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5741-5743: アートの国オランダからの便り 2020年4月17日(金)


No.81 生命のエオリア_Aeolia of Life

本日の言葉

The entire moon and sky are reflected in dewdrops on the grass. Eihei Dōgen

下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(16点:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日生まれた16曲

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タイトル一覧

5741. 意味ネットワークの治癒と変容:虚構の夢を見せ続ける社会

5742. 今朝方の夢

5743. 充実した創作活動:棋譜並べと写経のように

5741. 意味ネットワークの治癒と変容:虚構の夢を見せ続ける社会

時刻は午前4時を迎えた。今朝の起床は午前3時半だった。1度午前2時半に目を覚まし、その時も心身の状態はスッキリしていたが、そこからもう1時間ほど寝ることにして本日の起床を迎えた。

3時半の起床の段階では小鳥たちはまだ鳴き声を上げておらず、4時を迎えた今もまだ彼らの鳴き声は聞こえない。辺りはまだ真っ暗である。

起床直後に呼吸法を行い、少しばかり瞑想実践をしていると、治癒と変容について思いを巡らせている自分がいた。個人の治癒と変容に関して言えば、それは意識空間内の意味ネットワークを作り変えていくことが要求され、同時に脳内の神経ネットワークの作り変えも要求される。前者の意識空間に着目してみた際に、当該空間内の意味ネットワークはつまるところ、言葉·音·イメージで構成されており、それぞれに固有のエネルギーが対応しているのではないかと思われた。

治癒と変容は、それらの要素を作り変えていくことによって実現されるものなのだということについて思いを巡らせていた。おそらくそれは個人の治癒と変容だけに当てはまることではなく、集合の治癒と変容にも当てはまるだろう。

文化的なものも制度的なものも突き詰めれば、言葉·音·イメージ、そしてそれらに付随するエネルギーで構成されている。それらの構成物で構築されるネットワークの治癒と変容を実現するためには、それらの要素の作り変えが要求されるのではないか。そのようなことを考えていた。

昨晩、夢から覚めさせてくれない精神風土とシステムが社会の中に絶えず内在していることについて考えていた。実はそうした精神風土やシステムは、隠蔽されているというよりも、驚くほどに外側に生々しく姿を見せているのだが、そこに光が当てられすぎているがゆえに、多くの人にとっては目に見えないものになってしまっているのではないかと考えていた。

それらは絶えず顕現し続けているのだが、それがあからさまであるがゆえに、人々はそれに盲目なのだろう。それらは本質的には隠蔽されていないため、ある日突然目が覚めて、そうした精神風土やシステムの愚かさに気づく人も出てくる。

しかしながら、多くの人にとって、それらの精神風土やシステムが生み出す夢の世界があまりに心地良いのか、はたまたそれ以外の世界を知らないのか、一向に目が覚めない状態が昔も今も続いている。

永遠に虚構の夢を見させてくれるのだが、その夢から覚める方法については何も教えてくれない社会。社会は、そうした夢を増幅させ、虚構性を増大かつ複雑にさせる方向に向かっている。そのようなことについても昨晩考えていた。

天気予報を確認すると、今日も一日中晴天のようだ。一昨日からチーズを夕食に食べ始め、その効果を早くも感じている。

不足しがちであったタンパク質とカルシウムがチーズによって補われているようであり、それが早くも肌に効果として現れている。肌の変化を今朝方に観察していた。

今日は午前3時半に起床したこともあり、午前中の創造活動に適した時間は存分に創作に充てることができる。今日も自分なりに納得する曲を作り、絵を描いていく。2つの創作実践を行き来し、時折音楽に合わせて踊りを踊ったり、窓の外をぼんやり眺めて1日を過ごそうと思う。フローニンゲン:2020/4/17(金)04:30

5742. 今朝方の夢

時刻は午前4時半を回った。これから夢の振り返りをし、その後少しばかり絵を描いてから早朝の作曲実践に取り掛かりたい。

夢の中で私は、実際に通っていた中学校から帰宅している最中だった。帰宅といっても、学校から自宅までは目と鼻の距離であり、移動に時間はかからないのだが、校門を出たところでバスケ部の後輩2人と遭遇し、彼らと少しばかり話をした。

その際に、ちょうど前日に母から話を聞いていた視点移動の話を後輩たちにした。端的には、視点を移動させることで初めて新たな視点が得られるという話であり、それをバスケの練習に当てはめて紹介した。

後輩2人は熱心にバスケに取り組んでいたので、さらに技術を向上させたいのであれば、視点を移動させる意味も含めて、1度本場のアメリカにバスケ留学でもしてきたらどうかと伝えた。すると2人の表情は生き生きとしたものになり、これまでバスケ留学は彼らの人生の中で選択肢になかったようであり、これから真剣に検討してみるとのことだった。

後輩2人が新たな方向に人生を進めていこうとしている姿を見て取った後に夢の場面が変わった。次の夢の場面では、私は実際に通っていた中学校のある教室にいた。そこでは英語の授業が行われようとしていて、教師は外国人の男性だった。より具体的には、教師は今私が毎日視聴しているアメリカの連続ドラマの主人公の俳優だった。

授業が間も無く開始するという時に、私は教室の左列の一番前に座っている友人と話をしていた。彼は日本人のはずだったが、私たちは英語で会話をしていた。

しばらく会話を楽しんだ後、授業がもう始まろうとしていたので席に戻ろうとすると、すでに教壇の近くにいた教師が、友人の彼に謝れと私に述べた。私は謝罪することなど何もしていないと教師に伝えたが、聞く耳を持ってもらえず、教師は私に何かを手渡した。見るとそれは、罰として与えられた英単語テストのようだった。

単語カードのような小さな紙切れが束になっており、表に不思議なシンボルが描かれており、裏には英単語が書かれていた。一番上にあった紙の裏側を見ると、その英単語は“in fact”だった。

「なんだろう、この単語テストは?」と思って顔を上げると、そこには外国人の教師はもうおらず、別の日本人の教師がいた。その先生は女性の先生だったが、小中高のどこかでお世話になったのかは忘れてしまっている。はたまた、その先生は架空の人物かもしれない。

いずれにせよ、先生はこれから10人1組であるゲームをしようと述べた。グループが散らばりすぎないようにある程度密集した形でグループを作るようにと述べた。

私は一番前の席に座っていて、先生は私に仏教のゴングのようなものを渡し、それを用いてゲームの開始や終了を伝えるようにと述べた。そこから私たちはグループを作るために椅子や机を移動させようとした。

グループ内の友人が後ろの方で喋っており、なかなか1箇所に集まろうとしなかったので、私は前方から彼らに呼び掛けた。すると先生は、グループ内の距離は関係ないと述べ、先ほどは密集するようにと指示をしていたのと矛盾しているではないかと思った。

その矛盾について伝え、距離は関係ないのか、それとも密集した方がいいのかはっきりさせるように先生に問いただした。私の語調は幾分荒く、先生に詰め寄るような形で問いを投げかけている自分がいた。

今朝方はそのような夢を見ていた。そう言えばもう1つ、小中高時代の親友(SI)が現れる夢を見ていた。

彼と話をしていると、ひょんなことから彼をモチーフにした油絵を描こうということになり、私はサッと2枚ほど描き上げて、それらを学校のクラス限定で使われているSNSを通じて共有した。

すると、クラスのみんなはその油絵が彼に似ていることに驚き、あまりにも似過ぎていたために、笑いが起きていた。そのような夢も見ていたことを思い出す。

油絵を描き始めてまだ10日ほどだが、早速夢の中にそれがシンボルとして出てきたことが興味深い。少しずつ、絵を描くことが自分の無意識の世界に浸透しているようであり、逆に言えば、無意識の世界から絵画の創作対象が溢れ出てきているのかもしれない。フローニンゲン:2020/4/17(金)04:52

5743. 充実した創作活動:棋譜並べと写経のように

時刻は午後7時を迎えた。ちょうど今し方夕食を摂り終えた。

一昨日から夕食にチーズを少量食べ始めることにしており、早くもその肯定的な効果が身体に現れてきていることについては早朝の日記で書き留めていたように思う。タンパク質とカルシウムが豊富なチーズを摂取し、カルシウムの吸収を助けるビタミンDに関しては、天日干しした椎茸から摂取しており、同時に自分が日光浴をすることによって自らビタミンDを分泌させるようにしている。

食べ物が身体に与える影響というのは驚くべきものであり、この2、3日いつもよりタンパク質やカルシウムを多く摂取することによって身体がすぐさま変わり始めていることは驚くに値する。毎日摂取している味噌と同様に、チーズも発酵食品であるから、チーズの摂取によってさらに腸内環境が整ってい始めているのかもしれない。この10カ月間は動物性タンパク質を一切摂っておらず、チーズが程よくそのバランスを図ってくれているように思う。

今日は早朝の3時半に起床したおかげが、創作活動に十分に励むことができ、曲に関しては16曲ほど作ることができた。休憩がてら油絵を描いていると、絵に関しても11枚ほど描いていたことに気づく。

寝る前にもう2、3枚ほど描こうかと思っているため、今日は多作な日であったと言える。毎日がこのようであって欲しいと切に願う。

今日は午後の仮眠中に不思議な知覚体験をした。端的には、仮眠を取っていると、誰か他の人の脳を自分の脳に移植するイメージが現れ、その移植が無事に成功したストーリーが展開されていた。

最初私は、その移植はうまくいかないだろうと思っており、少々不安のような感情を抱えていた。私の身体は手術台のような上にあり、身動きが全くできなかった。

いざ移植が始まってみると、それはほんの一瞬で終わり、それが無事に完了したことを知って大いに安堵した。その瞬間、自分の脳の容量と機能が大幅に拡張されたかのような感覚があった。

一体誰の脳が自分の脳に移植されたのかわからないが、仮眠後の状態は良好であり、本当に脳の容量と機能が変化したような感覚があった。そのような体験をしたのは本日の午後のことである。

今日はこれから就寝前までの時間を、まずは原型モデルの作成に充てたい。今後それらのモデルを参考にして曲を作るときには、それらをエクセルで管理しているので、作曲家ごとにソートをかけて、ある特定の作曲家の原型モデルに特化して曲を作ってみるのも1つの良い実践になるかと思った。

夕方に改めて、一手詰から三手詰の短い詰将棋を大量に解くようなイメージで譜例をもとに短い曲を作っていくことの大切さについて考えていた。今参照しているウォルター·ピストンのハーモニーの書籍を参考にし終えたら、今度はチャイコフスキーやアーノルド·ショーンバーグが執筆した作曲理論書に取り掛かる。

それらの書籍で掲載されている譜例に関しても、逐一作曲ソフト上で再現し、写経的な実践を経た上で、それらの譜例をもとに自分なりの曲を作っていく。棋譜並べと写経のイメージを絶えず持ちながら明日からの作曲実践を進めていこう。フローニンゲン:2020/4/17(金)19:23

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