top of page

6252-6253: アートの国オランダからの便り 2020年9月24日(木)


No.1428 変容するこの世界の踊り_A Dance of This Transforming World

本日の言葉

Joy is being willing for things to be as they are. Charlotte Joko Beck

下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日生まれた8曲

本日生まれた曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

本日生まれた曲はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

6252. 水の大切さと有り難さ/今朝方の夢

6253. 動画サービスの比較/二宮尊徳とシュタイナーの経済思想


6252. 水の大切さと有り難さ/今朝方の夢

時刻は午前5時半を迎えた。起床した瞬間に雨音が聞こえたかのように思えたが、目覚めた時には雨が降っていなかった。


天気予報を見ると、しかしここから1時間半ほど小雨が降るかもしれないとのことである。そこからは晴れとなるようなので、今日も野菜の天日干しをしよう。


父から野菜の天日干しについて教えてもらうことができて本当に良かったと思う。ただでさえ栄養価の高いオーガニック野菜たちが、太陽の光を浴びることによってさらに栄養価を高め、旨味を増す姿を見ると、なんだか嬉しくなってしまう。人と同じく、生命が持っている潜在能力を真に発揮することの尊さを知る。


「経済的利益のために熱帯雨林を破壊することは、飯を食うためにルネサンス期の絵画を燃やすようなものである」という生物学者のエドワード·ウィルソンの指摘をふと思い出す。環境学や生態学への関心の高まり。野菜や果物を育てることへの関心。映画やドキュメンタリーに対する関心。自分の中で関心領域がどんどん広がっていく。


それはなぜなのだろうと考えてみたときに、おそらく自分がこの世界で真に生きているからそうしたことが起こるのだと思った。自己が解放と自由を享受する方向に向かえば向かうだけ、関心領域が広がっていくことは自然な現象なのだと思う。


昨夜、午後9時を過ぎた段階で、突如として水道から水が出なくなった。どうやら水道工事のようだった。


そこでふと、先日、水道工事に関するオランダ語の通知が郵便受けに入っていたことを思い出した。そういえば、毎年一回水道工事、あるいは水質確認が行われているような気がしており、この国はそれだけ水を大切にする国なのだろうかと思った。


ちょうど数日前に、私たちの生活や生命維持において水は不可欠であり、水を取り巻く政治経済的な問題について調査をしようと思って、“Blue Gold: The Fight to Stop the Corporate Theft of the World's Water”という書籍を購入予定文献リストに加えていたところだった。


現在、水はもう経済的搾取の対象に成り果ててしまっていて、良質な水が飲めることに関しても格差が今後拡大してしまうかもしれない——それはもう始まっているだろう——。またそもそも、生態学的な観点からすると、この地球から良質な水がどんどん失われてしまう危険性もある。水道工事が夜中に完了することを祈りながら、水の大切さとその有り難さを思うような夜だった。


今朝方はそれほど印象に残る夢を見ていなかった。だが感覚としては、喜びの感情が湧くような夢だったことは確かだ。


具体的に覚えていることと言えば、私は選挙権が付与され、これから政治に参画していく機会が得られて喜んでいるようだった。その喜びの感情は強く、夢の中の私は笑顔だった。覚えているのはそれくらいだろうか。


起床した瞬間には、もう少し夢について覚えていたような気がする。夢の場面についてそれほど思い出すことができなかったとしても、夢の中で感じていた肯定的な感覚は今もまだ自分の内側に残っている。フローニンゲン2020/9/24(木)06:02


6253. 動画サービスの比較/二宮尊徳とシュタイナーの経済思想


時刻は午後8時に近づこうとしている。辺りは随分と暗くなっており、真っ暗になるのはもう間近である。


数日前に購入したアロマキャンドルに火を灯すのは朝と夜の楽しみになった。寝室のものに関しては、就寝の30分前に火を灯すようにしている。今、書斎のアロマキャンドルの炎の揺らめきを眺めている。


数日前に、映画とドキュメンタリーを社会学、政治学、哲学の観点から観賞していくことを新たな楽しみに加えたいということを書いていたように思う。これまでは、オランダのアマゾンプライムを使っていて、それは配送料が無料になるという観点から今後も使っていこうと思うが、動画のコンテンツの量と質について考えてみたときに、NetflixかU-NEXTにも加入しようかと考え始めた。


そこで両者について調べてみたところ、オリジナル作品であれば前者に軍配が上がるが、映画(洋画·邦画)に関しては、U-NEXTの方がNetfliよりも多く、アニメに関しても同様に、U-NEXTの方がコンテンツが充実しているようだ。それを知り、近々U-NEXTに加入しようかと思う。


それによって、これから本格的に映画とドキュメンタリーを見ていくことができるようになるだろう。映画鑑賞に際して、政治学と社会学の語彙と観点を増やしたいと思ったので、両者に関して、ちょうどオックスフォード大学出版から辞書的な専門書“The Concise Oxford Dictionary of Politics”と“A Dictionary of Sociology”が出版されていることを本日知り、それらは日本からオランダに戻ってきてから購入しようと思う。


それらの辞書と合わせて、個別具体的な思想家としては、今のところロイ·バスカーやヨルゲン·ハーバマスの思想的枠組みを活用して映画やドキュメンタリーを紐解いていこうかと考えている。


今日の振り返りをしておくと、今日は社会学の観点から映画批評を行っている論文を読み、シュタイナーの経済思想に関する論文を読んだ。後者の論文の中で、二宮尊徳とシュタイナーの経済思想の共通点が言及されていて、それを興味深く思った。


「道徳を忘れた経済は害悪である。しかし、経済を忘れた道徳は寝言である」という二宮尊徳の言葉が印象的であり、現代の道徳観は前者の通りになってしまっており、経済については後者の通りになってしまっているという状況だろう。両者の分離を乗り越え、それらを統合する道についてぼんやりと考えを巡らしていた。


明日もまた引き続き、社会学の観点から映画批評を行っている論考を読み進めていこう。それに加えて、ロイ·バスカーの一連の書籍の再読も進めていく。明日もまた充実した1日になるに違いない。フローニンゲン2020/9/24(木)20:09

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page