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1964. 再開


今日もまた、山際から神々しく輝く朝日が出始めた。連日このような朝日を拝むことができるということが、どれほど自分の心を穏やかにするだろうか。この時間帯の太陽は本当に美しい 昨日から、再び自分の曲を作ることに力を入れ始めた。この二、三週間はあえて曲を作ることをせず、専門書を用いて作曲理論を学ぶことに専心していた。

昨日に研究計画書の最終ドラフトを完成させたのち、二つの短い曲を作った。一つの曲は、現在滞在している実家から眺めることのできる瀬戸内海をモチーフにしたものである。

実家に滞在中は基本的に毎日、昼食を摂り終えてしばらくしてから砂浜を散歩している。散歩の中で得られたアイデアや感覚をもとに一曲作った。

メロディーに関しては随分と前に作ったものを活用したが、ベース部分をどのように工夫するかをしばらく考えていた。ちょうど先日読んだ書籍の中に、海の波の様子を表現するのに活用できそうな演奏記号を見つけたため、それを活用してみた。

それはこれまで一度も活用したことのなかった演奏記号だが、活用してみると色々と新たな発見をするものである。毎回新しい曲を作る際に、必ず新しいことを試したいと思う。

新たな試みが新たな発見を生み、新たな発見が作曲技術をさらに高めていく。とにかく小さな曲を無数に作っていく。

膨大な数の局所的な作曲実践が、やがて大局的な発達現象を引き起こすかどうかを検証してみたいと思う。大きな曲を作る必要など全くなく、短い曲を毎日数多く生み出していくという実験的試みを継続することによって、それが大局的な発達につながっていくかを検証していくのである。

単純に短い曲を作っていくのではない。一つ一つの曲は短くて構わないのだが、そこに自分なりの意味を込める。

あるいは、常に何らかの作曲理論を意図的に適用したものとする。常に何か新しいことを試す不完全な曲が理想だ。

完全な曲など今の私には作りようがないし、そもそも曲というものに完全性があるのかどうかも疑わしい。日々の体験を小さな曲の形にし、それを膨大に積み重ねていき、巨大な大伽藍を徐々に構築していく。

人生の最後の日に、積み上げられた大伽藍をそこで初めて仰ぎ見る。それまでは、ただひたすらに曲を創出していくことに専心する。 昨日作った曲を両親に聞いてもらったところ、父から的確なフィードバックが返ってきた。父は特別な音楽教育を受けているわけではないのだが、その曲の調が突然変わっていることを指摘した。

どうやらそこに違和感があったようだ。私はあえて、海が突然表情を変えるところをそのように表現したつもりだったのだが、転調については今後真剣に学んでいく必要がある。

一時帰国の際に、ちょうどドイツの作曲家マックス・レーガーの “Modulation (2007)”という書籍を持って帰ってきており、それをこれから読み込んでいく必要があるだろう。

やはり一読をしただけでは、転調について何も分かっておらず、実際に曲を作りながら転調の技術を試していく必要がありそうだ。山口県光市:2018/1/3(水)07:50

No.601: Goodbye for a While

I came to realize that I could not come back to my home country for a while because of my existential and spiritual reasons.

Is that a tragedy? No, it isn’t.

That was a destiny in my life. It would have come sooner or later even if it didn’t happen now.

How can I come back to Japan next time? It would be actualized by my continuous work; that’s all, and it cannot be done by anything else.

Each small work in my daily life is a vital step of the path to beloved Japan.

I have to say good by to my mother country for a while until I unite with it in the deep dimension of my psyche.

In the sky over Russia, 15:29, Saturday, 1/6/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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