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1413.【北欧旅行記】一人の人間・一つの街


疲労困憊のため、突然、コペンハーゲンの道端で倒れてしまった。全く起き上がることができず、道端で地面に顔を伏せながら、ただその場に横たわることしかできなかった。

という夢を昨夜見た。確かに、昨夜はホテルを八時過ぎに出て、十時過ぎまでコペンハーゲンを散策し、よく歩いたから、そうした夢を見ても仕方がないのかもしれない。

ただし、一つ興味深かったのは、夢の中の舞台がコペンハーゲンだったということだ。この街で過ごしてまだ時間が経っていないというのに、コペンハーゲンが夢の中に現れたことを不思議に思う。

おそらく、この街が私に与えた印象というのがそれほどまでに大きかったのだろう。昨夜の散策を少しばかり振り返ってみたい。

ホテルを後にした私は、好奇心で一杯になった心を携えて、コペンハーゲンの街に繰り出した。すぐに気づくのは、欧州の他の街との違いである。

コペンハーゲンが例外なのではなく、やはりどの街にも個性というものがあり、それが街の雰囲気や景観を生み出しているのだ。とりわけコペンハーゲンの街からは、重厚さとモダンさの双方を感じた。

散策していた道にある建物が特に歴史を感じさせるものであったり、逆にモダンな造りになっているものだったということも影響しているだろうが、コペンハーゲンの街に対する第一印象はそのようなものだった。

特に、時の流れに耐えた重厚さと濃密な空間を前にした時、私がこの街で生活することは、様々な苦労が伴うであろうと思われた。それほどまでに、この街には圧縮された密度の濃いものを感じるのだ。 恐る恐る未知なる生物に手を触れるかのように、この街が体現している濃い密度に少しずつ慣れることが必要だったので、ゆっくりと街を歩くことにした。ホテルから数分のところに、二日目に訪れるニイ・カールスベルグ・グリプトテク美術館がある。

外観からして実に立派だ。この美術館については、改めて日記を書き留めておきたいと思う。 昨夜の散策で私が最も足を運びたいと思っていたのは、コペンハーゲンが生んだ哲学者セーレン・キルケゴールの銅像のある庭園に行くことだった。美術館から程近いところにこの庭園はあり、どうやらここは王立図書館の中庭のようであり、四方を囲む図書館の荘厳さには思わず息を飲んだ。

赤と白のバラが庭園内に咲き誇っており、暮れゆく辺りの光景にそれらのバラの色が引き立っているように見えた。庭園の右手にキルケゴールの銅像が建っているのを見つけた時、厳かな気持ちにならざるをえなかった。

銅像の後ろに植えられている木々を、夜風が優しく撫でる時、そこに目には見えない何かが行き来しているような感覚があった。一枚一枚の葉が揺れる音。ただそれだけが聞こえる。

キルケゴールの銅像の何に惹かれていたのかはわからない。だが、この銅像の持つ力、あるいはキルケゴールが残した仕事と彼の存在そのものに共鳴するようなものがあったのだろう。私はしばらくの間、ただこの銅像だけを眺めていた。 キルケゴールの銅像と庭園に別れを告げ、コペンハーゲンの街を再び歩き始めた。ある運河に差し掛かった時、そこを吹き抜ける風の香りがオランダのものと異なることに気づいた。

街には固有の風が流れている。音、色、香り、街と自己との接触の感覚、それらの感覚が生み出す体験的な味を取ってみても、ただ一つとして同じ街はない。

全ての街は、間違いなく異なる五感覚を持っており、それが必然的に私たちに異なる五感覚を引き起こすのだと思った。一人一人に個性があるのと同様に、一つ一つの街には個性がある。

そして、両者は異なる五感覚を持っているがゆえに、それらの組み合わせは無限な数となる。一人の人間が一つの街と真に出会い、そこで生活を営むことは一つの奇跡ではないだろうか。

この街で生活する人、この街を訪れる人のそれぞれが、そうした奇跡を通じて一つの生涯を形作っているのだ。2017/8/9(水)

No.58: The True Face of Time My perception captures time as a tapestry composed of manifold imageries. Time is an intricate fabric of I Alness.

What I felt during the trip to Copenhagen is exactly the same as what I am feeling right now. This feeling makes me aware that I am seeing the abyss of time that is neither continuous nor discontinuous.

I am awed by the true face of time; time is replete with timeless tapestries of the eternal I AMness. Thursday, 8/17/2017

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