議な縁/今朝方の夢の続き


時刻は午前10時を迎えた。先ほどホテルの朝食を摂ったのだが、レストランは広く開放的で、とても明るい雰囲気を発していた。また、マヨルカ島近郊で取れたものなのか定かではないが、海産物がとても美味しかった。朝食の種類と質は、ニースのホテルよりも良い。今日もまた天気がすこぶる良いので、午後からは散歩がてらマヨルカ島の方々を歩き回ってみようと思う。海岸の方には古代の遺跡もあるようなので、その辺りを中心に歩いてみて、帰りは街の中心部を散策してみよう。午前中は、引き続き書籍の原稿の終章の執筆に取り掛かる。終章は新しく文章を執筆しているのだが、すでに7割近くの文章を書き終えている。午前中に集中すれば、終章の執筆が終わるのではないかと思う。興味深いことに、最後に書籍を出版したのはインテグラル理論の監訳書であり、その「あとがき」は奇しくもバルセロナで執筆を完了させた。今回も同じくスペインのマヨルカで「あとがき」の文章を執筆することになりそうだ。スペインには何か縁があるのかもしれない。国としても、やはりフランスよりもスペインの方が住みやすい印象である。今のところ自分の感性に合致し、今後住むことを検討しているのはフィンランドと今住んでいるオランダである。その次にスペインやポルトガルなどが来ているが、フランスは自分にとっては住むのには適していない国である。そのようなことを考えていた。


朝食を摂り終えてから、今朝方の夢の続きについて振り返っている。夢の中で私は、サッカー元日本代表のエースストライカーの選手と話をしていた。その選手は一昔前に活躍していて、若くして代表のエースストライカーになったが、最初のW杯は体調不良で出場が叶わなかった。その選手に話を聞いてみると、「前回のW杯では俺がいなかったからチームはベスト8に行けなかったが、次の大会で俺が出場すれば必ずベスト8には行ける」と自信満々に述べていた。それはとても頼もしい発言であり、その選手の活躍が期待された。


その他に覚えている場面としては、山登りを懸命に行っている人たちを見守る夢である。彼らは歩いて山を登っていたのではなく、箱根駅伝の山登りのように走って山道を登っていた。彼らの中には駅伝経験者がいて、その男性が他のメンバーの走り方に助言を与え、彼らの走りは見る見るうちに向上していった。彼らは時折苦しそうな表情を浮かべながら走っていたが、ゴール間際になってくると表情がとても清々しくなり、見ているこちらとしてもとても気持ちの良いものだった。マヨルカ:2023/1/1(日)10:30


9683.【マヨルカ滞在記】風光明美なマヨルカを満喫して/

トランスヒューマニズムが優先するべきこと


時刻は午後3時半を迎えようとしている。つい今し方、ぶらぶらとした散歩を終えてホテルの自室に戻ってきた。今日のマヨルカはすこぶる天気が良く、正直なところ半袖で十分であったし、半袖の観光客も結構いた。それくらいに暖かかった。新年を迎えた最初の日がこんなにも暖かく感じられたのは初めてのことかもしれない。


ホテルを出発して、ぶらりとマヨルカのシンボルでもあり、アントニオ·ガウディーが教会内部の改修に関わったことで知られているパルマ·デ·マヨルカ大聖堂にまず向かった。このなんとも堂々とした佇まいと、色合いの美しい石材でできた大聖堂は大変美しかった。そこからしばらく海をぼんやり見つめていた。海には船やボートが浮かんでいて、雲ひとつない空の下に海面が輝いていた。海を眺めながらふと、トランスヒューマニズムが優先するべきことについて考えていた。トランスヒューマニストはテクノロジーを通じて不死や肉体的な限界を乗り越えようとするが、それよりも先に、エゴからの脱却をもたらす道を模索した方がいいのではないかと思った。人間が被る実存リスクの一つとして地球環境問題があるが、それなどは人間のエゴが引き起こしたという側面がある。また、戦争というのも実存的リスクの一つであり、それを引き起こすのは人間のエゴである。そうしたことから、最先端の科学知識とテクノロジーを使って克服するべきは死ではなく、人間のエゴなのではないかと思ったのである。そして、人間をこの地球における癌細胞と見立てると、癌細胞の性質を分析することが、癌細胞としての人間性の克服に役立つ可能性があると考えていた。そのようなことを考えてから立ち上がり、その場を離れてまた歩き始めた。


大聖堂の周辺は道が入り組んでいて、狭い路地に立っている家々を眺めることもまた一興であった。マヨルカは年間300日以上晴れるということもあって、こうした場所に別荘を構えたいと思った。地元の不動産屋を目にすると、いつものように物件の相場を確認した。ニースやモナコと同等の物件が随分と安く購入できることを知り、ニースやモナコよりも自分はマヨルカを好むことから、マヨルカも今後の居住地の選択肢に入れたいと思った。暖かい場所で言えば、スペイン語圏のマヨルカか、英語圏のマルタ共和国が今のところの候補である。


そこからも引き続き市内を散策し、正月に辛うじて開いていた寿司屋で夕食の寿司を購入してホテルに戻ってきた。それでは今から、持参した古事記の英訳版を読み進めていこうと思う。幸いにも今日の午前中に、書籍の終章の執筆が完成した。数日間ほど原稿を寝かせ、オランダに戻る日に原稿を再度レビューして編集者の方に最終稿を送ろうと思う。マヨルカ:2023/1/1(日)15:38

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