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1703. 木枯らしに揺られる木々と発達の不可逆性


木枯らしのような風が道端を通り抜けていく。10月の最後の週の土曜日のフローニンゲンは、もうすっかり秋が深まり、冬の到来を告げ始めている。

朝の八時を過ぎてようやく辺りが明るくなった。明日からはサマータイムが終わり、日照時間がこれからどんどん短くなっていく。

書斎の窓から見える裸の木々が風に揺られている。左に揺られ、右に反動している様子は、弾力性という概念を想起させる。

揺れからの反動による帰還。揺れを経験し、そこから元に戻ろうとする弾力が発動するとき、揺れから戻った後の自分はもはや揺れを経験する前の自分ではない。

揺れの頻度とその度合いは、私たちの発達において極めて重要な要因である。揺れの頻度が少なすぎてはならず、また多すぎてもダメなのだ。

さらには、揺れの度合いが弱すぎでも強すぎてもダメである。そういえば、揺れの頻度と度合いに関して、昨年に私の論文アドバイザーを務めてくださったサスキア・クネン教授が大変興味深い論文を執筆していたことを思い出した。

その論文の要旨もまさに、最適な頻度と度合いの揺れを経験することの重要さだったように思う。それを数式モデルとコンピューターシミレーションで証明したことに、クネン教授の論文の価値があり、ダイナミックシステムアプローチの意義があるように思う。 今日は昨日よりも分厚い雲が空を覆っている。どうやら午後から雨が降るらしい。

今年のフローニンゲンの秋は、雨がとても多かった。昨年の秋はこれほどまでに雨が降らず、もっと快適な気候であったように思う。

同じ街で生活をしていても、年ごとに気候の差があり、季節ごとに気候の差があることは興味深い。同時にそれは、今経験している季節が、もはや二度と訪れないことを示している。

今年の冬は、どのような揺れが自分を襲うだろうか。その揺れの頻度と度合いは、いかほどだろうか。木枯らしに揺れる木々を見ながら、そのようなことをふと思う。

冬に経験するであろう何かしらの揺れも、たった一度きりのものである。今年の冬にしかやってこない揺れ。そして、それを経験し、揺れから再び自己に戻ってきた時、もう過去の自己はそこにはいない。

発達の不可逆性。私たちは、ひとたび次の段階に足を踏み入れると、一時的な退行現象はあったとしても、もはや過去の段階として生きることはできなくなる。それが発達の不可逆性だ。

昨年から今年にかけて、いくつかガラスコップを割った。テーブルからコップが落ち、それが割れた時、時間を逆に戻してコップを元どおりにすることはできない。

発達の不可逆性は、そうした時間の不可逆性と同じようなものだと言っていいだろう。 発達を希求する際、あるいは支援する際に、発達の不可逆性という現象を強く念頭に置いておく必要がある。仮にコップが割れてしまった場合、それは元に戻らないのだ。覆水盆に返らず。 別れの季節が近づいていることを知る。この冬に揺れを経験し、再び自己に戻ってきた時に、今の自己はもうそこにはいない。

今の自己に別れを告げることができるだろうか。できないのであれば、それは今の自己に留まっておくことが賢明だ。

別れを告げることができるのであれば、この冬がもたらす揺れのその先には、新たな自己が待っているだろう。待つことと進むこと、別れないことと別れること。

それらはどちらも等しく重要だ。書斎の窓から見える裸の木々が、木枯らしに揺られながら、私を呼んでいるような気がした。2017/10/28(土)08:52

No.348: Severe Coldness It is quite cold today. Because the heater in my room has not worked well since last night, the severity of the coldness is augmented.

I sent an email to the real estate to solve this issue last night. I hope that I can use the heater again before tonight.

This severe coldness condenses my being. Real winter to make my inner world denser will come soon or later. 07:58, Thursday, 11/2/2017

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