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5764-5765: アートの国オランダからの便り 2020年4月23日(木)


No.147 心羽毛_An Inner Feather

No.155 夕暮れ時のそよ風の精霊_A Sprit of a Twilight Breeze

本日の言葉

What a strange creature the human being is: he gropes in the dark with an intelligent expression! Kodo Sawaki Roshi

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本日生まれた15曲

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タイトル一覧

5764. 今朝方の夢

5765. 創作的青春期を謳歌して:歪んだスピリチャリズムの信奉者たち

5764. 今朝方の夢

時刻はゆっくりと午前6時に近づいている。今朝の起床はとてもゆったりとしていて、午前5時だった。

目覚めた瞬間に小鳥たちの鳴き声が耳に届けられ、彼らの澄み渡る鳴き声に包まれる形で起床した。今もまだ彼らの鳴き声は聞こえていて、パソコンから流している波の音と見事に調和している。心地良い自然音に包まれながら、今日もまた自分の取り組みを前に進めていこうと思う。

早速ではあるが、今朝方の夢を振り返り、その後に絵を少々描いてから、早朝の作曲実践に取り掛かりたい。今週はもう協働関係のオンラインミーティングはないので、全ての時間を創作活動に充てることができる。

夢の中で私は、インターネット上で投資が行える取引所のチャット画面を眺めていた。私もその取引所を使っていて、久しぶりに注文画面を眺めた。

そこにはチャット画面も横についていて、無数のユーザーが匿名でチャットを通じてやりとりしていた。彼らのコメントを読むつもりはなかったが、パッと目に飛び込んできたコメントがあった。

どういうわけか、自分の名前がそこに取り上げられていて、どうやら自分が話題に上がっているようだった。とりわけ、自分の作曲の学習方法について話題になっており、私が使っている理論書が随分と本格的かつ古風なものであることに驚いている人がいた。

彼らのコメントや反応をしばらく眺めたところで、私の体は図書館にあった。その図書館の2階に行き、金融関係の書籍を探していた。

すると、本棚の前の個別ブースで大量の本を読んでいる人が3名ほどいた。彼らはいずれも男性であり、見た目からすると、浮世離れしている感があった。

本棚である書籍を手に取った時、突然投資に関するクイズが始まった。問題の出題者はアナウンサーのような見知らぬ女性であり、回答者は私の他にもう2人いた。その2人もまた私は知らなかった。

主題された4択問題のうち、1つの選択肢はすぐに除外できたが、残りの3択で少し迷った。おそらく回答は2番目だろうと思った時、1人の男性が勢いよく答えは2番目の選択肢だと宣言した。結果として私は彼に追随する形となったが、私もその選択肢を選んだ。

このクイズはお金を掛けるものであり、その男性は100万円ほど掛け、私は20万円ぐらいの掛け金を設定した。そういえば回答を選ぶ前に、念のため、残り2つの選択肢を再度読み上げてもらうことを出題者の女性にお願いし、それを聞いて回答の確信度が高まった。結果として私たちは正解し、最後に年間の投資収益の発表があった。

どうやら私は投資ファンドに雇われているようであり、今年は投資で400億円ほどの収益をもたらしたが、私に入ってくる成果報酬は2億円ほどであり、その少なさに私は少々驚いてしまい、これは上の人間と交渉する必要があるなと思った。そこで夢の場面が変わった。

次の夢の場面では、私は運河の美しいヨーロッパのある国の街にいた。私はヨーロッパのある名門サッカーチームの合宿に帯同しており、チームのメンバーと一緒にその街のホテルに宿泊していた。

現在、チームのエースが出場停止中であり、尚且つ彼は練習も休みとされていた。彼と似たような選手が他に2人いて、私たち4人は、朝食後に運河沿いを散歩した。

その最中に、チームの同僚の衣服が運河に落ちていることを発見し、チームのエースがすぐさま運河に飛び込み、その衣服を拾い上げた。まだ寒さの残る季節であり、運河の水はとても冷たかったようだ。

散歩を終えてホテルに戻ると、私はまず自室に戻ろうと思った。すると、1階のエレベーターの横にある階段から、オランダ人の知り合いの男性が降りてきた。

その方はもうすでに70歳を超えているが、今でもとても元気だ。その方が私に気づき、ポケットに突っ込んでいた手をポケットから取り出して、笑顔で私に挨拶をしようとしたところ、階段から足を踏み外してしまい、そのまま地面に転倒し、地面に頭を強打してしまった。

その瞬間に、打ち付けられた頭から血だけではなく脳味噌が少し飛び出た。それを見て私はギョッとしてしまい、その方の眼を見ると、もう意識がなく、即死のように思われ、手遅れのように感じたが、すぐに併設していた病院の1階の受付に助けを求めに行った。

そこですれ違いざまにその男性のパートナーの方と出会い、その方はひどく動揺していた。病院に駆け込み、受付の小柄な白人女性に事情を説明すると、彼女はとても冷静であり、非常に落ち着いていた。

男性は気絶しやすく、頭を少々触ればすぐに意識が戻ることが多いとのことだったが、私はもうその知人は死んでしまっていると思っていたので、そのようなことでは意識は回復しないと思った。

受付の女性と一緒に知人が倒れた現場に向かい、そこに到着すると、そこにはもう倒れた知人の体はなかった。どうやらパートナーの方が人目につかないようにどこかに移動させたらしかった。だがそこには血と飛び散った脳味噌が残っていた。そこで夢から覚めた。フローニンゲン:2020/4/23(木)06:16

5765. 創作的青春期を謳歌して:歪んだスピリチャリズムの信奉者たち

時刻は午後7時を迎え、これから夕日がゆっくりと沈み始める。今はまだ燦然と太陽が輝いており、隣の家のニコさん夫婦はバルコニーでくつろいでいる。

昨日、夕日が沈みゆく直前の時間に、エメラルド色の夕暮れ空を見た。そのあまりの美しさに思わず作曲の手を止めて、夕暮れ空に見入っていた。今日もまたきっと同じような夕暮れ空が見えるだろう。

フローニンゲンのこの季節の楽しみ、いやこれから再度日照時間が短くなる秋の時期まで、そうした夕暮れ空をほぼ毎日拝むことができるだろう。これからは毎晩それを眺め、静かな気持ちで何か祈るように時を過ごそう。感謝の念を持って、夕暮れ空の前で静かにたたずみたいと思う。

今朝方の作曲実践において、南インド音楽のスケールをいくつか実験として適用してみた。それらを使いこなすのはなかなか難しいが、これも訓練だと思う。

今まで慣れ親しんできたスケール以外にも引き出しを増やしていく。少しずつでいい。日々少しずつ自分の作曲言語を広く深いものにしていく。そうした積み重ねが、いつか今このように母国語で日記を書いているのと同じように自由自在な表現を可能にするだろう。

自分の日本語も緩やかに進歩してきたことを思い出そう。そしてそれは今も現在進行形で進んでいる。

内面の成熟は、そうした漸次的な進歩なのだ。自らの内面がゆっくりと成熟を遂げていけば、生み出される言葉や音、そして絵も変わってくるだろう。

午前中にふと、今の自分は創作的な青春期を過ごしているのかもしれないと思った。青春期を再度謳歌するように、創造活動に明け暮れる毎日。今はそれでいいのだと思う。

思う存分に創作的な青年期を謳歌しよう。創作的な成人期や老年期は、まだまだ随分後にやってきそうである。

本日その他に考えていたこととしては、現代人の多くは歪んだスピリチャリズムを信奉しているということだ。そんな彼らも自らがスピリチャリズムを信奉していることは否定するに違いない。だが、彼らはまるで自分の人生が何度もあるかのように今を無駄にして生きているのである。

今を無駄にして生きている人たち。世の中はそうした人たちばかりなのではないかと思ってしまう。

毎日自分が真に望まないことに従事し、何を望んでいるのかさえ自らに問わない形で生きている人たち。そんな彼らは、きっと人生が何度もあると信じているから今を無駄にするのだろう。彼らは、そうした歪なスピリチャリズムの信奉者なのだ。

仮にこの人生が一度しかないと分かっていれば、毎日を、いや毎瞬を無駄に生きられるはずなどないのだ。そうした観点において、歪んだスピリチャリズムを信奉している人が世間には溢れていると述べたのである。

他者に対して嘘をつかないよりもまず先に、自分に対して嘘をつきながら生きるのをやめたらどうだろうか。それは、歪んだスピリチャリズムからの脱却の1つの打ち手になるだろう。

真正の霊性が求められる世の中にますますなってきている。ここ最近そのようなことを感じる。日々の創作活動は、自らの霊性の探求であるのと同時に、時代が要請する新たな霊性の発見に向けた営みであるように思う。そんな意味付けがなされる。フローニンゲン:2020/4/23(木)19:27

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