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2043. 間主観的な他者理解を示唆する夢


今朝は六時前に起床した。起床後、寝室からゆっくりと書斎の方に向かっていくと、窓の向こう側の世界に雪が舞っている光景が目に飛び込んできた。

今日は朝から雪が降っており、道路にはすでにうっすらと白い雪のパウダーが積もっている。確かに今雪が降っているのだが、意外にも外気はそれほど寒くない。

気温は1度ほどであるようだ。おそらく、今は暗闇で全く見えない空上空の世界には、氷点下の世界が広がっているのだろう。

天気予報によれば、今日は早朝の雪がいつしか雨に変わり、その雨が午後の三時あたりまで降るようだ。ちょうど午後三時半からキャンパスでミーティングが行われる予定になっており、その頃には雨が止んでいることを願う。

記憶にある限り、先週か先々週は毎日何かしらの夢を見ていたように思う。一方、ここ数日間は記憶に残る夢をほとんど見ていなかった。

さらには、やたらと深夜に一度目を覚ましてしまうという状態が続いていた。特に目には見えない不安を抱えているとも思えず、何が原因なのだろうか。

今から変えようとは思わないが、今後はベッドの質を変えてみるのも良いかもしれない。ここ最近記憶に残る夢をあまり見ていないと述べたが、今朝方の夢はかすかに記憶に残っている。

夢の中で私は、雨の中を学校に向けて歩いていた。三十分ほど歩いたであろうか、学校に着く頃には靴に雨が染み込みつつあり、車で送ってあげるという母の厚意を素直に受け取っていれば良かったと一瞬思った。

どうやら夢の中の私は高校生ぐらいの年齢であるようだ。車で送ってもらうことをしなかったのだが、結局私は学校まで歩くことによって、理由のわからぬ満足感のようなものを感じていた。

それは体を動かすことによって得られたものなのか、あるいは別の要因によってもたらされたものなのかはわからない。少しばかり自分の靴に雨が浸み込んでいたことは気がかりだったが、学校に到着する頃にはそれが乾いているようだった。

学校に到着すると、何とそこは冬季五輪の会場になっていた。日本人選手団を引っ張っているリーダー格の選手が金メダルを取得したらしい。

報道陣がその選手の周りに集まり、インタビューをしている。その選手は、金メダルを取得した直後であるにもかかわらず、興奮した様子は全くなく、非常に冷静にインタビューに答えていた。

だが、インタビューの最初からその選手の目には感動の涙が浮かんでいた。私はその場でインタビューの光景を見ていたはずなのだが、いつしかそれがテレビ画面越しに変わった。

テレビ画面の向こう側にその選手がいて、その選手の目に浮かんでいる涙が画面の中で拡大され始めた。その選手の涙を見ていると、なぜだかこちらまで感動の涙が込み上げてきた。

「間主観的な他者理解」の姿がそこにあった。ある人の感動が別の人の感動に変移しうるということ、感動のみならず他の諸々の感情においても、私たちは他者の感情に共鳴しうるという可能性がそこに提示されていた。

インタビューが終わると、その選手はゆっくりと報道陣を後にし、他の日本人選手が待っている方向に向けてゆっくりと歩き出した。その様子をテレビ画面で眺めていると、再びその現場に自分がいることに気づいた。

だが、そこには誰もおらず、もうオリンピックなどやっていなかった。一面が雪に覆われた世界だけがそこにあった。フローニンゲン:2018/2/15(木)06:40

No.762: Virtual Currencies and Belonging Needs

In the afternoon, I suddenly came up with the idea that people would purchase and use virtual currencies more often in the near future because of their intrinsic needs to make social bonds.

The more people purchase and use virtual currencies, the more they cannot tolerate not possessing and using the currencies.

This future social trend might derive from human belonging needs. Groningen, 21:15, Friday, 2/16/2018

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