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9496-9499: フローニンゲンからの便り 2022年11月25日(金)



No.4204 天空の静けさ_Celestial Silence


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2006, A Wave of Morning Light

A wave of morning light makes ripples.

The world rides on the ripples.

There is a reciprocal relationship between the weave and the world.

Groningen; 10:42, 11/25/2022

No.2007, A Cryptic Message from the Universe

My soul received a cryptic message from the universe.

It started to dance suddenly.

Groningen; 17:11, 11/25/2022


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の2曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

9496. 昨夜の夢の世界

9497. テクノロジー哲学の意義/新講座の開講に向けて

9498. 特別講座のコンテンツ作りに従事して

9499. リアルの溶解と多様なリアル


9496. 昨夜の夢の世界


時刻は午前9時半を迎えた。今日も天気が良く、朝の穏やかな世界が目の前に広がっている。昨日、パーソナルトレーナーについてもらってトレーニングをし、一夜明けてみると、いつもと違う箇所に若干筋肉痛があることに気づいた。これまで知らず知らず鍛えることをしていなかった部位をうまく刺激してもらったのだと思う。トレーナーのエリーザに勧めてもらったメニューをこなしていくことを当面続けてながら、それに並行して、これまで使って来た器具もうまく活用していこうと思う。昨日は結構背面の筋肉を意識的に鍛えることになった。まずは背面にある比較的小さな筋肉を鍛えていき、そこから大きな筋肉を鍛えていく流れであった。もちろん2セット目に取り組む際には再び小さな筋肉を鍛えることになったのだが、来週の木曜日には、同じ箇所を連続で鍛えた方がいいのか、それとも筋肉を休憩させながら様々なメニューを一連の流れの中で行っていき、それを繰り返す方がいいのかをエリーザに尋ねてみよう。


筋力トレーニングをした日の夜は速やかに眠ることができ、睡眠時間も長くなる。身体の回復がゆっくり行われているのだろう。そんな昨夜も夢を見ていた。その夢は少しぼんやりとした記憶になっている。日本に一時帰国している最中から、旅館街を歩く夢が多くなっていて、昨夜もそのような夢を見ていた。しばらく旅館街を歩いていると、どこかに遅れないように到着する必要があることを思い出し、少し焦った。こうした焦りの感情だけではなく、緊張感も伴う場面があったことを覚えている。その他にも、確か夜中に一度眼を覚まし、その直前までに見ていた夢の洞察を書き留めようか迷っていた。それは言葉の形になった気づきであり、その重要性は中程度で、書き留めた方がいいようにも思えたし、書き留めなくてもいいようにも思えた。結局、手元のノートにそれを書き留めることなくもう一度夢の世界に入っていった。そのような行動を取っている自分がいた。フローニンゲン:2022/11/25(金)09:41


9497. テクノロジー哲学の意義/新講座の開講に向けて


時刻は午後1時を迎えた。今日のフローニンゲンはとても穏やかな雰囲気を放っている。空が明るいと、その穏やかさは増し、心がとても落ち着く。


昨日、テクノロジー哲学の講座に関する説明会を開催し、その後に少し考えていたことがある。哲学は未来学とは違い、未来予測をするものでは決してないが、未来を展望するための認識の観点や認識の枠組みを与えてくれるものであるし、未来に向かって今何をするべきなのかという実践的処方箋を提示するための視点を提供してくれるものでもある。テクノロジー哲学とはまさにそうしたものだということを思った。テクノロジーがこれほどまでに社会の中に遍満しているテクノロジー社会において、テクノロジーについて考察を深めていくことや、今の社会への関与に向けた実践的処方箋を提示することにも繋がってくるだろうし、未来の社会の在り方を考察することにも繋がってくるはずである。テクノロジー哲学を探究する意味が自分の中でますます重層的なものとなり、その重要性が増しているのを実感する。


今日は朝から読書を脇に置き、特別集中講座のコンテンツ作りに励んでいた。具体的には、年明けから行う予定の批判的実在論の入門講座と思弁的実在論の入門講座に関するコンテンツを作っていた。まずは前者に関するコースページの作成から始め、午前中に時間をかけていたので、幸いにもコースページを作成することができた。ここから細かな設定をすればもうコースページの完了であり、あとは課題図書に関する音声ファイルをいつものように作成していけばいいだけになった。それについては今日の午後や明日から本格的に取り掛かりたいと思う。コースを複製する際の問題が発生し、それに関して朝一番にKajabiのライブチャットを活用して問題解決を依頼した。ライブチャットの担当者が迅速に問題を解決してくれてとても助かった。Kajabiだけではなく、アマゾンを含めて、最近はライブチャットでカスタマーサポートをする企業が増えている。今回はその恩恵を受けた。自分のこれまでの経験上、Kajabiとアマゾンのライブチャットの対応はとても迅速で、非常に満足度が高い。今のところはAIよりも人とライブチャットをした方が問題解決が速やかで、AIによるライブチャットは使いにくい印象だ。さて、それが今後のテクノロジーの発達によってどのように変化していくのかは見ものである。フローニンゲン:2022/11/25(金)13:06


9498. 特別講座のコンテンツ作りに従事して


時刻は午後7時を迎えようとしている。先ほど夕食を摂り終え、今ゆったりとした気分で日記を綴っている。今日は夕方に、街の中心部のコーヒー屋に立ち寄り、オーガニックのコーヒー豆を2種類購入した。その道中、夕陽の美しさに目を奪われた。運河を架ける橋からの眺めは素晴らしく、写真を撮っている女性がいたほどであった。こうした何気ない景色にも自然の神秘を感じ、心が温かくなる。


今日は午前中から夕方にかけて、1月の初旬からスタートする予定の特別講座の準備を進めていた。実際に講座を作り始めたところ、批判的実在論と思弁的実在論の2つの講座のフォーマットをすぐに作ることができた。まずは前者の講座の枠組みを作っていき、それと同じようなものを後者の講座に当てはまると作業効率が良かった。そこからは、まずは批判的実在論の講座のコンテンツを作り始めた。今回の講座で取り扱う課題図書が洋書のため、英文読解の方法に関する音声ファイルをまず作成し、そこから課題図書そのものの説明を批判的実在論とは何かの説明と絡めて行っていった。それ以降は課題図書の中身に入っていき、序文についての解説音声ファイルを作っていった。今夜もまだ時間があるので、コンテンツとなる音声ファイルを作っていこう。明日は午前中にオンラインゼミナールの第6回目のクラスがあり、それ以外の時間は批判的実在論に関する特別講座の音声ファイルを積極的に作っていこうと思う。フローニンゲン:2022/11/25(金)19:02


9499. リアルの溶解と多様なリアル


このリアルとは違うリアル。リアルという世界全体を1つとして捉えるのではなく、多様な可能的リアルと捉えるのはどうだろうか。現状、物理的な地球上で展開されているリアルな世界に加えて、今後はテクノロジーの発展によって、メタバースを擬似的なリアルではなく、本当のリアルとして感じられる日が来るかもしれない。その時には、もはやこちらの世界のリアルとメタバース上のリアルの境目は全くなく、どちらのリアル世界にいるのかも分からなくなるような状況が現れるかもしれない。むしろ、多くの人にとってその差異がどうでも良くなるか、重要であったとしてもテクノロジーの利用者には全く気づきようがない状態になるかもしれない。まさに、マトリックスの世界にいる人間が自分がマトリックスの世界にいることを全く知り得ないのと同じように。こうした事態は夢物語ではなく、おそらく本当にやって来るであろう。テクノロジー哲学の研究上、メタバースの動向は常に注目していて、その構想を眺めていると、非常に賢い連中はそのようなことを考えているに違いない。物理的な世界を伴うリアルの世界においてもはや解決できないような問題が山積みであり、そこに下等動物のような人間が介入することを賢い連中たちは恐れていて、彼らにはこのリアルな世界から退場してもらい、その代わりに擬似的なリアルの世界で生活を営んでもらおうというわけである。そして、擬似的なリアルの世界を1つして設定するのではなく、その個人に合ったリアルな世界を巧みにこしらえることによって、その人物が目覚めないようにすることが重要になるのである。グルジェフ的に言えば、その個人の特性に合致したメタバースの世界を準備することによって、彼らを絶えず眠ったままにするのである。その意味で、多様なメタバース世界が生み出され、それが集合的に1つの巨大な擬似的リアル空間を生み出す。そうした世界がやって来る日がいつになるのか分からないが、きっとそうした日がやって来るだろう。それに向けた備えとしてテクノロジー哲学が存在していると言えるだろうし、そうした世界の実現に対してテクノロジー哲学が何らかの介入を果たしていくべきだという見方もできるだろう。フローニンゲン:2022/11/25(金)19:32

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