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4690-4693:フローニンゲンからの便り 2019年7月12日(金)


タイトル一覧

4690. 金曜日の早朝より

4691. 資産運用に対する態度と生き方

4692. 雨上がりの爽快さの中で

4693. 別れの時

4690. 金曜日の早朝より

今朝は午前2時半に起床し、時刻は午前3時を迎えた。今、辺りは闇に包まれており、少しばかり雨が降っているようだ。

天気予報を確認すると、今日は午前中から夕方まで雨のようである。昨日も雨が降る時間帯が多かったが、夕方には雨が一時的に止み、そのタイミングで散歩に出かけた。

外に出てみると、思っていた以上に外が暖いことに気づいた。それは雨が降ったことによる生暖かさだったのだろう。

現在の時刻は、まだ早朝の早い時間帯だが、雨のおかげもあってか、寝室と書斎の窓を開けてもそれほど寒くない。また、起床直後のヨガの実践と白湯を飲んだことにより、体温が上がっていることも寒さをそれほど感じていない理由だろう。

今日は夜まで小雨が降るらしいので、散歩に出かけることはできないかもしれない。そのため、今日は散歩の代わりに、ヨガの実践を午後にも行いたい。

昨日の夕方に突然雨が降り始め、夏の黄昏時に降る雨もまた美しいことを感じていた。今日も断続的に雨が降るようであるから、雨の降り始めや雨が降っている最中には、同様のことを感じるかもしれない。

そういえば、今朝方は印象に残る夢を見ていなかった。目覚めた瞬間には、確かに夢が通った跡のようなものを感じていたのだが、それは視覚的なイメージを残すものではなかった。夢の世界は、今日はどうやらひと休憩しているようだ。

早いもので、今週も終わりに近づいている。そしてそれは、7月の第2週の終わりが近づいてきていることも意味している。

今週を振り返ってみると、今週は協働プロジェクトに関する案件に比較的多くの時間を充てていたように思う。ほぼ毎日何かしらのオンラインミーティングが入っていたように思う。来週からはミーティングの数が落ち着き、これまで通りのペースに戻るだろう。

先週からは出版記念オンラインゼミナールが開始したこともあり、ここからゼミナール終了の9月までは、他の協働プロジェクトと折り合いをつけながら、自分の時間をうまく捻出していきたいと思う。

そして、捻出された貴重な時間を自らの取り組みを前に進めるために有意義に活用したいと思う。それらの時間においては、集中し、没入状態の中で自分の取り組みを前に進めていく。

本日もまた自分の取り組みに専心していきたい。集中と没入。それら二つの言葉を胸に刻みながら活動に取り組めば、今日もまた充実感で溢れた一日になるだろう。フローニンゲン:2019/7/12(金)03:25

No.2246: Gazing at a Delicate Rain

I’m gazing blankly at raining. My bedtime is coming when I realized it. Groningen, 20:13, Wednesday, 7/10/2019

No.2247: A Feeling Before Daylight

It is approaching 5AM. Now, day breaks slowly. Groningen, 04:45, Friday, 7/12/2019

No.2248: Sunniness

It has rained since the early morning, but the weather in my internal world is sunny. Groningen, 05:30, Friday, 7/12/2019

4691. 資産運用に対する態度と生き方

時刻は午前3時半を迎えた。起床してから身体を目覚めさせ、ゆっくりと日記を執筆していると、起床してからの1時間は本当にあっという間であったと思う。

とはいえ、そうした時間の流れる早さを気にかける必要はなく、今日もゆったりとしたペースで自分の取り組みを進めていく。今日は欧州時間の13時からオンラインゼミナールがあり、起床からその時間まで10時間以上あるため、まずはその時間を有意義に過ごしたいと思う。

先ほど小麦若葉のパウダーとチアシードを白湯に混ぜたドリンクを飲み終え、今は白湯に大麦若葉のパウダーを溶かしたドリンクを飲んでいる。以前の日記で言及したように、私の個人的な好みとして、大麦若葉の方が小麦若葉よりも葉の甘みがあって美味しく感じられる。その甘みと温かさを堪能しながら、今日の活動に緩やかに入っていこう。

先ほど大麦若葉のドリンクを作るためにキッチンに向かうと、そこで資産運用について考えを巡らせている自分がいた。それは、資産運用をいかに行っていくかという技術的な事柄というよりも、それを行う態度に関するものであった。

より具体的には、私個人の資産運用に対する態度というよりも、多くの人が資産運用に対して持っている態度について少しばかり考えを巡らせていたのである。この世の中は対極性に満ち溢れ、資産運用についても極端な考え方を持ち、極端な実践を行っている人たちに分かれるように思われる。

端的には、資産運用に躍起になっている者と、資産運用に対して全くもって無頓着な者の二つである。より細かく分類すれば、そうした極端なグループだけではなく、資産運用に対する正しい知識と技術を持ち、カネに呪縛されることなく、適切に資産運用を行っている者や、カネに呪縛される形で資産運用に従事している者に分けることができるかもしれない。

さらには、資産運用と隣接したものでありながらも、全く似て非なるものである労働収入をなんとか懸命に高めようとする人たちが数多く存在していることも忘れてはならない。税や金融について学習してみるとわかることだが、労働収入を高めることによって生活を豊かにしようと思うことは、少なくとも我が国においては賢明な考えではない。

それについては詳しく述べないが、労働収入を高めることを煽る風潮や仕組みが蔓延する日本社会の中にあっては、未だに年収思考が跋扈していることに驚く。年収を高めようとする道は、ほぼほぼ奴隷の道、ないしは隷属の道と呼べるようなものだと思うのだが、そうした認識が生まれないほどに、多くの人たちは税や金融に関する学習を怠っているのかもしれない。

少なくとも私たちが生きている現代社会において、そして今後私たちが生きている期間においてはおそらく、カネというのは常に影響力を持ったものであり続けるだろう。そうした影響力に飲まれる形で拝金主義的な行動に出るのか、あるいは資産運用について無頓着なまま一生カネに困り、束縛を受けながら生きるのか、はたまたそれとうまく付き合うことによって、解放された豊かな人生を歩むのか。

カネに対する認識、および資産運用に関する知識と技術の差によって、人々の生き方にも大きな差が生まれ、その差は今後も拡大の一途を辿るような予感がする。そのようなことを考えていると、小鳥たちが鳴き声を上げ始める時間になった。フローニンゲン:2019/7/12(金)03:53

No.2249: The Pastoral Rainy World

Today’s Groningen embodies the pastoral rainy world. Groningen, 06:32, Friday, 7/12/2019

No.2250: A Guardian of Rain

A guardian of rain protects the world. Groningen, 07:17, Friday, 7/12/2019

4692. 雨上がりの爽快さの中で

早朝は少し雨が降り、のどかな雨の世界がフローニンゲンの街全体を包んでいたが、幸いにも今は雨が止み、青空が見えてきた。起床時においては一日中雨が降るという予報だったが、改めて天気予報を確認すると、午後からは天気が回復するようである。

今日は13時より、出版記念オンラインゼミナールの第2回のクラスがあり、午後からは雨が降るだろうと思っていたので、つい先ほど買い物を済ませてきた。近所の河川敷にジョギングに出かけ、その足でスーパーに立ち寄って、必要なものを購入してきた。

目覚めた時には寒さを感じていたが、先ほど出かけた際にはそれほど寒さを感ずることはなく、気分良くジョギングを楽しむことができた。

ジョギングをしながら、今日のゼミナールのことや投資のこと、そして作曲のことについて雑多なことを考えていた。今朝方にも考えていたことなのだが、私自身は一切楽器の演奏経験がなく、ピアノなど全く弾けないのだが、むしろ楽器の演奏経験が一切ないということが、自分の作曲実践に肯定的な影響を与えているように思う。

他者と比較しても意味はないが、楽器の演奏経験がない私は、楽器の演奏経験者や音楽大学で学びを得た者にはない独自さを獲得することができる可能性があるように思えてくる。それはまるで、盲目の人が、一般的にはハンディだと思われている目が見えないという特質ゆえに、他の感覚を伸ばし、思わぬ能力を発揮する様子に似ている。

自分の中で、楽器の演奏経験がないこと、学術機関で音楽理論を学んでいないことなどの欠落要件が、むしろ思わぬ音楽的な能力を育み得る可能性もあるのではないかと思っている。それは多分に自分への励ましの意味もあるだろうが、真実性もあるだろう。これまで自分が伸ばしてきた能力はいずれも、何かしらの欠陥から生まれてきたものであるという事実が、その真実性を強めている。

昼食どきを迎え、これから具なしの味噌汁(玄米味噌、マカパウダー、パンプキンパウダーを混ぜたもの)とトマト一つを食べて、いつものように仮眠を取る。仮眠から目覚めて少し意識を通常のものに戻したら、ちょうどゼミナールの始まりの時間になるだろう。

第2回のクラスの冒頭では、初回のクラス以降に生まれた質問事項や積み残しになっている質問項目などを全体に尋ねてみる。その後、3名1組のグループに分け、グループワークに移り、そこではチェックインをまず行ってもらう。

チェックインにおいては、まだ第2回目のクラスということもあり、「〜(仕事・実践領域)に従事している〜です」と一行の自己紹介をしてもらうように促し、その後、初回のクラスで積み残しになっている質問事項を共有し、そこから第2章を読んでみての質問項目や理解を深めたいことを共有してもらう。

グループワークの時間は、30分から35分ぐらいをめどにする。グループワークが終われば、各グループで取り上げられたトピックを基にして、全員でディスカッションをしていく。今日もまたどのようなトピックが取り上げられるのか非常に楽しみである。フローニンゲン:2019/7/12(金)11:53

No.2251: A Rainy Rose

Rainy roses are in full bloom. Groningen, 08:45, Friday, 7/12/2019

No.2252: Rainy Cheerfulness

Contrary to our intuition, rain has cheerfulness. Groningen, 10:45, Friday, 7/12/2019

No.2253: Toward the Shining Night Sky

It stopped raining. The world is going to move toward the shining night sky. Groningen, 16:16, Friday, 7/12/2019

4693. 別れの時

時刻は午後の7時を迎えようとしている。今、穏やかな夕日がフローニンゲンの上空に見える。

今日は金曜日というよりも、どこか週末のような時間が流れているように思える。時間の流れは穏やかで優しく、そうした時間の中で呼吸をしているだけでどこか穏やかな気持ちになるかのようであった。

フローニンゲンの夕日はまだまだ沈まない。ここから3時間弱はまだ明るさが続くだろう。

今日は正午過ぎに、出版記念オンラインゼミナールの第2回のクラスがあった。今日も前回と同様に、受講者の方から非常に洞察の溢れる論点を場に提供してもらい、とても有り難く思った。

こちらから論点を提供するのではなく、受講者の一人一人の関心から生まれてくる論点をクラス全体で共有した方が遥かに有益であることを実感する。今日と同じように充実した時間を過ごせることを日曜日のクラスにも期待する。

天気予報を確認すると、明日は晴れるようなので、午後にでも街の中心部のオーガニックスーパーにジョギングがてら立ち寄り、必要なものを購入したい。必要なものを列挙すると、ヘンプパウダー、マカパウダー、有機豆腐、麦味噌、アーモンドバターの5つになるだろか。

先日ひょんなことから、この店でアーモンドバターを購入し、それをバナナに塗って食べてみると、極めて美味しいことに気づき、またアーモンドが持つ栄養素は以前ナッツとしてアーモンドを食べていた時から重々承知であり、ここからはアーモンドバターを通じてアーモンドを摂取していこうと思う。

良質な食べ物を適量摂る生活を継続することによって、心身が見違えるように変化し、それは日々の活動に取り組むエネルギーの質と量に如実に表れている。そして、日々の生活の質が以前とは比べ物にならないほどに豊かになっていることにも気づく。

現在の食生活を適宜見直しながらもそれを継続させていけば、欧州での4年目の生活も充実感と幸福感が自ずと内側から滲み出してくるだろう。

今日はこれから必要最低限のメールに返信をする。4年間の休養期間の始まりに伴い、これからは基本的に、成人発達理論やインテグラル理論に関する活動を控えていく。

当然ながら、すでに動き出しているプロジェクトや、協働者の方とすでに話し合いの機会を持った案件については、それらが完了するまで活動に従事していく。だが、それらの領域を核にして活動することの節目を迎えていることを強く感じており、それらの領域から離れる時期がやってきたのだと知る。昨夜の就寝前にもそれを思っていた。

10年間継続していた活動に別れを告げ、新たな出発を始めていきたい。それは一時的な別れなのか、未来永劫にわたって継続する別れなのか、今のところ何もわからない。

今この瞬間に言えることがあるとすれば、それらの領域に関する活動から離れなければ、次に待っている自分はやってこないということである。自己を深め、人生を深める際には、別れというのが不可避である。

これまで最も自分に近いところにあったものに別れを告げ、それを手放していく。そこにまた、何かしらの解放を見出すことになるだろう。フローニンゲン:2019/7/12(金)19:11

No.2255: The Brilliant End of a Day

A day in my life is now approaching the end with splendor. Groningen, 20:05, Friday, 7/12/2019

7月12日(金)に生まれた曲:9曲

本日の曲はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

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過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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