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10601-10604: フローニンゲンからの便り 2023年7月14日(金)



その他のカリンバ即興演奏曲はこちらからご視聴いただけます。

8617個のピアノ曲・箏曲の全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。


下記のアートギャラリー(Instagram)より、本日のアート作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

タイトル一覧

10601. 今朝方の夢

10602. サイケデリクスと公共政策/サイケデリクスを取り巻く状況について思うこと

10603. ギアート·ウォーターマン氏のギャラリーの前を通りかかって/新たなキノコとの出会い

10604. 創作活動・話芸としての音声配信


10601. 今朝方の夢


時刻は午前6時半を迎えた。今朝方はとても冷えていて、外気は15度ほどであり、2階も随分と冷えている。ここ最近は2階の両側の窓を隙間風が入るぐらいの絶えず少しばかりあ開けているので、きっと昨夜の寒さで部屋の気温が下がったのだろう。今は朝日が見事な輝きを見せているが、今日は曇りがちとのことで、最高気温は23度ほどとのことである。気温的に今日もまたとても過ごしやすそうだ。


今朝方は印象的な夢を見ていたはずなのだが、夢の記憶はぼんやりとしている。ぼんやりとしていながらも、身体感覚として残っている夢の記憶を頼りに、覚えている限りのことを書き留めておこう。


夢の中で私は、欧州のどこかの国の町にいた。そこで私はあてもなく観光に出かけていて、心地良い疲労を感じていた。気がつかないうちに随分と歩いていたようだったので、そうした疲労が出るのも無理はないと思った。また、かなり歩いていたことによって体も暖かくなっており、途中には汗をかいていた。夕方の光が街に照らされる頃に何かを思い出したようにその場に立ち止まり、しばらくそこで考え事をしていた。すると、その考え事に対する明確な答えのようなものが天から降ってきて、それが嬉しくなって再び歩き出した。そのような場面があった。


その他には、サッカー日本代表のオリンピック出場をかけた予選を見守る場面があった。私はオリンピック関係者の1人で、特にサッカー日本代表の専属コーチとして参加していた。コーチと言ってもサッカーの技術的な事柄に関するコーチではなく、サッカーインテリジェンスを高めるためのコーチだった。その仕事は副業として行っていて、日本のサッカー界へ貢献したいという思いの一貫で行っていた。今の日本代表選手たちは技術的にはかなりのものがあるが、知性に関してはまだ伸び代がたくさんあり、そうしたことから私が抜擢された。様々な関係者と選手や監督たちの努力もあって、日本代表は見事にオリンピック出場を果たした。それは数十年ぶりの快挙とのことで、私を含め、関係者一同心底喜んだ。そのような夢を見ていた。フローニンゲン:2023/7/14(金)06:42


10602. サイケデリクスと公共政策/サイケデリクスを取り巻く状況について思うこと


時刻は午前7時半を迎えた。この段階ですでにカリンバでの即興演奏作曲で6曲ほど曲を作り、デジタル絵画を2枚描いた。そしてすでに今朝方の夢についての振り返りの日記も執筆した。そして朝の日課である呼吸法と動的ストレッチを終え、コーヒーミルを用いてモーニングコーヒーを淹れて今に至る。万事が順調に進んでいる。ここから翻訳のノルマを行い、それが終わったら今日もまた積極的に音声ファイルを作成していこうと思う。昨日から、“Plant Magick (2022)”の書籍について音声ファイルを作り始め、それをゼミナールの方に共有している。本日その続きに取り掛かれば、今日か明日にはこの書籍を読み終えることができるのではないかと思う。そしたらその流れで“The Harvard Psychedelic Club: How Timothy Leary, Ram Dass, Huston Smith, and Andrew Weil Killed the Fifties and Ushered in a New Age for America (2011)“の書籍についても音声ファイルを作成していこうと思う。音声ファイルという観点で言えば、知人の早田航さんとのコラボラジオに向けて作った配信コンテンツについて、午後にでもApple podcast、Google podcasts、Spotifyなどの音声プラットホームに連動させておきたいと思う。せっかく作った音声コンテンツなので、ぜひ多くの方に聴いてもらえるように色々なポッドキャストサービス上でコンテンツを配信しようと思う。一度手続きをすれば後は自動でコンテンツがアップされていくようなので大変便利である。stand.fmという音声配信アプリは本当に便利で、素晴らしいサービスだ。


現在再びサイケデリクス研究にも関心を向けており、Netflixで関連ドキュメンタリーを視聴したり、海外の研究者が発信しているポッドキャストを積極的に聴いている。サイケデリクスという言葉は、精神科医のハンフリー·オスモンドがオルダス·ハクスリーとの往復書簡の中で名付けたものだ。それは「マインドを顕現させる(mind-manifesting)」という意味を込められて付けられた。言い換えると、マインドの潜在可能性を引き出すという意味が込められている。おそらく今日中に届くであろう山伏茸のマイクロドーシング用のプロダクトを継続的に摂取していくことにより、自らのまだ見ぬ潜在可能性が少しずつ開かれていくであろう。


Netflixのドキュメンタリー“How to Change Your Mind (2022)”の中で、ある研究者がハーバード大学ケネディスクールの博士論文として提出したテーマが興味深く、サイケデリクスにまつわるレギュレーションの制定プロセスには関心があるところだ。AIと公共政策のみならず、サイケデリクスと公共政策に関する探究も引き続き行っていこうと思う。


それにしても、アルコールや精製された糖の方が圧倒的に中毒性があったり、健康被害を引き起こしたりするリスクがあるにもかかわらず、そうした研究的蓄積を無視する形で中毒性や健康被害がほとんどないサイケデリクスが多くの国で違法とみなされてしまうのは本当に残念で仕方ない。そこには政治的な要素が多分にあり、それが何でどのように作用しているのかを解明していくことに探究の焦点を当てたいと思う。こうした歪んだ法規制のせいで、依然として多くの人たちがサイケデリクスに対して神話的段階の非合理的な恐怖を感じるか、逆に利己的な形でそれを用いてしまうことを助長しているように思えて仕方ない。こうも多くの人がサイケデリクスに対して科学·合理的な知性を働かさせられない状況はなんとかしなければならない。フローニンゲン:2023/7/14(金)08:02


10603. ギアート·ウォーターマン氏のギャラリーの前を通りかかって/

新たなキノコとの出会い


時刻は午後6時40分を迎えた。今、静かさに包まれた夕方の世界が目の前に広がっている。今日は朝から非常に涼しく、朝方は寒いと感じるほどだった。実際に家では長ズボンを履いて過ごす必要があるほどだった。午後に買い物に出かけた際にも半袖·半ズボンだと少し肌寒さを感じるような気温だった。


この瞬間において、うっすらとした雲が空全体を包んでいる。それもまた今の涼しさを後押ししてくれているように思う。


午後に中央市場に買い物に出かけた際に、途中で「天国の色を与えられた画家」と評されるフローニンゲンを活動拠点にしている画家のギアート·ウォーターマン(Geert Waterman)氏のギャラリーの前を通りかかった時に、今日もウォーターマン氏が道端に椅子を出して座っていた。その横にアジア系の若い女性がいて、英語でウォーターマン氏と道端に飾られている絵について話をしているようだった。その光景は大変微笑ましく、自分も話に加わりたかったが、以前からウォーターマン氏とは話をしてみたいと思っていたので、今度時間に余裕がある時には話しかけて絵について色々と話を聞いてみたいと思う。それだけではなく、フローニンゲンを離れる日が来たら、ウォーターマン氏に依頼をしてオーダーメイドの絵画を発注したいと思っている。大きな作品でなくていいので、フローニンゲンで過ごした日々を忘れないために、良き思い出の品になるような絵画をウォーターマン氏に描いてもらいたいという思いが兼ねてからある。


中央市場にやって来ると、今日は金曜日だったので、ルドルフ·シュタイナーが考案したバイオダイナミクス農法で作られた野菜や果物を販売する出店がやって来ていた。そこでいつものようにリンゴとジャガイモを購入したのだが、今日は大変美しいロマネスクブロッコリーが売られていたので、それも購入することにした。今日は購入する必要がなかったが、そこにはバイオダイナミクス農法で作られた玉ねぎも売られていたので、今後は玉ねぎもそこで購入したい。もちろんその他にも色々な野菜を売っているので、季節ごとにその時の旬なものを自分の気分に身を委ねて購入して食したいと思う。その出店は金曜日にしか市場にやって来ないので、今後は1週間分のジャガイモ、リンゴ、ブロッコリー、玉ねぎを購入したい。その店を離れた後に、今度はオーガニックの野菜と果物を扱った出店に行き、そこでニンニク、生姜、トマト、卵、キノコを購入した。いつもはそこで椎茸を購入するのだが、今日は小ぶりな椎茸が多い印象だったので、新しいキノコを試してみることにした。対応してくれた店員の女性曰く、そのキノコは味が良いとのことだったので、明日食べてみることが今から楽しみである。フローニンゲン:2023/7/14(金)18:51


10604. 創作活動・話芸としての音声配信


今日はいつにも増して夕方の時間が静かだ。それはおそらく、空をうっすらと覆う雲のせいだろうか。雲のおかげで夕方からはより一層涼しさを増した。雲に包まれても日没の時間まであと2時間弱ある。この日記を執筆し終えたら、少し箏の稽古をして、ゆっくり入浴して就寝しようと思う。


この世界は確かに自分がいなくても回っていく。自分のある活動や取り組みがなくても世界は確かに回り続ける。しかし、自分の内側の世界はそうはならない。自分自身という存在があってこそ、自分のその活動や取り組みがあってこそ自分の世界は回っていく。それによって少しでも自分の周りにいる人の世界がより良い方向に回ってくれればそれでいいのではないかと思う。おそらくそこから出発するしかないのだ。今後も、自分の世界を情熱を持って回してくれるものに従事し続けていくことを改めて誓う。


今日は急遽、知人の早田航さんに連絡をして、コラボラジオの収録を行なった。それは記念すべき第1回の配信となり、大変思い出深いものになった。そもそも初回は明後日に収録をする予定だったのだが、明後日が待ちきれず、今日突然連絡をしてその数時間後に初回の収録をさせてもらった。もちろん1人語りのラジオ形式も好きなのだが、それはこの5年間かなりの量をこなして来て、新しい形式でのラジオ発信がしたかった。これまでの単独でのラジオ形式での語りは閉じられたコミュニティーの中で音声コンテンツを共有していたが、不特定多数の人にも聴いていただきたいという思いで不特定多数の人に向けて音声配信をしたのも新しい試みだった。こうした新しい試みに従事すると、間違いなく自分の世界が広がる。新しい学びがそこにあり、それは自己をさらに涵養してくれる。それを通じて社会とつながり、社会に関与しているというやりがいも芽生える。そうした新たな試みを航さんと共に始められたことを嬉しく思う。


自分にとって肉声を通じて何かを表現することは、1つの創作活動なのだという気づきもあった。不特定多数の人に向けた音声配信にせよ、ゼミナールでの音声ファイルの作成に没頭して毎日取り組んでいるのも、それらが創作活動としての楽しみと喜びをもたらしてくれるからなのだとはたと気付かされた。話すこともまが「話芸」という言葉にあるように、芸事なのだと思う。今後も焦ることなく、末長く航さんとコラボラジオを配信していき、お互いの話芸を磨き、社会に貢献していければと思う。フローニンゲン:2023/7/14(金)20:14

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