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1523. 徒然なるままに


昨日の激しい雨はどこかに消え、闇に包まれた早朝の景色が静かにたたずんでいる。いよいよ今日は、『成人発達理論による能力の成長』の出版を記念したオンラインゼミナールの最後のクラスとなる。

およそ二ヶ月半にわたって行われたゼミナールは、私にとっても非常に有意義なものだった。 昨夜はまた印象的な夢を見た。それは視覚的に印象的だったというよりも感覚的にである。起床した今も、夢の中で体験した感覚が自分の内側に残り続けている。

端的に言えば、それは力強い夢であり、自分の中の熱量を外側に表現するような夢だった。見方によっては、それは攻撃的な夢だと言えるかもしれない。

虚飾に満ちた自己防衛的かつ軟弱な権威を打ち砕こうとするような夢。夢の中でシンボルとして現れる権威的人物を、自分の言葉や身体で木っ端微塵にするような夢。

自己の声のようなものがあっても、それが個的領域を超えておらず、普遍的領域に至っていないがゆえに、非常に独りよがりに聞こえる権威たちの声。その声にこちらから声をかけると、過度に防衛的になり、さらには攻撃的になる。

以前の夢に出てきたように、自己の中にある小さな自我は、一度粉々にされ、徹底的に焼き尽くされる必要がある。その体験がなければ、個的領域を超出し、真に一つの個を自分の中に見出すことはできず、普遍的領域に参入することなどできはしない。

昨夜の夢の中で私は、シンボルとして立ち現れた権威的人物を粉砕し、焼き尽くそうとするような意志を持っていた。それはシンボルとしての他者に対してなされたものであるのと同時に、それは自分に対して行った行為であることも確かだろう。

つまり、夢のシンボルが持つ小さな自我を打ち砕き、それを焼き払おうとすることは、ひるがえって、自分の小さな自我を粉砕し、それを業火で焼き尽くそうとする行為に他ならない。この種の夢を見るときには大抵、夢の中で登場した権威的人物の顔をはっきりと覚えている。

しかし、昨夜の夢に関しては覚えていない。もはや顔を覚えていない権威的人物が誰だったのかは気になるところである。 昨夜の夢について静かに振り返っていると、雨が書斎の窓ガラスにポツポツとぶつかる音が聞こえ始めた。今日もどうやら雨のようだ。

徒然なるままに。以前の日記で書き留めていたように、日記文学や随筆文学に着目をし始めた時、私は吉田兼好の『徒然草』と出会った。

「つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」という兼好の言葉。そこには、この瞬間にくつろいだ意識の中で湧き上がるとりとめもないことを書き付けていくという兼好の生き様が見える。

その他の活動にせわしなく従事するのではなく、あえてその他のことは何もしないという積極的な態度を持って、自分の内側に起こる現象を見つめ、それを書き綴っていくという態度。誰が見ている見ていないにかかわらず、書き続けること。

その瞬間にくつろぎ、自己にくつろぐことを通じて見えてくるものに言葉を与え、それを形としてこの世界に表現すること。吉田兼好は、そうした生き方を徹底的に推し進めた人物だったのだと思う。

徒然なるままに。この世界でせわしなく流されながら生きるのと、絶えず自己を見つめながら流れの中で生きることは似て非なるものである。

兼好のように、徒然なるままに日々の自分の内面世界に立ち現れる由無し事を書き綴っていくことは、ありとあらゆる事柄が空虚に過ぎ去って行くこうした世の中にあって、とても重要な生活実践であるように私には思える。2017/9/9(土)

No.169: Following in the Footsteps of Great Composers I composed music by the technique of textual reduction today. I applied it to Mozart’s Piano Sonata No.16 in C major.

Then I analyzed the chord progression. After the analysis, I made a small piece of piano work. It is quite small, but my own creation made me lively and elevated.

This is the kernel of creating own music. I am just following in the footsteps of great predecessors, so I have to express my deep gratitude to remarkable composers in the past.

Succeeding to their heritage, I would like to create my own music. Tuesday, 9/12/2017

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