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2988. シュタイナー教育の学習コンテンツ


時刻は午後の五時を迎えた。今は幾分強い風が吹いており、街路樹を揺らしている。

今日は一日中薄い雲が空を覆っていた。今も状況は同じであり、空は薄い雲に覆われ、太陽の光が地上に降り注がないことが肌寒さを強めている。

これから夕食の前後にもう一曲ほど曲を作りたいと思う。本日で三度目の作曲実践であり、バッハの四声のコラールを参考にする。

また、GREのライティングセクションに関する学習も作曲実践の休憩として行うか、作曲後に行おうと思う。諸々の活動と創造活動が調和をなした生活を送ることができている。

今日もシュタイナー教育に関する書籍を読み進めていた。昨夜手に取った“The Tasks and Content of the Steiner-Waldorf Curriculum(2014)”という書籍を眺めてみたところ、シュタイナー教育の学習内容に少々驚かされた。

昨夜見ていたのは、シュタイナー教育における小学一年生から高校三年生までの音楽に関する学習コンテンツである。コンテンツを最初から最後まで確認した時、今の自分も受けてみたいと思うようなカリキュラムとなっており、大いに感銘を受けた。

私が学校に通っていた頃は、音楽理論を学ぶこともなく——それに準ずるコンテンツは提供されていたのかもしれないが、子供の関心をそそる形では提供されていなかった——、作曲をする機会などもなかった。

シュタイナー教育では低学年の頃から楽器の演奏や歌うことに力が入れられており、高学年になってくると作曲実践もカリキュラムに組まれているようだ。当然各シュタイナースクールによってコンテンツに若干の変動はあるのだろうが、上記の書籍を読む限り、ガイドラインとして作曲をする機会は必ずどこかの段階で提供されているようだ。

今日も夜に時間が許せば、上記の書籍を開き、他の教科についても学年ごとにどのようなことが教えられているのかを調べてみたいと思う。哲学に関しては高校三年生の時に提供されるようだが、その内容は非常に充実しているように思えた。

大人になった今の私ですらその教育を受けてみたいと思わせてくれるシュタイナー教育は非常に興味深い。シュタイナー教育に関する手持ちの書籍を何度も繰り返し読み、その理解を深めたいと思う。

豊かな内面世界を育んでいくことの大切さ。豊かに育まれた内面世界は人生に対して感謝の念を抱かせ、人生を謳歌することを後押ししてくれる。

内面世界を豊かにしてくれる教育を自分は知らず知らず受けてきたのだと昨日改めて思った。そうした教育は決して偏差値や収入などを高めてくれないだろうが、内面世界を豊かに育むことこそ教育の本質ではないだろうか。

成人を迎えた今、自分に施している教育は、まさに内面世界の土壌を涵養していくことに主眼が置かれたものであり、間違っても金銭獲得に主眼が置かれたものではない。

絶え間ない自己教育。ここで述べている自己教育というのは、究極的には自己を超越していくためのものであり、自己の内面世界を質的に豊かにしていくためのものである。

子供も大人も、内面世界を豊かにしていく教育を一生涯にわたって受けられるような日がいつかやってくることを強く望む。フローニンゲン:2018/8/15(水)17:23 

No.1234: Beautiful Sunrise

A beautiful sunrise started to appear.

I anticipate that today will be peaceful and fulfilled. Groningen, 07:51, Tuesday, 9/18/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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