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1818. ワルツ形式


今日は早朝の七時から四時間ほど、ある日本企業のマネージャーとエグゼクティブの方々を対象にした成人発達理論の研修を提供させていただいた。

参加者の方々の質問は、仮にこれまでどこかで受けたことのあるものであったとしても、一つ一つが常に新鮮さを持ったものとして知覚された。研修の中での質疑応答ほど充実感を覚える時はない。

今日はこれから、今年の年末から本格的に取り掛かり始める新たな研究の計画書を書き上げる。すでにドラフトは出来上がっており、それを最終稿にする作業にこれから取り掛かる。

それさえ終われば、今日は別の仕事に取り掛かるのではなく、数日前から読みたいと思っていた二つの論文に目を通し、その後にゴッホの画集に目を通す。そして就寝前には作曲実践に取り掛かる。

昨夜の作曲実践の中で、ワルツ形式の曲を作ってみようと試みた。おそらく、「伴奏」という日本語訳で正しいのだと思うが、最初に作っていたメロディーに対して、ワルツ形式の伴奏を当ててみた。

すると、最初の16小節までは、ワルツ形式の伴奏が見事にメロディーに合致しているように思えた。しかし、そこから最後に向けて、ワルツ形式の伴奏と合致しないような箇所が散見された。

ワルツ形式の伴奏については、つい先日作曲理論のテキストを通じて学習したばかりであり、まだその適用条件とヴァリエーションについて理解が浅いのだろう。作曲理論のテキストに記載があったのは、一般的にワルツは3/4拍子で用いられることが多いとのことであった。

しかし私はあろうことか、4/4拍子でワルツ形式を採用してみる実験を試みた。最初の16小節は比較的うまくいっていたのだが、後半で齟齬をきたしたのは、拍子の問題とも関係しているかもしれない。

あるいは、メロディーの特性に応じて、ワルツの形も変えていく必要があるのかもしれない。ここ数日試していたのは、コードの中で最も低い音を最初の拍に置き、真ん中と最も高い音を次以降の拍に配置していくという最も基本的なワルツの形式だった。

その形式で40小節ほど作ってみたところ、やはり途中から単調さを感じざるをえなかった。そこで私は、ワルツ形式の伴奏というのはそもそも一曲全体を通して使われるようなものではなく、何からの前提条件に合わせてその都度適用していくものなのではないかと思った。

今の私は、そうした前提条件を自ら掴んでいく段階にある。ワルツという言葉を聞いて、そういえばショパンがワルツ集を残していたように思い、書斎のソファの上に積み重ねられた楽譜群の中から、ショパンの楽譜を取り出した。

ショパンが残したワルツの楽譜を眺めてみた時、美的歓喜と知的歓喜が起こった。楽譜の中には確かに、上記で書いたようなワルツの基本原則に則った形の箇所が散見されたのだが、多くは今の自分には理解の及ばぬものだった。

ショパンの曲と自分が作った曲との間にある、途轍もないほどの距離を目の当たりにし、再び前に進んで行く意欲を掻き立てられた。ショパンのワルツと私が作ったワルツがあまりにも次元の違うものであり、楽譜を見ながら笑みがこぼれた。

歩くことのできる道の距離が果てしないものであることが、私に喜びをもたらしたのだと思う。今夜の作曲実践も、先の全く見えない遥か彼方に向かっての大切な一歩となるだろう。2017/11/23(木)15:52

No.463: Cross-Recurrence Quantification Analysis on Beethoven’s Concertos and Symphonies

Someday, I want to visit Boston University Center for Beethoven Research to see Beethoven’s musical diaries that are invaluable information sources.

Although my curiosity targets at only his piano works, if I were to research on his concertos and symphonies, I would investigate the synchronization between instruments by using cross-recurrence quantification analysis. 19:38, Sunday, 12/3/2017

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

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