インターン先での自室に到着し、一階に降りてコーヒーを入れ、一息入れたところで仕事を始めた。まずは改めて今回のインターンの計画表を作ることにした。
今回のインターンでは、自分の研究だけに閉じて仕事をするのではなく、MOOCの制作現場を含め、フローニンゲン大学のMOOCチームのミーティングに参加したり、MOOC関係のイベントに積極的に参加しようと思っている。
数日前に、MOOCチームのリーダーであるトム・スピッツ氏から今週から再来週にかけてのミーティングやイベント情報を送ってもらった。それを見ながら、どのミーティングやイベントに参加をするのかを、自分の研究と照らし合わせながら決めていく必要がある。
そうしたことから、以前に作成していたスケジュールを見直す必要が出てきたのである。自室の椅子に腰掛け、机の上にある大型のデスクトップではなく、持参した自分のパソコンを用いて早速スケジュールを練り直した。
昼食前にスケジュールを練り直すことができればと思っていたのだが、計画の大枠は30分以内に作成できた。夕方にもう一度そのスケジュール案を眺め、さらに細かな計画を書き足していこうと思う。
普段の自宅の書斎とはまた違った景色を見ながら、そして違った空気を吸いながら仕事をすることが刺激となり、少し気が早いかもしれないが、仕事がとてもはかどるように感じる。週に二日ほどこのオフィスで研究を進めていくというのは、仕事の進捗と気分転換にとても良い影響を与えるだろうと確信する。
そうこうしているうちに、早朝のミーティングの時間になった。研究インターンを始めるにあたって、データの取り扱いに関する注意事項の説明を担当者のリセッタから受けることになっている。
ミーティング時間の数分前にリセッタのオフィスに足を運び、彼女から諸々の説明を聞き、データの取り扱い及び今回のインターンに関する守秘義務の契約書にサインをした。リセッタはとても気さくな女性であり、今後インターンに関して相談事があれば何かと話しやすいような人である。
ミーティングは比較的速やかに終わり、再び私は自分のオフィスに戻って仕事を再開させた。今日はこれから昼食を摂り、午後からは早速MOOCに関する研究を開始したい。
こちらはすでに入念な研究計画書が出来上がっており、その計画通りにこれから研究を進めていく。具体的には、今日はデータの定量化をする際の基準作りをする。
研究対象となるMOOCが取り扱う専門用語のリストアップをまずは行っていく。今日中にこのリストアップが行えれば、それは非常に幸先の良い順調なスタートだと言える。
今、オフィスにいるのは私だけであり、一応オフィスのドアを開けている。建物内はとても静かである。
そうした中、私は小さな音量でモーツァルトのピアノ曲をかけることにした。どうやらこの大学の研究者たちはあまり音楽をかけながら仕事をする習慣はないようだ。
実際に、皆一様に静まり返った部屋の中で仕事を黙々と進めている。しかし、私は静かなピアノ曲がなければ仕事がはかどらないので、他の部屋にいる人たちに聞こえないとても小さな音量でモーツァルトのピアノ曲をかけることにした。今日はモーツァルトの曲と共に仕事を進めていく。
すると、開かれた私のオフィスのドアを一人の男性がノックした。どうやら、私のために新しい表札を持ってきてくれたようだ。
今の私のオフィスの前にはまだ名札がかけられておらず、その箇所が裸になっていた。そこでその方は、私のために表札を持ってきてくれたようだった。
一緒にこのオフィスをシェアしているもう一人のインターンの名前と共に私の名前もそこに記載されていた。自分の名前の入った表札を見ると、どこか感慨深いものがある。
このようにして海外の大学院でオフィスを持って学術研究を行っていることなど数年前の自分には想像できないことであった。だが、それは今この瞬間に実現されている。
研究インターンとはいえ、数ヶ月ほどフローニンゲン大学で研究者として働けることは、とても光栄なことのように思える。こうした一歩が実際に訪れるとは思ってもいなかったが、それが現実となった今、また新たな一歩を進めていこうと思う。
今日の研究はまさにその一歩に他ならず、次の場所に自分を運んでくれる大切な一歩になるだろう。フローニンゲン:2018/2/5(月)11:53
No.727: The Multimedia Principle
I learned the “multimedia principle” from one of the reading materials in the course of digital learning.
The essence of the principle is very simple; we learn better from words and pictures than pictures alone.
The book mentions that this principle is particularly applicable to novices.
I imagine that I can acquire more knowledge and skill about music composition by reading a book with texts and pictures.
A book with only texts is not helpful for me as a novice.
From my experience, I suppose that this principle works very well in the domain of music composition. Groningen, 16:07, Wednesday, 2/7/2018