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3044.【北欧旅行記】プリンス・エウシェン美術館を訪れて


先ほどホテルの自室に戻ってきた。なんとか天気が持ち、今日は午前中よりプリンス・エウシェン美術館に足を運んできた。

美術館までの景色はとても印象的であり、そのハイライトは前半部分においてはストックホルムの湾の眺め、後半部分においては並木道である。天気がもってくれたおかげもあり、早朝40分ほどの散歩はとても清々しかった。途中には太陽が顔を覗かせることが何度かあり、40分ほど歩いていると後半は少し汗ばむほどであった。

プリンス・エウシェン美術館に到着する間際の景色も忘れることができず、近くの湾内は何とも言えない心地良い雰囲気を放っていた。美術館はまさにエウシェン王子の邸宅であっただけあって、厳かな雰囲気であった。

一方で、邸宅を取り巻く自然が素晴らしく、それは美術館を優しく包んでいた。館内に入り、チケットを購入する際に、合わせてオーディオガイドもお願いをした。

オーディオガイドは毎回借りるわけではないが、事前知識がほとんどないような美術館や博物館を訪れる際にはできるだけオーディオガイドを借りるようにしている。視覚的な情報だけではなく、聴覚的な情報からも得ることは非常に多い。

オーディオガイドをお願いしたところ、本来は有料なのだが、なぜだか特別に無料にしてもらえた。その理由は定かではないが、もしかしたら、学生としてチケットを購入したことと関係しているかもしれない。

今現在の私の身分はまだ学生であり、九月の卒業式をもって再び学生ではなくなる。欧州においては大学院生であれば学生として美術館や博物館のチケットを割引で購入することができることが多い。例外はウィーンの美術館を訪れた時であり、そこでは28歳までという年齢制限があった。

オーディオガイドを無料で借りる幸運に恵まれ、館内の所蔵品をゆっくりと見て回った。エウシェン王子は驚くことに、本人も多数の素晴らしい風景画を残している。

いくつか思わず足を止めて見入ってしまう風景画をエウシェン王子が描いており、それは嬉しい驚きであった。邸宅の中の「フラワールーム」は特に落ち着いた雰囲気を放っていた。

そこには幾つもの花が飾られており、部屋から湾内を見晴らすことができ、その眺めは本当に素晴らしかった。私はしばらくその部屋で足を止め、窓から見える湾内の輝きを眺めていた。

この美術館は三階建てであり、素晴らしい絵画作品の多くは三階に飾られていた。美術館で数時間を過ごした後、邸宅を囲む自然の中を少し散策した。

こうした場所に住みながら創造活動に打ち込むことができたらどれほど幸せだろうかと思った。いつかこうした自然に囲まれた場所で生活を営み、その中で探究活動と創造活動に打ち込みたいと思う。ストックホルム:2018/8/28(火)16:18

No.1270: The Diverse Manifest World

I can see the clouds shining in the distant sky, near which there is a few contrails.

In addition, I can see some birds flying in the sky.

I’m astonished by the diversity of this manifest world. Groningen, 16:20, Tuesday, 9/25/2018

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