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10928-10933: フローニンゲンからの便り 2023年9月19日(火)



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成人発達理論とインテグラル理論を楽しく学んでいただける「成人発達コラボラジオ」を2023年7月14日より始めました。

タイトル一覧

10928. 今朝方の夢

10929. トランセンデンタルカルチャーの実現に向けて

10930. 「踏み石理論(ゲートウェイ·ドラッグ理論)」について思うこと

10931. エコデリクスとしてのサイケデリクスの活用性/カンナビスと護摩炊き

10932. 今朝方の夢の続き

10933. 半年ぶりの歯科検診を終えて


10928. 今朝方の夢


時刻は午前7時半を迎えようとしている。今、キッチン側の木に止まっている小鳥が鳴き声を高らかに上げた。昨日はジムでの充実したトレーニングがあり、そこからの回復として今朝方はいつもより多めに睡眠を取っていた。目覚めた頃には辺りが少し明るくなっていた。


今朝方に見ていた夢についていつものように振り返っておきたい。夢の中で私は、海外のリトリートセンターにいた。そこはとても風光明媚な場所にあり、裕福そうな外国人がこぞって宿泊しており、毎日楽しそうに過ごしていた。滞在の中頃に、カンナビスの栽培場を訪れるバスツアーがあることを知ったので、それに参加してみることにした。自分にとってはそれはサイケデリクス研究の一環であった。ツアーの参加者は私を除いて一般人で、私のようにサイケデリクスを研究している学者はいないようだった。なのでその場においては私が一番カンナビスについても詳しく、ガイド役の人に匹敵するぐらいの知識量であった。カンナビスはとても奥が深く、これについて学ぶだけでも一生かかりそうなのだが、焦る気持ちは全くなく、研究を進めていけばいくだけカンナビスを愛する気持ちが増していった。いざ栽培場に到着すると、そのあまりの広大な敷地に驚き、そこに元気一杯に健康そうに育っているカンナビスたちには本当に感動した。そのような場面があった。


それ以外に覚えている場面としては、ビルの建物の中に市場があって、そこで野菜を受け取っているものである。外国人の中年の男性が切り盛りしている店で色々と野菜を吟味していると、その男性がジャガイモを勧めてくれた。見るとそれは何の変哲のないジャガイモだったが、ジャガイモは購入予定だったので、バイオダイナミクス農法で作られたジャガイモはないかと確認した。するとその男性は一瞬戸惑ったような表情になり、苦笑いを浮かべた。どうやらその店にはバイオダイナミクス農法で作られた野菜はないようだったので、そこで野菜を購入するのはやめて、また別の店で購入しようと思った。今朝方はそのよう夢を見ていた。フローニンゲン:2023/9/19(火)07:34


10929. トランセンデンタルカルチャーの実現に向けて


時刻は午前8時を迎えた。今朝は空が曇っていて、朝日を拝むことはできない。しかしそれを補うかのように、たった今、近くの教会から美しい鐘の音が聞こえてきた。その音に心が癒される。


今の気温は13度と肌寒く、日中も18度までしか気温が上がらないようだ。なので今日の午後に歯医者と中央市場に行く際には、何か上に羽織って行きたいと思う。6ヶ月ぶりの歯科検診では歯に何も異常がないことを祈る。歯のクリーニングだけで済めば幸いである。


先ほど、サイケデリクスの活用を通じて、ハイカルチャーを超えて、トランセンデンタルカルチャーはやって来るのかということについて考えていた。サイケデリクスの活用は社会の様々な次元で、様々な目的で進んでいくだろう。それを通じて文化はどのようになるのか。そのようなことを考えてみたときに、ある種の酩酊的な形でのハイカルチャーではなく、超越的なものとつながる形でのトランセンデンタルカルチャーの実現に想いを馳せていた。現代人は利己的な自我と分かち難く結びついているが、自己の深層とはほとんど繋がっていない。いわんや、自己を超えた大いなる存在との結びつきはほぼ皆無である。そうした状況を打開するための1つのツール、あるいはサイコスピリチャルテクノロジーとしてのサイケデリクスの活用は、今後様々な国で見つめ直され、徐々にその波は地球上に拡散していくだろう。


昨日は、午前中にトラヒューマニズムに関する翻訳書の序文を執筆し、正午前にドラフトを執筆し終えた。今週の木曜日に編集者の方にそれを提出する予定で、提出前に再度ドラフトを読み返し、加筆修正をしておきたい。編集者の方への提出は木曜日のオランダ時間の夜になるだろうか。翻訳書にせよ、サイケデリクス研究にせよ、オンラインゼミナールにせよ、コンサルティング業務にせよ、全てが着実に良い方向に向かって進んでいる。これも大いなる存在への委ねと、それとの深い繋がりゆえに起こっていることなのかもしれない。フローニンゲン:2023/9/19(火)08:07


10930. 「踏み石理論(ゲートウェイ·ドラッグ理論)」について思うこと


時刻は午前9時を迎えた。今日は後ほど成人発達コラボラジオの収録があり、そこではカンナビスについて扱う。朝はカンナビスについて色々と調べものをしていて、その中でいくつか考えさせられることがあった。まず最初に、日本においてTHC入りのカンナビスを取り締まる大きな理由の1つとして、それを一度でも試すと、それが起点となって他の危険なドラッグも使用するようになるという「踏み石理論(ゲートウェイ·ドラッグ理論)」がある。歴史的には、これは1950年代にアメリカの麻薬取締り機関が流布させた理論らしく、近年は欧米の学術機関によってこの理論の妥当性が再検証されている。そして実際に、この理論がさほど妥当ではない証拠がいくつも提示されているような状況である。例えばオランダでは、寛容政策に舵を切って以降、政府認可のコーヒーショップでTHC入りのカンナビスの販売を認めたことによって、ヘロインなどのハードドラッグの使用者数は減少傾向を辿っている。以前にも言及したが、もちろん踏み石理論が当てはまる人も必ず存在していて、それは別にTHC入りのカンナビスではなくても起こることかと思う。つまり、生活環境や経済状況、さらには教育の有無によって、危険なものに手を出してしまうというのは社会の中で一定数必ず存在しているのである。なのでTHC入りのカンナビスを入り口にして危険なドラッグに手を出してしまうというのは、かなり単線的な論理であり、事態はもっと複雑な要因によって生じていると考えるべきだろう。いずれにせよ、今自分が住んでいるオランダにおいては、人々の欲求や欲望、さらには好奇心をがんじがらめに縛るような政策ではなく、寛容政策を取ることによって、成人たちがTHC入りのカンナビスやその他のドラッグと比較的節度ある付き合い方をしているというのがこの8年間での生活から様々なオランダ人に話を聞いてみたところの感想であるし、感想レベルで留まらず、オランダ政府が発行する各種データを見てもそのように言えるのではないかと思う。いずれにせよ、踏み石理論が当てはまっても、当てはまらなくても、国民のサイケデリクスリテラシーを引き上げていくことが重要であることには変わりないだろう。また、国民全体の生活の底上げを通じて、ハードドラッグを含め、その他にも社会的に害悪のあるものに人々が手を出さないような社会を作っていく必要があるように思う。自分ができる公共的な取り組みとしては、兎にも角にも日本国民のサイケデリクスリテラシーを高めることにあるだろう。フローニンゲン:2023/9/19(火)09:28


10931. エコデリクスとしてのサイケデリクスの活用性/カンナビスと護摩炊き


時刻は午後1時を迎えた。今、空は雲に覆われているが、雨は降っておらず、早朝と同じく穏やかな世界が広がっている。今日は午前中から正午にかけて成人発達コラボラジオの収録があった。今日の収録では、思わぬところから自分のアヤワスカ体験について語ることになり、語りながら当時を懐かしく思い出しながら、同時に自分にとっても良い振り返りの機会となった。自分のサイケデリクス体験は自らの財産になっており、それは学術的なサイケデリクス研究をする上でも有益であるし、実践上·実務上のコンサルティング活動を今後する上でも有益なものになっている。日本におけるサイケデリクスリテラシーを高めていく上でも、機会を見つけて自らのサイケデリクス体験を一人称的に語っていくことは積極的に行っていきたい。


ラジオの収録終え、今日もまた親友のジョハン·カメスザーデのインタビュー動画を視聴していた。ジョハンの話を聞きながら、エコデリクスとしてサイケデリクスの活用を通じたエコアウェアネス、あるいはエコロジカルマインドの涵養の大切さについて改めて考えていた。ここのところはNetflixで地球環境問題や水の問題に関するドキュメンタリーを積極的に視聴しており、それを見ながらつくづく思うのは、道具的理性の罠に嵌った現代人は、自然とのつながりをますます消失し、本来自然との一体感を深く感じられるエコデリクスとしてのサイケデリクスの活用を社会的に大規模に抑圧したことが裏目となり、そのツケを現在グローバル規模で払っているのだと思った。現代人はますます自然とのつなががりを喪失しているが、そんな中で理性を健全に活用した形での科学とテクノロジーの進化によって、それらを活用した形での自然とのつながりの回復の動きが見られるのは確かだ。サイケデリクスの健全な活用もまた自然とのつながり、地球とのつながりを回復するものとして活用されることを期待したいし、そうした目的での活用を推進していく運動にも関与したい。


今日のラジオではカンナビスの話題を少しばかり取り上げた。日本も元々は、大麻取締法が制定される前は、宗教儀式の一環として、麻を燃やす形での護摩炊きが行われていた歴史がある。この間、神仏習合の修験道の実践者の方と話す機会があり、修験道においてもやはり植物を炙る儀式が今でも残っているらしく、ひょっとしたらそこでも精神活性化作用のある植物が炙られていた可能性が十分にある。その点については引き続き調査をしたいし、護摩炊きにおける精神変容に関する文献調査も行ってみたい。フローニンゲン:2023/9/19(火)13:10


10932. 今朝方の夢の続き


時刻は午後2時を迎えた。今日はこれから歯科医に行って定期検診を受けて来る。その時にもサイケデリクス研究のための書籍を一冊持って行き、待っている間にそれに目を通したい。そして検診を終えて中央市場で買い物をしたら、その足で玩具屋に立ち寄り、サイケデリクス関係の書籍をいくつか受け取りたい。結局サイケデリクスに関する書籍を280冊ほど購入しても、日々良書が見つかり、ポツポツと注文を繰り返しているので、書籍の受け取りは8月の頭からまだずっと続いている。今日も1冊ほどケンブリッジ大学出版から出版されているサイケデリクスに関する良書を注文する予定で、今のところは10月の初旬まで書籍の受け取りは続きそうである。11月にハーバード大学を訪問する前には書籍の受け取りも落ち着いていて欲しいと思う。


先ほど仮眠を取っている最中にふと、今朝方の夢の続きを思い出した。夢の中で私は、見慣れない大学の大きな教室にいた。そこで数多くの学生たちと一緒に授業を受けていた。すると驚いたことに、3列あるうちの真ん中の列が突然シーソーのように動き出した。その教室は大教室で、列の最前列から最後列まではかなり数の座席があった。なので最前列に誰が座っているのかはもはや顔があまり分からないほどだった。自分は真ん中の列の一番後ろの席に座っていて、列全体がシーソーのように動いた時に、かなりの恐怖を感じた。どれだけ傾いたかというと、90度ほど傾いたので、まさに断崖絶壁から垂直に下を眺めるような状態であった。奇妙なことに、左右の列に座っている学生たちは真ん中の列の状態を変に思っておらず、むしろ当たり前のように受け止めていた。そして不思議なことに、真ん中の列に座っている私以外の学生もまたその状況を受け入れているようだった。私だけが唯一その状況に対して問題意識を持っていた。正直なところ、90度も傾いた状況では怖くて勉強どころではなく、これは教授か学部長に直談判して改善を要求しようと思った。賛同してくれる仲間はあまりいなさそうだったので、授業が終わったら、私は1人で教授の研究室に行って相談しようと思った。授業が終わり、教授の研究室に向かって行ったところ、先ほど授業を担当していた教授には特別な研究室があてがわれていて、オフィスのように綺麗でスペースが十分にあった。教授は親切にもお茶を出してくれ、席に腰掛けるように促してくれた。そこからは教室のあのおかしな作りに対して自分の問題意識を共有した。そのような夢を見ていたことを午後の時間になって思い出した。フローニンゲン:2023/9/19(火)14:06


10933. 半年ぶりの歯科検診を終えて


時刻は午後4時半を迎えた。先ほど、歯医者と買い物から帰ってきた。家を出た時には霧のような小雨がぱらついていたが、折り畳み傘を広げる必要はなったので有り難かった。ただし、今日はとても風が強かった。


さて、半年ぶりの歯科検診であるが、まずは歯科助手の方に歯のクリーニングをしてもらった。今日は初めて担当してもらう男性の歯科助手がクリーニングをしてくれた。クリーニングだけではなく、彼の役割としては歯肉の状態のチェックも任されていて、彼からお墨付きをもらった。ただし、下の歯の歯肉の一部が少し下がっているらしく、どうやらそれは電子歯ブラシを強く押しつけている可能性があるとのことだったので注意しよう。確かに、今使っている電動歯ブラシのOral-Bが時々強く押し過ぎの赤いランプが灯ることがことがあったので要注意である。今回のクリーニングにおいては前回よりも歯石取りが短かったように思え、この半年のブラッシングが正しいものであったのだと実感した。この半年間はブラッシングを意識しただけではなく、前回は2本虫歯が久しぶりにできてしまっていたので、夕食後にココナッツオイルを用いたオイルプリングをしていた。虫歯ができた時には夕食後のオイルプリングをしていなかったし、歯磨きも朝と夜の2回だけだった。そこからは、昼食後にもすぐに歯磨きをし、オイルプリングを夕食後に行うことによって虫歯を防げたのだと思う。以前にココナッツオイルでオイルプリングをしていた数年間は一度も虫歯ができなかったので、やはりオイルプリングというのは口内環境を整える上で効果があるのだと実感する。歯科助手に歯を見てもらった後に、歯科医に虫歯のチェックをしてもらった時にも歯の状態はとても良好だと述べてもらえた。また、上の八重歯を以前には抜くことを検討してみることを勧めてもらったが、裏の歯もしっかりケアできていて綺麗な状態なので、特に八重歯を抜く必要は今のところないと述べてもらえた。八重歯を抜くとなると、時間も費用もかかるので煩わしいと思っていたので、それは朗報であった。ここからもまたしっかりと歯のケアをしていき、綺麗な口内環境を維持していきたい。綺麗な口内環境は、綺麗な腸内環境の基礎となる。フローニンゲン:2023/9/19(火)16:52

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