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772. 充実感の核を突き抜けて


ここ数日間、夢の中で何か重要なテーマについて考え続け、とても大切な閃きを得ているような気がしてならない。だが、夢という性質上、そこで得られた閃きを自分なりに捉えておかないと、足早にどこかへ去ってしまう。

とはいえ、夢の中で考え続けているテーマを顕在意識のもとに蘇らせ、夢の中で浮上してきた閃きを捉えるというのは容易なことではない。そのため、今の私は、夢の中で考えていたテーマやそこで得られた閃きを強引に顕在意識下に晒すのではなく、あえてそれらを無意識の中にしまいながら、機が熟するのを待とうという心構えでいる。

それにしても、ここ数日間の間において、自分の無意識の中で本質的な意味において何が起こっているのかとても気になるところである。ハッとして目覚めるという言葉がふさわしいほどに、この数日間はハッとした気づきとともに目覚めることが続いている。私の内側では、また何か新しい展開が着実に起こっているようだ。 そういえば一週間ほど前に、フローニンゲンでの生活も七ヶ月が過ぎ、三月からは八ヶ月目の日々を送ることになる、とふと思った。この七ヶ月間は、これまでの人生の中で最も充実していた期間だと言っても間違い無いだろう。

充実感という感情の最奧に入り、充実感という感情が持つ根源的な粒子を通じて日々を過ごすことができ始めている。そうした日々の生活が可能になったのも、ひとえに、自分なりの充実感の形というものをこれまで考え続け、充実感を外から捕まえようとするのではなく、充実感と一体になりながら生きるにはどうしたらいいのかを考え続けていたからであろう。

そのような意味で、この七ヶ月間は、自分固有の充実感の意味を掘り起こし、姿を現した充実感の核と同一化することを試み、それが現実のものとなっているような期間であった。ここから私は、さらに先へ進みたいと思う。

今の私は、充実感の核を突き抜けることが可能だという確信めいたものを持っている。各人固有の充実感の核を発見し、それと同一化するというのは、まだ道半ばでしかない。

とめどなく溢れる充実感を生み出す核と一体化した先には、その核を突き破り、別次元の充実感が無限に流れ出すに違いないという確信があるのだ。今私が感じている充実感を感じる必要がないところまで、充実感を深めていくことが大切である。

これは何も、充実感に拘泥することやそれに麻痺することではない。それらとは全く意味が異なり、今の私には想像もできないような質感を持った別次元の充実感に至ることを意味している。

私はいよいよ日本へ戻れなくなってきた。今の私にとって、日本に生活拠点を置いて日々を形作ることがもはや想像できないものになり始めている。

その場所でしか感じられないことや考えられないことがあるのは歴然としており、その場所でしか深められないことがあるということも、紛れもない事実として私に迫ってくる。今の私が得ようとしていることや深めようとしていることは、やはり日本にはないのだと思う。

今この瞬間において、この場所でしか得られないことや深められないことを極限まで追求し、次に進む日が来ることを願う。そうした日々を送り続けていれば、いつか母国で生活をする日がやってくるかもしれないからだ。2017/2/23

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