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2395. 内面の発達と言語の発達

May 2, 2018

今日も静かに一日が終わりに向かっていく。時刻は夜の八時を回ったが、外は相変わらず明るい。

 

外気も少しずつ確実に暖かくなってきており、明日は曇りだがランニングに出かけようと思う。久しぶりにノーダープラントソン公園を走り、気分転換を図りたい。

 

今日は一日を通じて仕事に没頭していたが、その中でも適宜休息を取ることを忘れなかった。これは些細なことのように思えて非常に大切なことである。特に私にとっては重大な事柄だと言っていい。

 

日々の取り組みを焦らず着実に深めていく際に、適切な量と適切なタイミングの休息が不可欠となる。こうした休息のおかげで、心身へ過度な負担をかけることなく、絶え間ない創造行為の実現が可能になる。

 

今日は休息を取ることへの意識が高く、そのおかげもあってこの時間帯においても不必要な疲労感は一切ない。休息を取りながら絶えず小さく前進していくことが自分の仕事を限りなく遠い場所に運んでくれる。そんなことを強く思う。

 

今日は夕方に一曲ほど曲を作った。その前に、以前作った曲に対してコメントを付していた。

 

前の日記で書き留めていたように、自分の作った曲にコメントを付すことは、日記の編集と同じ意味合いを帯びている。その行為を通じて、新たな発見が生まれることや、曲から励ましを得ることが起こる。

 

私は、曲から自分に与えられる気づきと励ましのフィードバックを受けられることに感謝をしていた。自分の創造物によって励まされ、自らの創造物に感謝をするというのもおかしな話に思えるかもしれないが、私の中ではそれは全くもっておかしなことではない。

 

なぜなら、自分の創造物は自らの力だけによって生まれたものではないことを知っているからである。それは自力と他力の産物なのだ。

 

そうしたことを考えてみると、自らの創造物に感謝の念を捧げるというのは、他者の創造物に感謝の念を捧げるのと何ら変わりはないことに気づく。自分の創造物が常にこれからも自力と他力が組み合わさった結晶であるということを心に留めながら、これからも自分のライフワークに打ち込んでいきたいと思う。

 

今日の午前中のオンラインミーティングを再度振り返っている自分がいた。それほどまでに今日の対話から学ばせられることが多かったように思う。日本の対人支援産業の中に、今日対話をさせていただいた二人のような方がいることは本当に心強く思う。

 

二人の方との対話を思い出しながら、深い内面現象を透徹した眼で知覚し、それをメタファーとして巧みに表現できることについて再度考えていた。ジェーン・ロヴィンジャー及びスザンヌ・クック=グロイターの発達理論を眺めてみると、このあたりの言語感覚の変容についての優れた記述がいくつもある。

 

内面の成熟に応じて、私たちが用いる言語の性質が根本的に変容していくことは非常に興味深い現象だと思う。私たちが用いる言語と内側の感覚は対応関係にあり、内面の発達とは単に用いる言語が質的に変容することのみならず、それに合わせて感覚の深まりも同時に起こる。

 

言語と感覚のどちらが先に深化するのかは不明であり、おそらくは同時にそれが起こっているのだと思うが、いずれにせよ、感覚の深まりによって、知覚された事柄を自然言語の使用方法の限界に迫るような方法で比喩的に表現する力を人間が発揮できることには驚かされる。

 

これは単純に喩え話が上手いなどということとは次元を異にした話であることは言うまでもない。内面の成熟と言語の発達に関する関係性について、改めてクック=グロイターの“Postautonomous Ego Development: A Study of Its Nature and Measurement (1999)”、“Comprehensive Language Awareness: A Definition of the Phenomenon and A Review of Its Treatment in the Posformal Adult Development Literature (1995)”、“Ego Development: Nine Levels of Increasing Embrace (2005)”を読み返してみようと思う。これらは数年前に何度読み返した分からないほど洞察に溢れる文献であり、久しぶりに再読をしてみようと思う。フローニンゲン:2018/4/9(月)20:29 

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