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2455. 新たな日々の始まり


今日からの新たな一日の活動を始める前に、もう少し日記を書き留めておきたい。今も相変わらず小鳥の美しい鳴き声が聞こえて来る。

今日も一日中暖かいようであるから、終日書斎の窓を開けたままにしておくかもしれない。書斎の中に音楽をかけるのではなく、今はもう少し小鳥の鳴き声だけを聞いておきたい。

書斎の窓からこうした落ち着いた景色を眺めるのが、私は本当に好きなようである。この瞬間にくつろぐことの大切さは、この書斎からの眺めに教えてもらったと言っても過言ではないだろう。

日々を張りつめた形で生きてはならない。絶えずその瞬間にくつろぎ、最適な休息を挟みながら自分の仕事を進めていく。その意識を高く持ちながら今日からの新たな日々を過ごしていく。

今回訪れたワルシャワにせよ、ブダペストにせよ、それらの街には固有の魅力があったように思う。それと同時に、やはりポーランドとハンガリーという国が先進国に比べてまだ未成熟な部分を持っていることも理解できた。

そうしたことを考えていると、ふと昨年の夏に訪れたノルウェーでの思い出が蘇ってきた。確かにオスロは都会の様相を呈していたが、それでもノルウェーという国全体がどこか落ち着きを払っており、この国を旅する中で不自由さを感じたことは一切なかったように思う。

ノルウェーの魅力を再び感じていると、やはり今年の夏はもう一度北欧に足を運ぼうと思った。ただし今回は、昨年の夏に訪れたデンマークやノルウェーではなく、スウェーデンとフィンランドを訪れたいと思う。

できるだけ自然の多い場所に滞在したい。可能であれば、いっその事、街の中心部のホテルではなく、自然の中にある宿泊施設に泊まりたいと思う。

それぐらいに北欧の自然の中でくつろぎたいという思いが強くある。今回の中欧旅行の振り返りが落ち着いたら、また次の旅行の計画をゆっくり立てたいと思う。

今日はこれから、旅行のために中断していた研究を前に進めていく。朝から夕方までは研究だけに集中する。具体的には、現在研究対象にしているMOOCのデータ分析を最終版のものにしたい。

今日以降はもうデータ分析をしないで良いところまでデータ分析を進めていく。このデータ分析に関しても二転三転あり、結局今日まで最終版にすることができなかった。

まずは、領域固有の概念を取り上げる時系列データをもう一度作り直す必要がある。これは一から作り直すというよりも、既存のデータセットに対してデータを追加する形で完了させることができる。

作業量としてはそれほど多くなく、一時間半ほどで完了するだろうと見積もっている。新たな時系列データが作成できれば、その時系列データに対して、「標準化分散解析」を適用し、フラクタル次元を特定する。

今度はそのフラクタル次元と、すでに分析を済ませている他の二つの定量化基準によって生み出された時系列データのフラクタル次元との相関関係を算出する。その後、新たに算出されたフラクタル次元と学習成果について相関係数と回帰係数を算出する。

ここから最後に、三つのフラクタル次元が学習成果をどれだけ予想するのかに関する回帰係数を組み合わせる形で、最適な回帰モデルが何なのかを特定したい。三つのフラクタル次元をそれぞれ一つの独立変数と見立て、合計で六個の組み合わせを精査する。

この分析が完了すれば、今回の研究のデータ分析は完成したと言ってもいいだろう。もちろん、研究アドバイザーのミヒャエル・ツショル教授からこれからまた指導が入るだろうが、大きな変更はもはやないだろう。

今日の研究はそのデータ分析を完成させるところまでにして、明日と明後日は一日中、この研究の論文を執筆していきたい。再び本格的な探究生活が始まったと実感している。フローニンゲン:2018/4/22(日)08:18 

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