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3421. 社会学と芸術教育:子育てについて


時刻は午後六時を迎えた。夕食前の読書を終え、日記を少しばかり書き留めておきたい。

今日は底冷えするような寒さであったが、今のところまだ雪は降っていない。どうやら就寝中に雪が降るようだ。

気がつけば本格的に冬が到来しており、日が沈み時間は本当に早くなった。今日は五時を迎えた時にはすでに暗かった。これからさらに日が沈む時間が早くなるだろう。

先ほどまで、社会学に関するテキスト“Masters of Sociological Thought: Ideas in Historical and Social Context (1971)”を読み進めていた。本書は、今から三年前に日本に滞在していた時に、東京の古書店で購入したものである。

当然ながら社会学には様々な研究者が存在しており、理論も概念も無数に存在しているため、自分の研究領域と関連付けて社会学を学んでいくことが賢明だ。とりわけ、芸術教育の価値の歴史的変遷を研究していく際には、どのような社会学の理論が活用できるかを今後は考えていきたい。

本書を一読したことにより、一旦本書から離れ、明日からは芸術教育哲学に関する書籍を読み進めていく。ちょうど今日の午後に、先日注文しておいた書籍のうち、四冊が届けられた。

明日はそのうちの一冊である、フリードリヒ・シラーの“On the Aesthetic Education of Man (2004)”の初読を行おうと思う。今日は協働プロジェクト関係の仕事が午前中に入っていたため、午前中は読書ができなかったが、明日は午前中から読書をする時間があるため、まずは本書を読み通し、時間があれば午後には、本日届いた書籍のうち、マキシン・グリーンの“Releasing the Imagination: Essays on Education, the Arts, and Social Change (2000)”を読み進めていこうと思う。

協働プロジェクトに関する仕事があったとしても、一日に数時間は読書に充てる時間を必ず確保していく。一時間でも二時間でもいいので、自分の探究を継続的に前に進めていくことが大切だ。

ふと外を眺めると、みぞれが降り始めていることに気づいた。これから深夜にかけて気温が低下し、みぞれから雪になりそうだ。

夕方にふと、もし子供が生まれたら、三年間ぐらいは育児休暇を取ろうと思った。子供が幼稚園に入るぐらいの年齢まで育児休暇を取り、子育てに専念する過程で、子育てに関する研究をその期間に集中的に行いたい。

これまで学んできた発達心理学や教育学の理論を実際の子育てと照らし合わせる形で、子育てそのものについて理解を深めていきたいという思いが湧いている。以前の日記で言及していたように、「子育て学」という学問領域は今のところおそらく存在していないが、子育ては人類において普遍的な現象であり、なおかつそれが社会に与える影響が極めて大きいことを考えると、そうした学問が存在しないことが不思議である。

発達心理学や教育学のみならず、脳科学、さらには教育哲学などの知見も総動員しながら子育てに従事し、子育ての探究を行っていきたい。そのようなことを夕方にふと考えていた。フローニンゲン:2018/11/20(火)18:17

No.1431: Vigor of Early Winter

Today was severely cold all day long.

Yet, I was engaging in my academic and creative work with enthusiasm. Groningen, 17:38, Wednesday, 11/21/2018

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