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2495. 研究の進展:ツショル教授との久しぶりのミーティングより


今日は雨が降ったり止んだりを繰り返している。今また雨が降り始めてきた。

今日は午後から論文アドバイザーのミヒャエル・ツショル教授とミーティングを行った。中欧旅行の前に一度ミーティングを行って以来のミーティングとなる。

今日はミーティングの開始の前に、中欧旅行に行った際に購入してきたお土産をツショル教授に渡した。ツショル教授が随分と喜んでくれたので何よりである。

今日のミーティングも実に有意義な時間であった。おそらくこれまでのミーティングの中で一番実り多いものだったように思う。その要因は、ツショル教授との前回のミーティングから私の研究が随分と前に進んだことにあるだろう。

実際に論文も随分と書き進めており、ディスカッションをする材料が十分にあったことは一つ大きな要因だろう。さらには、お互いにこの研究の内容について理解が深まってきており、項目の多様性のみならず、深いディスカッションが随分となされた。その点を私は一番嬉しく思う。

ツショル教授からは、ここまでの研究の進展について高い評価を得ることができている。今日も多くの肯定的なコメントと共に多くの励ましを受けた。

ツショル教授の支援のあり方からは随分と学ぶことが多いことに気づかされる。指導の際のコメントの仕方、指導にかける時間など、どれを取っても自分が学ぶべきことがある。

今日のミーティングで得られた事柄をもとに、また研究を前に進めていきたい。ツショル教授とは昨年に一本ほど査読付き論文を世に送り出すことができ、今回の修士論文についてもそれをもとに査読付き論文を執筆する意思をお互いが持っている。

こうしたこともあり、まずはこちらの方でできるだけ質の高い論文を執筆していこうと思う。明日は一日ほど研究から離れようと思うため、明後日からまた集中して研究に取り掛かる。

今日のミーティングで決定した次回に向けてのステップとして、私の分析が最初から深いところに入っていくものであったため、あえてここで表層的な分析を行ってみることになった。

具体的には、これまでは三つの時系列データのフラクタル次元の相関係数を算出するところから分析がスタートしていたが、そもそも三つの時系列データの相関係数を算出するところから始めるのはどうかとツショル教授から提案を受けた。

これは私も少しばかり考えていたアイデアだったので、この機会にぜひその分析を行っておきたい。その後、研究対象としているMOOCの一つのレクチャーを具体例として取り出し、その講義のスクリプトである元データと三つの定量化基準によって定量化されたデータのそれぞれを取り出す。

そして、取り出された一つの講義がどのような特徴を持っているのかを改めて観察してみることにした。つまり、定量的なデータだけを見るのではなく、もう一度元データに立ち返ることによって、どのような内容の講義がそこで行われているのかという定性的なデータを眺めてみることにした。

それによって、得られた分析結果のフラクタル次元がどのような意味を持っているのかを、具体的な講義内容を想定しながら考えていくことができるだろう。私は具体的な現象をモデル化し、抽象的な次元で考えることを好む傾向にあるため、ツショル教授からの提言は有り難かった。

もう一度元データに立ち返ることは、実際の具体的な講義に立ち返ることを意味している。このステップを通じて、論文の中の実務的インプリケーションやディスカッションのセクションの記述が厚みを増すだろう。研究が着実に前に進んでいることを本当に嬉しく思う。フローニンゲン:2018/4/30(月)17:36

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