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1485. バッハのゴルトベルク変奏曲『アリア』から


作曲実践に関して新たな気づきを得たのでまた書き留めておきたい。それは昨日の自分の考えを若干訂正するものである。

絶え間なく気づきと訂正を自己に施していくこと、それは人間として真に生きていることの証左であろう。気づきも訂正もない生活は、人間本質に反した生の営みであるように思う。

先ほどふと気付いたのは、昨日、バッハやモーツァルト、そしてベートーヴェンのような偉大な音楽家の作品から作曲の型を構築していく方法はやめにするというものだった。

その理由としては、彼らの残したピアノソナタが形式として強固なものであり、音楽の素養のない私がそれらの楽曲を分析・評価し、曲の解体から再構成を経て自分の作曲スタイルを確立していくというやり方はハードルが高いように思えたことにある。

しかし、改めて昨夜バッハの楽譜を眺めていると、形式ばった曲ばかりではなく、むしろ親しみやすいような曲が随分と多いことに気づかされた。

感覚的には、数学の素養のない者が偏微分方程式の羅列を見ると敬遠してしまうが、抽象記号ではなく、数字だけの四則演算式であればどんな人も親しめるのと同じように、バッハの曲には随分と後者の形を持つ楽譜が多いように思えたのである。

当然ながら、内実としてはそうした親しみやすい楽譜の奥には深遠な音楽世界が広がっているのだが、表面上の容姿としては音楽の素人でもとても好感が持てる。 ここから仮にバッハの楽曲から何かを得ようとするのであれば、どのようなアプローチで彼の曲に触れていくのがいいかと昨夜考えていた。今手元にあるバッハのピアノ曲が全て収められた楽譜は650ページほどに及ぶ。

これを最初から一曲一曲解析作業を進めていくのは全く得策ではない。単純に、自分が最も好きな曲から始めるのが最善だと思うのだ。

これは、そもそも自分が作曲に向かった動機と紐付けて考えてみれば、最も正しいアプローチのように思える。私は自分の中で表現したいものだけを音楽で表現するためだけに作曲をするのである。

言い換えると、表現を望まないものは一切表現しないのだ。ここで重要なのは、表現を促すものはやはり自分の内側にある美意識だということである。

自分の美意識に則った形で自らの思考や感覚を曲として表現していくのである。バッハの曲を数多く聴いてみた時に、どれも恍惚的な美が体現されているのは間違いないが、自分の美意識と共鳴する度合いは曲によって様々である。

そこから、自分の美意識に最も合致する曲の分析から始めていくのが最善策だと思われた。今、書斎の書見台の上に広げられたこの分厚い楽譜は、ゴルトベルク変奏曲の『アリア』を開いている。

今の私は、この曲に強く共鳴しており、この曲から自分の作曲方法を確立する探究を始めていくことになるだろう。自分が共鳴する曲から始め、自らの美意識を培う中で作曲実践を行っていくのである。

その過程を長らく歩んでいけば、きっと自分固有の美意識を体現した曲が生み出されるはずだ。2017/8/29(火)

No.131: Endogenous and Exogenous Developmental Disequilibrium We experience two types of disequilibrium when we develop; endogenous and exogenous developmental disequilibrium.

The former comes from us, whereas the latter derives from the outside, for instance, the environment.

Personally speaking, I have experienced both after I began to live in Europe. Both types of developmental disequilibrium squashed my tiny Ego and extended my Self.

Now, I am in the state of developmental equilibrium, but I will experience disequilibrium again during this year. My intuition would be correct. Saturday, 9/2/2017

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

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