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3793. 自然言語と音楽言語との深層的な出会い

February 10, 2019

辺りは静かな闇に包まれている。もう三十分ほどすれば、夜が明けてくるだろう。

 

先ほど今朝方の夢について書き留めていたが、実際にはもう一つ場面の異なる夢を見ていた。だが、その夢については残念ながらほとんど覚えていない。

 

見知らぬ日本人の女性と話をしていたのを覚えているが、その時の周りの様子などについては覚えていない。ただし、その女性との会話に花が咲いていたのだけは覚えている。

 

普段何気なく夢を書き出し、夢の内容について少しばかり考えを巡らせることが、実に良いシャドーワークになっているように感じる。当然ながら、話をしながらシャドーと向き合っていくトークセラピーにも有益性はあるが、夢と向き合うことはかなり深いシャドーワークであることを実感する。

 

そもそも夢というものが、自己の深層的な意識から生み出されたものであるのだから、それと向き合うことはほぼ必然的に深いシャドーワークになるのだろう。

 

今日は協働関係の仕事がないため、一日を通して探究活動と創造活動に十分な時間を充てることができる。それらの活動に付随して、今日もまた雑多な事柄を日記として書き残して行こうと思う。

 

とにかく書くという実践をここ数年間特に意識して行ってきたことにより、この一、二年における、自然言語に対する認識と接し方に変化が見られるように思う。おそらく欧州にやってきた最初の年は、自然言語の持つ深層的な価値とその限界についてそれほど明確な認識を持っていなかったのではないかと思う。

 

当然ながら、井筒俊彦先生の言語哲学に関する書籍や、発達理論に関するテキストを読む中で、自然言語の価値と限界、そして発達段階と言語認識の関係性については頭では理解していた。そうした理解が、真に経験を通じて深まっていったのは、ここ一、二年のことだろう。

 

おそらく私は、自然言語で自己及びリアリティを記述する価値を体験を通じて深く知ってしまったがゆえに、毎日このようにして日記を書き続けているのだろう。一方で、自然言語の固有の限界を幾度となくまざまざと体験することが積み重なることによって、自然言語以外の言語、特にその一つとして音楽言語に関心が向かったのだと思う。

 

そして実際に、自然言語で綴られる日記だけではなく、音楽言語で綴られる日記、すなわち日々の作曲実践が不可欠な日常実践になった。

 

まだ欧州に住んでいる自分が、欧州にやってきたことに対する意味付けをするのは時期尚早かもしれないが、見逃すことのできない意味の一つは、自然言語の価値と限界に対する明確な認識を得たことであり、同時に、音楽言語という自然言語以外の表現手段と出会ったことだと言えるだろう。端的には、自然言語と音楽言語の双方と深層的な出会いを果たしたことが、欧州にやってきた意義だったように思う。

 

今日もまた、音楽理論を積極的に学習していく。音楽理論の書物を読む際には自然言語を介在させるが、音楽言語そのものは自然言語とは異なる言語であり、作曲中の所々では、自然言語を介在しない意識が働く。自然言語を用いて自己及びリアリティを記述することの限界に絶望するような自分はもはや存在しておらず、そうしたことが実現されたのは、音楽言語との出会いによるものだろう。

 

今日もまた、自然言語と音楽言語の双方を持って、形を生み出し、その形が生まれる場所に還っていくための実践を行う。フローニンゲン:2019/2/8(金)07:38

 

No.1659: Colorful Invitation

 

This reality always sends us a letter of colorful invitation. Groningen, 16:31, Saturday, 2/9/2019

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