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2352. 想うこと


今日から四月となった。早いもので現在所属しているプログラムも残すところあと二ヶ月半ほどになった。

ここからの二ヶ月半には修士論文の執筆と二つの学会がある。そして中欧旅行もある。随分と盛りだくさんな感じもするが、この二ヶ月半が充実した形で過ぎていくだろうということが容易に予想される。

四月を迎え、今この瞬間に裸の街路樹を眺めながら、聞こえてくる小鳥たちのさえずりに耳を傾けていると、日本の春をふと想った。今、日本は桜が満開の頃なのではないか。

残念ながら、今住んでいる場所には満開の桜など存在していない。そのため、私は心の内側で満開に咲いている桜を想っていた。

「想う」ことは「見る」ことである。そんなことをふと思った。想像力を働かせ、心の内側で満開の桜の姿を見ていた内的現象を観察してみると、想うこととは心の眼を通じて見ることなのだ、ということに気づく。

昨夜、中欧旅行に向けて航空券を予約している時に、またしても通貨の違いによって面白い勘違いが起こっていた。ポーランドもハンガリーもユーロではなく、独自の通貨を使っており、ワルシャワからブダペストへの航空券の予約の際にはポーランド通貨のズロティーで表示され、ブダペストからアムステルダムへの航空券の予約の際にはハンガリー通貨のフォリントで表示されていた。

とりわけ、フォリントとユーロの価格差は大きく、最初ブダペストからアムステルダムへの二時間ほどの片道チケットの値段を見たとき、10万円近くするのかと思って驚いたが、それは実際には2万円ほどだった。

実際に現地に行ったときにも物の値段を勘違いしないために、事前にユーロもしくは日本円と現地通貨の換金レートを頭に入れておこうと思う。ワルシャワもブダペストもクレジットカードの利用が普及しているようであるから、現金はごくわずかだけ持って行くことにする。日本円にして5千円ぐらい持っていけば十分だろうか。

今日はこれから、ウォルター・ピストンが執筆した対位法に関する書籍の最終章を読む。それをもってしていったん本書から離れる。

明日から作曲理論の学習をする際には、アルフレッド・マンが執筆した“The Study of Fugue (1958)”の続きを読み進めていきたい。ピストンの書籍を読み終え次第、「デジタルラーニングと学習環境」のコースで取り上げられた最後の論文を読む。

これは昨日の段階で読み終えておきたかったのだが、過去の日記を編集することを優先したため、今日に先延ばしになっていた。その論文を読み終えたら、デスクトップに保存している発達科学関係の論文を一気に読み進めようと思う。

論文を読むことに目処が立ち次第、上記のコースのグループ課題の文章を修正し、現在取り掛かっている研究の進捗を報告するためのメールをミヒャエル・ツショル教授に送っておこうと思う。復活祭の過ごし方はそのようになるだろう。フローニンゲン:2018/4/1(日)09:12   

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