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4686-4689:フローニンゲンからの便り 2019年7月11日(木)


タイトル一覧

4686. 今朝方の夢

4687. 今朝方の夢の続き

4688. 内側の音楽宇宙および自分自身の新たな側面との出会いをもたらす作曲実践

4689. 曲に物語を付与する工夫・見出す工夫

4686. 今朝方の夢

昨夜は9時半過ぎに就寝し、今朝は午前2時半に起床した。早寝早起きが以前にも増して進み、それに応じて日中の活動がさらに充実したものになっているのを実感する。

時刻は午前3時を迎え、辺りはまだ闇の中で静まり返っている。小鳥たちが鳴き声を上げ始めるのは、あと一時間ほどしてからだろう。それまではピアノ曲をかけながら、静かに一人で自分の取り組みを前に進めていく。

忘れないうちに、今朝方の夢について振り返っておきたい。夢の中で私は、水の張られていないプールのような、巨大な浴槽のようなものの傍に立っていて、それを掃除している一人の男性の姿を眺めていた。

その男性に近寄ってみると、その男性はサッカー日本代表のフォワードのある選手だった。その選手の持ち味は俊足を生かしたプレーであり、先日日本代表で初ゴールを決めたことを私は知っていた。

その選手に話しかけてみると、「今、浴槽の掃除をしてるんです」とのことであった。それを聞いて、やはりそれは浴槽であったかと思った。

少しばかりその選手と話をしていると、私の知人(NS)がその場にやってきて、不満げな表情を浮かべながら、その選手に向かって一言述べた。なにやら、浴槽の掃除の進捗状況が芳しくなく、掃除の態度がプロらしくないとのことであった。

その選手はサッカーのプロであり、決して掃除のプロではないのだが、「いかなるプロフェッショナルにおいても共通に求められる態度があるものだ」という考えを知人は持っているようだった。私から見ると、浴槽の掃除は着実に進んでいるように思え、何しろ、このように巨大な浴槽をその選手一人が掃除をしているのだから、進捗はゆっくりで当然のようにも思えていた。

知人は不満を述べると、その場から静かに去っていき、そこで夢の場面が変わった。

次の夢の場面では、私は実際に通っていた中学校の教室の中にいた。ただし、印象として、教室の大きさが倍になっているようであった。また、教室には、すでに成人をした人たちばかりがいた。

これから何かの授業が始まるらしいのだが、私は教室の後ろに立っていて、教室全体の様子を何気なく眺めていた。すると、授業の開始のチャイムが鳴った。

チャイムが鳴ると、すでに成人となった生徒たちは、各人の席に着き始めた。すると、教室の後ろのスペースで、二組の男女のカップルと、一組のゲイのカップルが、授業の開始によって少しの時間離れ離れになってしまうのを惜しむかのようにハグをし合い、そして口づけを交わし合った。

私から見て一番左と一番右のカップルは白人の欧米人であり、真ん中のゲイのカップルはアフリカ系の欧米人だった。三組のカップルがそれぞれの方法で口づけをし合っているのを眺めた後、私は自分の席に着くことにした。

私の席は、教室の最右端の列の一番前の席であった。席に座ると、ちょうど先生が現れ、授業が自然な形で始まった。

挨拶は特になく、私の列の一番後ろの席に座っている何人かのドイツ人がドイツ語を話しているのが聞こえ、なんとなく場の雰囲気が和やかな形で授業が始まった。ドイツ語で話をしていたドイツ人たちは、ここからの時間は日本語で授業を受ける必要があると思ったのか、話の途中で日本語に切り替えた。しかし、彼らが何を話しているのかは定かではなかった。

ドイツ人たちに続く形で、私の右横に座っているイタリア系の日本人女性が、面白いことをつぶやき始めた。彼女は国籍としては日本人なのだが、日本語があまり堪能ではない。

その女性の後ろには、小中高時代の親友(HO)がいて、彼女の面白いつぶやきに対して、親友がそっとツッコミを入れている。そのツッコミを受けて私は、また別のツッコミを彼女に入れていた。そのような夢の場面があったのを覚えている。

振り返ってみると、夢の最後に出てきた女性のつぶやきの面白さは、日本語のイントネーションと、そのコンテクストではあまり使われないであろう表現を彼女がつぶやいていたことにあったように思う。そのようなことをぼんやりと思い出す朝だ。フローニンゲン:2019/7/11(木)03:35

No.2237: A Gentle Song of the Early Morning

Being embraced by a gentle song of the early morning, I’ll focus on my lifework. Groningen, 05:13, Thursday, 7/11/2019

4687. 今朝方の夢の続き

時刻は午前3時半を過ぎた。今、白湯に大麦若葉のパウダーを溶かしたドリンクを飲んで温まっている。

今朝も非常に寒い。起床直後に寝室と書斎の窓を開け、なんとか少しばかり換気をしたが、今は再び窓を閉めている。

天気予報を確認すると、今日と明日は午後から雨が降り、明後日に関しては、午前中いっぱい雨のようだ。冷たい夏がもうしばらく続く。

つい先ほど今朝方の夢について振り返っていたが、あの夢にはまだ続きがあることを思い出した。それについても振り返りをしておきたい。

夢の中で私は、実際に通っていた中学校の教室にいて、授業を受けていた。教壇には、部活の顧問であった理科の先生が立っており、ゆっくりとした口調で授業を始めた。

先生の担当科目は理科なのだが、なぜだか世界史の授業が始まった。しかも、それは中学校で習う範疇を超えて、大学入試の記述問題に対応できるような応用的な内容だった。

主な論点は、古代中国の三国時代の内戦に関するものだった。少しばかり先生が解説をすると、その後先生は、「今説明をした内容を一行でまとめよ」という問いを生徒たちに投げかけた。

私は、今の説明をまとめるためには、少なくとも250字ぐらいが必要だと思ったが、先生の指示に従って、手短にその内容を一行でまとめてみることにした。すると先生は、なぜか私を指名し、そこで謎なことに、今問いを投げかけられた話題についてではなく、インテグラル理論と成人発達理論について解説をして欲しいとお願いをしてきた。

教壇に立つと、そこに置かれていた台の上に、紙に書かれたトーナメント表が置かれていることに気づいた。先生曰く、今からインテグラル理論と成人発達理論に関するプレゼンのトーナメントが行われるとのことであった。

私は、そのトーナメントに参加することに乗り気ではなかったが、話の流れでそれに参加することにした。そして順調に決勝戦まで勝ち進んでいったところで夢の場面が変わった。

次の夢の場面と前の夢の場面にはどうやらつながりがあるようであり、プレゼンを終えた私は、学校の食堂に向かった。そこは立派なレストランのような内装を持っており、時間は昼時だったのだが、なぜだか人はまだ誰もいなかった。

私が一番乗りをすると、一人の若い外国人の男性が後を追うようにしてレストランに入ってきて、私に話しかけてきた。なにやら、目の前に置いてあるサンドイッチがお勧めとのことである。

彼の指差す方向に置かれているサンドイッチは確かに美味しそうなのだが、パンを食べることを避けている私からしてみると、彼のお勧めには純粋に従えないと思った。一応、サンドイッチが置かれている場所に近づいていき、それをしばらく眺めていた。

すると、厨房のような場所から日本人の中年女性が顔を出し、サンドイッチの代わりにお勧めの魚があると述べた。その女性は、調理済みの魚料理が入ったガラスケースから一つの品を取り出して、私に手渡した。

それは一見するとハリセンボンのような魚なのだが、実際には見たこともないような魚だった。そもそもまだ調理されておらず、生きた形のままであった。

その女性曰く、その魚は美味しいらしいのだが、いかんせん食べ方が難しく、外側にトゲがたくさんあるだけではなく、体の内部にもトゲがあるそうなので、それらに刺さらないように食べ進めていく必要があるとのことだった。

先ほど私にサンドイッチを勧めてくれた男性が再び私に近寄ってきて、「その魚は食べにくいけど美味しいよ」という言葉を片言の日本語で述べた。食堂の女性の説明では、体の外側のトゲは大したことはないが、身の中にあるトゲはナイフのように鋭いらしく、それに気をつけながら食べるのは面倒だと思い、その魚料理を女性に返すことにした。

結局私は何も食べないまま食堂を後にし、再度教室へと戻っていった。今朝方はそのような内容の夢を見ていた。

やはり印象に残っているのは、食堂で手渡されたハリセンボンのような魚である。その食堂では、すべて調理済みの料理が提供されていたのだが、その魚だけは生きたままの姿をしていたのが印象的である。

その魚そのものが象徴している事柄、そして体の外側と内側のトゲが意味していることはなんなのかについてまた考えを巡らせてみたいと思う。フローニンゲン:2019/7/11(木)04:13

No.2238: A Light of a Cold Summer Morning

It is very chilly this morning. Yet, I can find a light from the severe environment. Groningen, 05:13, Thursday, 7/11/2019

4688. 内側の音楽宇宙および自分自身の新たな側面との出会いをもたらす作曲実践

時刻は午前4時半を迎えた。少し前から小鳥たちの鳴き声が聞こえ始めた。

今朝もまた足元から冷えており、ヒーターをつけるかどうかを迷ったが、それに頼ることはせず、暖かい格好をする形で寒さを凌いでいこうと思った。

すでに7月の第2週の半ばを迎えているため、この肌寒さには驚かされる。過去3年間よりも今年の夏は寒いように思える。

今日はこれから、早朝の作曲実践に打ち込んでいく。昨日は2件ほどオンラインミーティングがあり、今日も昼前と正午過ぎに1時間のオンラインミーティングがある。

それ以外の時間はすべて自分のライフワークに充てることができる。今日もまた、自らを深め、自らを助くる創造活動に思う存分に従事したいと思う。

早朝の作曲実践を過去の曲をアレンジすることから始めるのは、一日全体に対してとても良い流れを生み出してくれる。早朝にいきなり新しい曲を一から作っていくのは、時にハードルが高く、過去の曲にアレンジをすることはそのハードルを下げてくれ、没頭に向けた良い準備運動になる。

今日これから行う作曲実践もまさに、まずは先日作った曲に対するアレンジから始めたい。その際には、先日かかりつけの美容師のメルヴィンとの対話からヒントを得たように、集中と没入に向けた儀式のみならず、音楽が生成される場全体および曲の生命運動との合一を行うための儀式も作曲前に行う。

昨日は、スクリャービンの曲を参考にして曲を作っていた時に、改めてスクリャービンの音楽が持つフラクタル性に魅了されていた。そこにあるフラクタル構造は、音楽宇宙の秩序を体現しているように思えた。

フラクタル構造というのは、私も作曲上のテーマの一つに掲げており、今後はそれをいかに生み出していくかに意識をより当てていきたい。音楽宇宙の中に潜むフラクタル性については、引き続きスクリャービンの曲を参考にしていく。

ここ最近は、意識的に作曲実践の量を増やしている。欧州で過ごす4年目においては、いよいよ自分の人生で取り組むべきことに集中できそうだ。

作曲に関しては、とにかくまずは徹底的な投入量をもってして、数多くの形を生み出していこうと思う。やはり、数を作って初めて見えてくるものがある。昨日はそれを実感した。

過去の曲に対してアレンジをし、曲を作る機会を多く持つことの意義はそこにある。新しいものと出会うために、そして過去のものを深めるためにも、そもそもそれらと出会うための機会を自ら生み出していく必要がある。その心がけは、作曲実践の量として現れてくるだろう。

今日もまた、自分の内側の音楽宇宙、そしてなにより自分自身の新たな側面と出会うためにも、作曲実践に十二分に打ち込んでいきたいと思う。フローニンゲン:2019/7/11(木)04:48

No.2239: Over a Cup of Cocoa

It is very cold today, and just now, it started to drizzle. I’ll warm up my body, drinking a cup of cocoa. Groningen, 06:21, Thursday, 7/11/2019

No.2240: Driving Rhythms

Driving rhythms are moving around within me. Groningen, 07:55, Thursday, 7/11/2019

No.2241: Toward the Blue Sky

Fortunately, the sky gradually becomes clear. I wish the temperature to be a little bit higher. Groningen, 08:56, Thursday, 7/11/2019

No.2242: The Jocular Weather

The state of today’s weather is jocular. Groningen, 09:49, Thursday, 7/11/2019

4689. 曲に物語を付与する工夫・見出す工夫

時刻は午後の4時半を迎えた。今日はずっと曇りであり、小雨が降る時間帯もあった。気温は一日を通して低く、本当に寒さを感じさせる一日だ。

もう少ししたら熱めのお湯を浴槽に張り、ゆっくりと入浴を楽しみたい。今日は2件ほどオンラインミーティングを行い、それ以外の時間はほぼ全て作曲実践に充てていた。

入浴を済ませ、夕食を摂った後にもゆったりとした気持ちで作曲実践を行いたい。一昨日に作った曲の中で、まだアレンジをしていないものがあるので、それらの曲にアレンジを加えることを行っていく。

先日にふと、コードのローマ数字の一つ一つを自分なりにキャラクターか何かに変えて、コード間の連結のしやすさを頭の中でアニメーション化してみようと思った。これをすることによって、各コード間の機能上のつながりが覚えやすくなるだけではなく、曲の中にストーリー性を盛り込みやすいのではないかと思ったのである。

そしてこの工夫は、コード間のつながりのみならず、他の構造パターンにも活用できるかもしれないと考えている。メロディーを作る際にも、音を音として認識するだけではなく、ある程度のまとまりのある音をキャラクターとして認識し、それらのキャラクターを音楽空間の中で躍動させていくのである。

脳は驚きや笑いを好むという性質上、音楽的なキャラクターを音楽空間内で動かして、面白いストーリーを作りながら一つの曲に仕立て上げていく。そのような工夫をしてみたいと思う。

また、過去の偉大な作曲家が残した楽譜をそのような観点から眺めてみて、楽譜から面白いストーリーを想像することを訓練してみる。

楽譜を絵画作品のように眺めるだけではなく、そこに小説のような生きた物語を見出すようにしてみたい。

小雨が止み、空は薄い雲に覆われてはいるが、穏やかな雰囲気が漂い始めた。少しばかり散歩に出かけ、帰ってきてから入浴と夕食をゆったりとした気分で楽しもうと思う。フローニンゲン:2019/7/11(木)16:41

No.2243: A Soft Flow

Time and the atmosphere at this moment have a soft flow. Groningen, 15:29, Thursday, 7/11/2019

No.2244: On a Cloudy Day

Today has been cloudy and has had a solemn atmosphere. Groningen, 16:01, Thursday, 7/11/2019

No.2245: A Rain Shower in the Twilight

It suddenly started to rain. A rain shower in the twilight in summer is beautiful. Groningen, 19:42, Thursday, 7/11/2019

7月11日(木)に生まれた曲:10曲

本日の曲はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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