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1502. 歩いていた自分


今朝は五時半に起床し、六時前に今日の仕事を始めた。昨夜気付いていたように、日が暮れるのが早くなり、日が昇るのがいよいよ遅くなっている。

今は辺りはまだ真っ暗闇に包まれている。九月に入ったからだろうか、日の出の時間が遅くなっただけではなく、起床直後の気温が随分と下がっている。

どうやら今朝は10度を下回っているようであり、そのために起床直後の室内が寒く感じられたのだ。秋の到来を肌で感じながら、昨夜の夢について振り返っていた。

一昨日に引き続き、昨夜の夢も断片的ながらも、印象的な場面を覚えている。もっとも印象に残っているのは、自分が地元の町を歩いている場面だった。

市役所のような建物で用事を済ませた後、私は自宅に戻ろうとした。迎えの車が市内の図書館の駐車場にやってくるとのことであったから、市役所から図書館に向かって歩き始めた。

道中、激しい雨が降り始め、私は持っていた折り畳み傘を広げた。突然の雨に対してとっさに傘を広げたのではなく、雨に何滴か打たれた後におもむろに傘を広げたのである。

市役所から図書館に向かうまでの道の中で、一つの坂道に遭遇した。傾斜は激しくない。とても緩やかだ。

ただし、この坂道に差し掛かった瞬間、辺りは闇に包まれた。それは本当に真っ暗闇と形容できるほどの闇が支配する世界だった。坂道を行き交う車のライトだけが辺りを照らす唯一の光である。

車の運転手もおそらく私の姿が見えていないだろうから、車にひかれないように気をつけながら、縁石のない白線だけで区切られた歩道を私は歩いていた。車のライトは辺りを照らすというよりも、一点だけを照射しており、私は絶えず車にぶつからないことを意識し、頻繁に後ろを振り返りながら、車が発する黄色く光る丸い点の動きを確認していた。

坂道の途中で車が右折することのできる場所があり、そこを横断する際にとても注意をしていた。車の運転手は歩行者の姿を確認することができていないようであったから、車が発する黄色い光の動きだけを目で追いかけながら、タイミングを見計らって右折道を横断する必要があったのである。

無事に横断を終え、引き続き真っ暗な世界を歩いていると、ようやく坂道の終着地点に到着した。だが、そこはまだ目的地の図書館ではないため、そこからさらに道を歩き始めた。

この道を歩き始めた頃にようやく闇が随分と晴れ渡り、視界を確保することができるようになっていた。しかし、それでも辺りは幾分暗く、小雨も降り続いていた。

今度の道には縁石があり、さらには歩行者専用の整備された道があったため、先ほどとは打って変わり、随分と安心しながら歩くことができた。花のない桜の木の下に差し掛かった時、後ろから自転車で三人の友人たちが私に声をかけた。

「どこに向かっているのか?」と尋ねられたため、「図書館に向かっている」と私は答えた。すると、一人の友人が「随分と遠い場所に行くんだね」とつぶやいた。

それを聞いた時、市役所から図書館まではてっきり近い距離にあると思っていたことと、どうやら私は歩く方角を間違えており、歩き続けていたにもかかわらず、逆に図書館から離れていたようだったのだ。

少しばかり途方に暮れていると、また別の友人が図書館へ向かう正しい方向を教えてくれた。その友人は携帯のような機器で地図を確認してくれ、「ちょっと遠いけどあっちの方向だよ」と教えてくれた。

正直なところ、私はもう歩きたくはないと思った。同時に、愛着のある地元のこの町に対して嫌悪感を一瞬抱いた。

三人の友人は手を振りながらその場を後にした。私は桜の木の下でしばらく静かにたたずんでいた。

ここで歩みを止めるのか、それとも遠くにある目的地に向かうのか。何も考えることなく、私はただその場にたたずみながら、右手に見える地元の町の景色を眺めた。

その景色が何かを私に伝え、それを受け取った私はもう足が前に出ていた。進むのか、進まないのかを考えることなく、歩いている自分がそこにいたのである。2017/9/3(日)

No.148: The Day Never Comes Writing is a crucial way to construct robust knowledge networks.

In my second year at University of Groningen, I will particularly engage in intentional writing practice to embody what I learn everyday.

Since evidence-based education is a new realm for me, I have an intense motivation to write what I learn through the second-year program.

Whenever I come across a new topic that stimulates my interests, I will write down my thoughts. Here, I should avoid writing mere descriptions of the topic.

The key is writing down what I think and feel. Only that kind of writing can lead to embodying new knowledge into my knowledge system.

Therefore, all I want to do is write, write, and write. When do I stop writing?

Until writing becomes the reverse word “gnitirw.” Because it never happens, I will keep writing forever. Wednesday, 9/6/2017

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