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2842. 爽やかな日曜日の朝に


日曜日の朝を静かに迎えた。今日はいつもより随分と遅く七時に起床した。昨夜就寝したのはいつもの通り十時であったため、昨夜は随分と寝ていたことになる。そのおかげもあってか、今朝の起床時には自分の内側の中で何か十分な発酵を遂げたように感じた。

今朝は昨日の朝とは異なり、雲一つない青空が広がっている。風もほとんどなく、街路樹の葉先を静かに揺らす風が時折吹くほどである。

小鳥たちが元気に空を飛び回っている姿を見た。同時に、近くの木で休んでいる小鳥たちの澄み渡る鳴き声が聞こえて来る。今朝はどこかとても爽やかだ。日曜日の朝にふさわしい。

そんな休日の日曜日だが、私が行うことはいつもと変わらない。日記の執筆、読書、作曲、デッサン、それら四つで満たされた時間が過ぎていくだろう。

一つ昨日と異なることを挙げるとすれば、今日は午後からルター教会に足を運び、バロック時代のオルガン音楽を聴きに行ってくる。今日は一日を通して素晴らしい天気であり、ルター教会まで散歩がてら歩くことは大変気持ちいいだろう。

また、昨日予定していた別の教会でのオルガンコンサートに行くことをしなかったので、今日は久しぶりにオルガンコンサートを聴きにルター教会に行くことにした。昨日のコンサートは無料のものであり、今日のコンサートは有料のものだ。

おそらく今日のコンサートは経験のあるプロの演奏者が担当するのだろう。テレマンやバッハらの曲に範を求めることが多い私にとって、バッロク時代の音楽には関心がある。

本当に良いタイミングでこのコンサートがあることを有り難く思う。コンサートの開始時間は15時であり、それまではいつもと同じ活動に従事していきたいと思う。

昨夜、論文アドバイザーのミヒャエル・ツショル教授から誤字脱字がレビューされたドラフトを受け取り、その修正を持って最終版にすることを許可してもらえた。いよいよこの論文を大学に提出し、この論文から手を離す日がやってきた。

ツショル教授に直してもらった箇所はワードの履歴に残っており、それらをもう一度自分の目で確かめる。その後、全体をもう一度読み返し、提出用のPDFとする。出来上がったPDFに対しても全体をもう一度確認しておきたいと思う。

それが完了すれば、二人の論文審査官に提出する。その瞬間に、フローニンゲン大学での二年目のプログラムが本当に終わったことを示す。

論文の最終確認及び二人の審査官への提出は今夜行おうと思う。夕食後に一時間か一時間半ほど時間を確保すれば十分であろう。

今回無事に論文を提出できることは昨年以上に喜びの感情をもたらす。その安堵感の出所についてはこれまでの日記で書き留めていた通りである。

明日からは一段と本格的に、何にも煩わしさを感じることなく自分の探究活動と創造活動に従事していくことができるだろう。ルター教会でのコンサート、そして論文の提出が楽しみだ。フローニンゲン:2018/7/15(日)07:52

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

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