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3244. 今後のオンラインゼミナールについて

October 27, 2018

昨日改めて、哲学を探究することの意義について考えていた。過去を振り返ると、私は実務家として最初のキャリアを開始させ、ここ数年は研究者としての立場をとりながらも、依然として実務家として日本企業と協働をしている。

 

ここからも、実務的な側面をないがしろにできない自分がいることがわかる。そうした中において、ここ最近は人間発達や教育を哲学的に捉えていこうとする探究が始まった。

 

こうした哲学探究は、決して抽象的な言葉遊びになってはならず、企業社会や学校現場の中で実際に起きている問題の解決に向けてなされるものにしていく必要がある。それゆえに、自分の哲学探究は、多分に実践哲学の様相を帯びるものになっていくだろう。あるいは、臨床哲学的な実践だと言ってもいいかもしれない。

 

欧州での生活を通じて、自分が行う探究は全て、この世界の具体的な問題の解決に結びついていく必要があるという思いが芽生えた。現実世界に存在する問題を関係当事者と共に解決に向けて協働し続けること。それが自分の人生に与えられた役割の一つなのだと思う。

 

それに付随して、自らの探究過程で得られた知見をいかに共有していくかも今後は考えるべきことかもしれないと思う。今から一年前に、『成人発達理論による能力の成長』の出版を記念してオンラインゼミナールを開講して以来、ここまで一度もそうしたゼミナールを開講していない。

 

今の私には体系立てて人に何かを教えられるようなものはないという自覚があったのだが、近い将来にまたオンラインゼミナールを始めたいと思う。ただしその際には、これまで遠慮をしていたような内容にしないようにする。

 

現在、徐々に日本の中で成人発達理論の知見が広まりつつあるが、それはごくわずかな知見でしかなく、そうしたごくわずかな知見に依存する形で議論や実践が行われている状況に危機感を覚える。そうしたことを踏まえると、日本では一切取り上げられていないような重要な発達論者の仕事や発達科学の研究事項を深く学んでいくようなプログラムが必要なのではないかと思い始めている。

 

そうなってくると、当然ながら日本語の文献に頼ることはできないため、プログラムで取り上げる文献は全て英語になるだろう。今すぐに開始できるようなプログラムではないが、時折ぼんやりとプログラムの内容について考えている自分がいる。どのような論文を取り上げ、どの書籍のどの章を取り上げていくのか。

 

昨日の日記で書き留めていたように、外国語を学ぶことは、母国語で構築されている文化および自己を客体化することにもつながるため、これからのオンラインゼミナールでは少なくとも読む文献ぐらいは英語にしてもいいのではないかと思う。

 

そのようなことを考えながら、今日の仕事に取り組むことにする。フローニンゲン:2018/10/10(水)08:21

 

No.1342: Footsteps for Tomorrow

 

The outside world is covered by darkness. I can hear footsteps for tomorrow. 

 

Today was full of joy and bliss, and the sense of fulfillment will lead to that of tomorrow. Groningen, 20:53, Tuesday, 10/23/2018

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