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789. 英語化の波とオランダでの就労について

March 22, 2017

今日は、クネン先生とのミーティングの後、フローニンゲン大学の図書館で、アイルランド人の友人であるドーナの研究に協力するため、インタビューを受けた。

 

ドーナは過去に、私と同じオランダ語のクラスを履修しており、そこでお互いに知り合った。彼女は現在、言語学科の修士課程に所属しており、言語政策に関する探究を進めている。

 

近年、英語が普遍語になっていることは誰もが認めることだと思うが、特に学術世界においてそれは顕著である。この流れは、もはや覆しようのないものとなっており、世界の大学が英語という普遍語の影響下にあると言える。

 

ドーナは、研究の一環として、フローニンゲン大学の英語化推進政策に関するインターンに従事しており、フローニンゲン大学の現状について私の知らない情報を持っていた。フローニンゲン大学は、オランダ語で提供されるプログラムのみならず、英語で提供されるプログラムを豊富に揃えている。

 

実際に、私が所属している心理学科の多くのプログラムが英語で提供されている。そして、オランダの高等教育を受けたオランダ人は、英語を流暢に話すことができる。しかし、ドーナ曰く、高い教育を受けたオランダ人でさえ、大学が英語で提供するプログラムにおいて、教授が述べていることを理解できないという不満を述べる者が多いそうだ。

 

これは当然ながら、学生側の知識の絶対量の問題も多分にあるだろう。また、オランダ人の学生は、オランダ人の講師が話す英語を聞き取りやすいと思うのだが、他の国からやってきた外国人講師が話す英語は理解しにくいというのも理解できる。

 

その他にも、学生側の不満の背景には多様な要因があるだろう。それぐらい、いくら流暢に英語をしゃべれるとしても、英語を母国語としない者にとって、英語を用いて学術的な内容を理解し、そこから英語で思考を進めていくのは難しいのだということを改めて実感した。

ドーナのインタビューに回答し終えた後、少しばかり雑談をしていた。特に、プログラム終了後の進路についてである。

 

ドーナは今のところ、フローニンゲン大学で何かしらの職を得たいとのことであった。私もここ最近考えているのは、米国の大学院に戻る前に、一年でもいいので、フローニンゲン大学で働くという選択肢である。

 

私には日本企業との仕事もあるため、パートタイムのリサーチアシスタントの職を得ることができればとても有り難い。その期間に、さらに自分が探究を進めたい領域を開拓していき、複数の論文の執筆に取り掛かることができそうだからである。

 

ただし問題は、ビザにありそうだ、ということをドーナにも話した。すると、日本とオランダの関係上、オランダで就労許可を得るのはそれほど難しくないのではないか、という意見をもらった。確かにそうかもしれない。

 

プログラム終了後、フルタイムではなく、パートタイムで働くことができるのかを含め、ビザの件については大学の関係者に話を聞いておきたい。先日、中国人の友人であるシェンの自宅で夕食を共にした時、中国人が多くの国の観光ビザでさえ取得することが難しいことについて、自虐的な笑いと共にその状況を嘆いていたのを思い出した。

 

それに比べて、ビザの取得に関して、日本人はとても恵まれているということをシェンは述べていた。この恩恵に感謝すると共に、それを十分に活かしていく必要があると改めて思った。2017/2/27

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