今朝もまた小鳥の鳴き声と共に目覚めた。時刻は六時半を過ぎ、辺りは少しずつ明るくなり始めている。また、小鳥の鳴き声が依然として外の世界に鳴り響いている。
ふと今朝方の夢について思い出す。夢の中で私は、大学時代のフットサルのサークルのメンバーと休日に大会に参加することになっていた。
所用あり、私は現地で皆と会うことになっていた。その道すがら、足を引きずりながら歩く一人の少年を見つけた。そのうしろ姿からどこか見覚えのある気がした。
私はフットサルの大会の会場に向けて準備運動がてら走っており、その少年を後ろから走って追い抜くことにした。すると、その少年は足を引きずっていたにもかかわらず、追い抜いた私の横についていこうとするかのように早歩きを始めた。そこで私は足を止め、その少年の方を見た。
私:「あぁ、やっぱりXX君の弟さんだったか。元気?」
私は、彼が一学年上の友人の弟だということにその時に気づいた。しかし彼と再会したのはもう何年振りであるためか、残念ながら彼の名前を忘れていた。私は必死にその場で思い出そうとしたがすぐに名前が浮かんでこなかった。
友人の弟:「えぇ、元気です」
私:「その足はどうしたの?大丈夫?」
友人の弟:「はい、ちょっと怪我をしてしまって。でも大丈夫です。もうじき治るとお医者さんが言ってました」
私:「それは良かった。これから学校?」
友人の弟:「はい、そうです」
私:「じゃあ、学校まで送って行ってあげるよ」
その後、私たちは彼が通う学校まで一緒に歩いて行った。いかんせん久しぶりに彼と会ったため、彼の近況を含めて様々なことを私は聞いた。するとすぐに学校に到着した。
学校の外観を見ると、とても立派であり、校舎の入り口から外に出てくる生徒たちの様子からは、彼らの育ちの良さがうかがえた。友人の弟と私は校舎の中に入り、そこで私はまた彼に質問をした。
私:「そういえばススム君は何年生になったんだっけ?」
友人の弟:「六年生です」
私:「そうかぁ、早いもんだね」
私は質問しようと思ったその時に、ようやく友人の弟の名前を思い出し、彼の名前を確かめるかのように彼の名前を呼んで質問を投げかけた。校舎の中はとても近代的な造りになっていて、私は少々驚いた。
彼が向かう教室まで一緒についていき、そこで彼と別れようと私は考えていたが、この学校の施設の充実ぶりを見ると、もう少し見学したいものだと思わされた。目的の教室に向かうために階段を上っていると、彼の教師らしい一人の女性が声をかけてきた。
女性教師:「ユウト、足大丈夫?」
友人の弟:「ええ、大丈夫です」
女性教師:「あっ、初めまして。ユウトの担任の者です」
私:「初めまして。先ほど彼から聞きましたが、近頃は六年生から英語を学ぶそうですね」
女性教師:「ええそうなんですよ。ユウトも頑張って英語を勉強しています」
私たち三人は階段で少しばかり雑談をし、その女性教師と私たちは向かう場所が違ったため、途中で別れた。すると程なくして、彼が向かおうとしていた教室に到着した。
どうやらそこは美術室のようだった。私の時代には想像できないようなテクノロジーが教室の隅に設置されており、どうやらそれを用いて美術作品を3Dで深く観察することができるようだった。
ちょうど目的の場所に着いたため、彼とはここでお別れをしようと思った。彼が四人掛けの長机の一端に鞄を下ろした時、隣にいた彼の友人が彼に話しかけた。
友人の弟の友人:「ユウト、今日の宿題やってきた?」
弟の友人:「まぁね」
私:「それじゃあススム君、僕はここで」
友人の弟の友人:「ススム君?」
弟の友人:「実は黙っていたんですが、僕の名前はススムではなくてユウトです」
私:「そうだったか、記憶違いでごめん!」
どうやら私は彼の名前を勘違いしていたようであり、彼に謝った瞬間に美術を担当する教師が教室に入ってきた。そのため、私は彼にもう一度謝り、すぐさま教室を後にした。
教室を後にし、やって来た階段を下りながら、彼の名前が間違っているはずはないと改めて思った。確かに彼と会ったのはもう何年も前の話だが、自分の記憶は正しいと私は思っていた。
階段を下り、校門から出ても私はまだ彼の名前について考えていた。そこで夢の場面が変わった。
夢から覚めて改めて振り返ってみると、やはり友人の弟の名前は私が夢の中で思っていたもので間違っていなかったと改めて思う。実際には、彼とはもう二十年以上も会っていないため、今はもうすっかり成人になっているだろう。この夢は私に何を伝えているのだろか?フローニンゲン:2018/4/7(土)06:59
No.955: Scintillation of Spring
Although May is coming, today’s morning is very cold. So, I switched on a heater.
However, I can see the scintillation of spring even in such a cold day. I have a premonition that today is also shinning. Groningen, 09:03, Wednesday, 4/25/2018