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2878. 表現活動の治癒的作用


たった今、バッハの二声のコラールに範を求めて一曲作った。改めて作曲という表現活動が持つ治癒的な作用を実感していた。自分の内側にあるものを外側に形として表現することが持つ固有の治癒的作用には本当に驚かされる。

今日は早朝から少しばかり頭が冴えない感じがあり、どこか重たい感覚が脳を包んでいた。実際に、起床して二時間ほど経った後に20分ほどの仮眠を取っていた。

そのおかげで随分と頭が冴えてきたのだが、作曲をしたことによって頭が一段とクリアになった。頭を覆っていた霧が晴れるような感覚と言ったらいいだろうか。

モヤモヤしたものが解消されていくような感覚を先ほど得た。これも全て作曲実践のおかげである。

今参考にしている69個のコラールはどれもとても短いのだが、そこにはバッハが作品に込めた固有の力が疑いようもなく存在していることに気づく。それに触れながら少しずつ曲を作っていくことが、これほどまでに治癒的なものであることに感謝をしている。作曲実践がなければ自分の精神生活は崩壊してしまうのではないかと思えるほどだ。

参考にしているコラールにはどれもタイトルがドイツ語で付されている。今まではあまり気に留めていなかったのだが、今日はなぜだかその意味を知りたくなり、英語に翻訳してみた。

先ほど参考にした曲のタイトルは“Break in half, my poor heart”という直訳になる。タイトルから察するに、心に刺さる何かがそこにあることは確かだが、実際にこの曲を範にして曲を作ってみると、確かに侘しげな曲が出来上がったが、それは心を満たすような何かを秘めていた。

作曲実践、そして表現活動全般が内に秘める治癒と変容作用についてより探究をしていきたいと思う。そこには人間発達を考える上で見過ごせない何かがある。その何かを日々自分は曲を作りながら実感している。

その正体を突き止めるために、これからも毎日作曲実践を行い、小さな振り返りを積み重ねていく。そうすれば、いつかその正体が姿を表すだろう。

作った曲を聴きながらデッサンを行い、これから再び単語の学習に取り掛かる。早朝にチェックした521個の単語のうち、まだ習得していないものに絞って同義語と例文を書き加えていく。

この調子であれば、夕方を迎えるまでに今日のノルマを全て終えることができるかもしれない。途中で再び作曲実践を挟みながら、変動性を取り入れ、それぞれの実践を集中して取り組むように工夫をする。

もし単語の学習が早めに終われば、久しぶりに辻邦生先生の日記を読み進めていきたい。八月中旬のGREの試験まではあまり読書をする時間は取れないだろうから、時間があるときには読書を積極的に進めていきたい。午後からの活動にまた弾みが生まれそうだ。フローニンゲン:2018/7/22(日)11:39

No.1159: Kaleidoscopic Reality

Fortunately, it stopped raining.

Today is also a wonderful day for sightseeing.

During this trip, I’m often surprised at the nature of reality. How multilayered and kaleidoscopic our reality is. Stockholm, 09:52, Tuesday, 8/28/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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