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2056. 春の予感

January 29, 2018

春の予感が確かにあった。昨日、研究インターンに関して、ジャン・ディエナム博士とエスター・ボウマ博士とミーティングをし終えた後、ザーニクキャンパスから河川敷のサイクリングロードを歩いている時に春の予感があった。

 

「もう直ぐ春が来る」という確かな実感は、日が伸び始めていることに気づいたことからもたらされたと言えなくはない。しかしそれ以上に、サイクリングロードを歩いている私の内側の中で、目には見えない形で季節が動いて行っているエネルギーのようなものを感じ、それが間違いなく春の様相を呈したものになり始めていることに気づいたのである。

 

その時の時刻は四時半に近づきつつあったが、辺りはまだ闇に包まれておらず、だいぶ日が伸びているという印象を私に与えた。ザーニクキャンパスから自宅に向かって歩いている最中、春が到来する喜びのようなものが私の内側からこみ上げていたのである。


自宅に戻ってきてからは、作曲理論の学習を続けた。これまでに一読した書籍を改めて読み返してみると、いろんなことを忘れていることに気づかされ、同時に様々な新たな気づきがもたらされた。

 

忘れていたことの再想起と新たな発見をもたらしたのは、おそらくそれまでの期間に私が作曲実践を愚直に継続させていたことが大きいだろう。継続的な実践に従事する中で、作曲上の様々な問題にぶつかり、問題意識が随分と醸成されていたことが、再読の意義をさらに高めているように思えて仕方なかった。

 

実践というのはもしかすると、確かに一つ一つの問題を解決していくプロセスに他ならないが、逆に新たな問題を次々と自分の内側に蓄積していくためにあるのかもしれない。つまり、問題を解決することが実践の意義ではなく、新たな問題を獲得していくことが実践の意義なのではないだろうか。

 

これをさらに押し広げて考えてみると、人間としての発達にせよ、何らかの技術的な発達にせよ、発達というのは確かに既存の問題を解決していくプロセスに他ならないが、一方で、新たな問題を絶えず自己の内側に包摂していくプロセスだと言えるのではないだろうか。

ジョナサン・ピーターズという米国の作曲家が執筆した、作曲理論に関する三冊の基本書と音楽理論に関する書籍の再読を進めている。自分でも驚くが、音楽について一切何の知識もなかった私が数ヶ月前にこれらの書籍を読んだ時よりも、今は格段に理解が進んでおり、初読のときに意味が掴めなかった数多くの箇所の意味が紐解かれるように理解できるようになっている。

 

こうしたことがもたらされたのも地道に作曲実践を進めていたからであろうし、作曲理論の他の専門書を読み進めてきたことが大きな要因だろう。現在読み返している書籍は、非常に説明がわかりやすいため、これらの書籍は今後も折を見て三読、四読と繰り返し読み込んでいきたい。

自分の記憶から抜け落ちていた技術を活用しながらゼロから自分で曲を作るという実践と、他の作曲家の曲に範を求めながら曲を作るという実践をこれからも続けていく。昨夜はとりわけ前者に関する実践を行っていた。

 

やはりまっさらな状態から、他の作曲家の楽譜を一切参照することなしに曲を作ることにはまだまだ困難さが伴う。メロディーに関しては徐々に独力で作れるようになってきているが、やはりハーモニーの創出に関してつまづくことが多い。

 

生み出されたメロディーに対して、どのような伴奏を作っていくかは今後も一つの重要な課題となるだろう。フローニンゲン:2018/1/26(金)07:33

 

No.691: Memo-Taking as a Mission
Again, I’m a “memo-taker” for keeping my thoughts and senses on the theme of human existence. 

 

It’s a mission in my life. Continuously writing and composing are concrete activities to fulfill the mission. 

 

I’ll fully engage in such activities as a memo-taker for investigating the depth of human existence. Groningen, 07:05, Saturday, 1/27/2018

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