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1644. マライン・ヴァン・ダイク教授との立ち話より


昨日も一日中、現在履修中のコースの課題に取り組み、その合間に、日本の企業人の発達支援に関する二つの協働プロジェクトの打ち合わせを行っていた。研究活動と研究成果をもとにした実務活動の中で、日々の生活が形作られていく。

非常に充実した形で欧州での一日一日が過ぎていく。今朝は六時に起床し、今日と明日は一日中、「実証的教育学」のコースで課せられている最終論文の執筆に時間を充てたいと思う。

最初のドラフトを明日の終わりまでに完成させ、来週の木曜日をめどに、このコースを受講している友人二人にドラフトを送り、お互いの論文に対してフィードバックをし合うことになっている。

フローニンゲン大学に在籍することになってから、協働の意義を随分と身をもって理解するようになったように思う。自分が行っている研究活動にせよ、実務活動にせよ、自分一人の力ではどうにもならない。 先日、ふとしたきっかけで、昨年履修していたコースでお世話になっていたマライン・ヴァン・ダイク教授のウェブページを閲覧していた。ヴァン・ダイク教授の2017年に執筆した論文を眺めると、その数が随分と多いことに驚いた。

カート・フィッシャー教授にせよ、ヴァン・ダイク教授のアドバイザーでもあったポール・ヴァン・ギアート教授にせよ、二人が科学者としてのキャリアを通じて300を上回る論文を執筆できたのは、様々な研究者との協働によるところが大きいように思う。

フィッシャー教授とヴァン・ギアート教授はともに、科学者としての力量は疑いようのないものであるが、彼らをもってしても、一人であれほどの論文を執筆することはできなかったであろう。他の研究者と協働し、共同論文を執筆していくことが、数多くの論文を生み出すことにつながっていたのだと思う。

ヴァン・ダイク教授に関しても同じであり、今年に出版した論文の中で単一の著者の論文は一つもなかったと記憶している。つい数日前に、教育学科の建物内にあるPCルームで論文を印刷していると、ヴァン・ダイク教授とばったり会った。

実際には、論文を印刷している私の後ろから、ヴァン・ダイク教授が声をかけてくれたのである。そこで少し立ち話をし、数ヶ月前にヴァン・ダイク教授から教えてもらった、来年の六月にアムステルダムで開催される国際ジャン・ピアジェ学会に研究発表の応募をした旨を伝えた。

ヴァン・ダイク教授も応募を済ませたのかどうかを質問してみると、その学会に参加するのを今迷っている、とのことだった。どうして迷っているのかを尋ねてみると、発達心理学科のトップから、ヴァン・ダイク教授に対してもっと論文を執筆するように、という通達がなされたそうだった。

それを聞いて私はかなり驚いた。先日、ヴァン・ダイク教授のウェブページを確認した時に、今年に入ってからすでに多くの論文を執筆していたことを知っていたからだ。もう少し事情を聞いてみると、どうやらそれらの論文はセカンドオーサーのものばかりであり、学科のトップからの通達は、ファーストオーサーの論文をもっと執筆せよ、ということらしかった。

科学論文を執筆することが科学者としての仕事の評価を決定すると言っても過言ではなく、学会での発表も重要でありながらも、あまり学会ばかりに参加できない事情があるようだ。ヴァン・ダイク教授の話を聞きながら、大学に所属して研究することの意義は計り知れないが、上から強制される形で論文など書くことはできない、と私などは思う。

他者から論文の執筆を強制されることがないほどに、内側の内発動機から論文を絶えず執筆し続けていきたいと思う。そうした日がやってくるのは、数年後になるだろう。

その日に向けて、今はとにかく、発達科学、教育科学、システム科学、ネットワーク科学の探究を地道に継続していくだけである。2017/10/13(金)08:05

No.289: The Union of Scientific Work and Music Composition I composed a tiny piece of music last night. It can be probably negligible and worthless from the perspectives of professional composers.

However, I cannot overlook how valuable it is for me. I determined to compose music a couple of months ago.

Since then, I have learned music theory and composition techniques from scratch. I know that I am a layperson in music composition, but what I am struck is how much I can feel enchantment through composing music.

Writing academic papers and composing music generate the exact same amount of delight for me. I was obsessed by a jocular notion before going to bed last night.

It was that I might be the only person who could compose music on the basis of science (e.g., developmental science, educational science, systems science, network science, etc.) and philosophy (aesthetics, epistemology, philosophy of education, and so on).

This comical conception encouraged me to devote myself to scientific work and music composition very much. 07:09, Saturday, 10/14/2017

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