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9981-9984: コンヤからの便り 2023年2月28日(火)



No.4519 コンヤの朝の円_A Morning Circle of Konya


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本日の3曲


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タイトル一覧

9981. 【コンヤ滞在記】今朝方の夢

9982. 【コンヤ滞在記】今朝方の夢の続き

9983. 【コンヤ滞在記】チェックアウトをして改めて夢を振り返って

9984. 【コンヤ滞在記】コンヤ空港から


9981. 【コンヤ滞在記】今朝方の夢


時刻は午前8時を迎えた。今朝も高らかに鳴り響くアザーンによって目を覚ました。今後またイスラム教国を訪れるまでは、早朝にアザーンを聴くのはそれが最後だろう。最後のアザーンを聴いた感触を依然として味わいながら、今朝方の夢について振り返っている。


夢の中で私は、前職時代の同僚や上司の方々と昼から飲み屋に向かっていた。その日は休日だったのだが、重要なプロジェクトがあったので休日出社をし、そのプロジェクトの成果物の作成が無事に終わったので打ち上げをしようとしていたのである。私たちがいたのは見知らぬ外国で、打ち上げに選んだ店はとてもエキゾチックだった。2階の席に案内されると、すでに部屋の奥にチームのボスがいた。ボスは私たちの働きぶりに満足しているようで、笑顔で私たちを迎えてくれた。そこからまずは飲み物を注文することになったのだが、自分はアルコールを飲むことを控えようと思って、お茶を注文しようとした。しかしせっかくの打ち上げだし、今日は休日ということもあって、ビールぐらいなら飲んでも大丈夫かと思ったが、この会社の打ち上げは結構激しいので、ひとたび飲み始めると歯止めが効かなくなってしまうと思ったのでアルコールは控えることにした。


すると気がつけばいつの間にか打ち上げは終わっていた。ふと顔を上げると、私はある協同者の方が運転する車の中にいた。何やら今から仕事として、サッカーの試合の実況を自分の専門領域の観点から行うというものがあった。試合はすでに終わっていて、録画を見ながらの実況になった。車の中でパソコンを開き、いざ実況をしようと思うと、対戦する2つのチームがどこの国のチームかわからずに困った。調べてみると、東ヨーロッパのどこかの国のようだったが、定かなことはわからなかった。有名な選手もおらず、国籍の不明のチームについて実況するのは難しそうだと思ったし、車の中で1人実況するのもなんだか気が引けることだった。なので私は車の中で実況をすることをせず、協働者の方と少し話をしようと思った。そこからしばらく協働者の方と最近のお互いの仕事について話をしていると、後部座席にもう1人誰かがいることに気づいた。その男性は終始黙っていて、存在感が全くなかった。結局その男性は一言も喋らないまま時折窓の外の景色を眺めていた。そのような夢を見ていた。この夢の場面で登場した場所は、ヨーロッパの風光明美な町だった。その町は海が近く、石畳の道がとても美しかった。今覚えばそこは、クロアチアかどこかの海沿いの風光明美な町のように思える。コンヤ:2023/2/28(火)08:23


9982. 【コンヤ滞在記】今朝方の夢の続き


いつものように、今日もまたホテルのレストランでダブルエスプレッソを2杯ほどもらってきた。両手が塞がるとルームキーをエレベーターにかざすのが難しいが、なんとか工夫してキーを使って部屋に戻ってきた。今からこの2杯のダブルエスプレッソと共にしばらく過ごし、また後で朝食を食べにレストランに降りる。今日のフライトは随分とゆっくりであるし、ホテルから空港までは近いので焦る必要は全くない。むしろチェックアウトの時間ギリギリまでホテルにいようと思うし、チェックアウトをしてからタクシーを手配してもらおうと思う。それぐらいに時間がある。


先ほど今朝方の夢について振り返っていたが、夢の続きとして、そう言えばある知人の男性が街の本屋で立ち読みをしている姿を見かけ、声を掛けたところ知らんぷりされた場面があったことを思い出す。その方は私と同年代で、過去にも一緒に仕事をしたことがある。私のことをどのように思っているのかの本心は未知なのだが、表向きは悪い関係では決してない。その方は休日の朝から本屋に行き、ファッション雑誌を含めた流行の雑誌を読んでいた。その方は学者肌のところがあるので意外なものを読んでいるなと思ったのが正直なところで、ひょっとしたらその方はそのような雑誌を読んでいるところを自分に見られたことを恥ずかしく思っているのではないかと思った。その方の性格からするとそのようなことが推測できた。なので私はあまりしつこくその方の名前を呼ぶことをせず、顔を数回確認する程度でその場を後にした。坂道をゆっくり歩いていると、また別の本屋が見えてきた。するとなんとその本屋でもその人がまた雑誌を読んでいて、今度もまた声を掛けた。するとほぼ同じ反応が返ってきたのだが、今度はさすがにその方も無視し続けるわけにはいかないと思ったのか、笑顔を浮かべていた。私が近寄って「〇〇さんですよね?」と尋ねると、その方は笑みを浮かべながらも知らん振りをし続けた。私もそれが面白く思ってしまい、もう一度その方の名前を呼んでから本屋を後にした。本屋を通り過ぎたところでタクシーを捕まえ、タクシーの中に乗り込んだところ、その方が追いかけてきて、タクシーのトランクを叩いた。これまで無視してしまって申し訳ないと突然謝り出したことにはこちらも驚いてしまい、別に私は無視されたことをなんとも思っていなかったし、むしろこれまでのやり取りはかなり笑いを誘うものだったので何も問題なかった。その方の謝罪を受けたとこで夢の場面が変わった。コンヤ:2023/2/28(火)08:42


9983. 【コンヤ滞在記】チェックアウトをして改めて夢を振り返って


時刻は午後12時を迎えようとしている。つい先ほどチェックアウトを済ませ、今はホテルのロビーでこの日記を書いている。今日のフライトは夕方のものであり、ホテルから空港までは距離が近く、それでいて空港にはプライオリティパスで利用できるラウンジがないので、もうしばらくホテルのロビーでくつろごうと思った。今から1時間半ぐらいロビーで読書をし、2時前にホテルを出発して空港に向かおうと思う。それでもボーディング開始までは2時間ほどの余裕がある。今日はコンヤからイスタンブールで乗り換えをしてアムステルダムに向かう。アムステルダムに到着するのは午後9時であり、そこからフローニンゲンに戻るのは大変だと判断したので空港に隣接したホテルで1泊し、翌日はアムステルダム市内を少し観光してからフローニンゲンに戻ってこようと思っている。


この時間帯になって今朝方の夢の続きを思い出した。夢の中で私は、見慣れない国の街にある角度が急な壁をロープを使って登っていた。それはまるでクライミング競技のようであった。壁の向こう側には、フローニンゲン大学でお世話になっていた論文アドバイザーの男性教授がいて、私がロープを使って壁を登っていくことを応援してくれていた。壁を登り始めて気づいたのは、どうも足が滑りやすく、身体に力を入れにくいということであった。バランスを取るのもなかなか難しく、壁の向こう側に行くのは至難の技だと思った。壁を登るのに手こずれば手こずるだけ、ロープを掴む腕が疲弊してきた。足よりも先に腕の疲労が激しく、このままだと壁の向こうに行けないと思った。壁を登り切るのがいよいよ不可能だと思った私は、途中で諦め、また別の方法で壁を乗り越えていこうと思った。論文アドバイザーの教授は残念そうな表情を浮かべたが、最初のトライで壁を登り切ることは難しいと彼もわかっていたようなので私たちはそこで別れた。壁の下に再び着地し、そこからどのように自分の家に帰ろうかと思った。壁を登り切れば自分の家はすぐ近くだが、壁の外側だとぐるりと遠回りして家に向かわなければならず、バスの路線も複雑だったので少し途方に暮れた。しかし途方に暮れていても仕方ないと気を取り直し、まずは歩いて自宅の方に向かった。その最中に、壁の攻略法をふと閃いた。腕を使ってロープを辿っていくのではなく、その場にしゃがみ込んで、お尻を使って前進していけばゆっくりだが着実に、それでいて疲れることもなく壁を登っていけると思ったのである。日を改めてそれを試そうと思ったところで夢の場面が変わった。コンヤの最終日の朝には随分と夢を見たものだと改めて思う。どこかしら夢の中の街の雰囲気がイスラム文化の様相を呈していたことも印象的であり、早速旅で得られたものが無意識の層に浸透し始めているのを実感する。コンヤ:2023/2/28(火)12:00


9984. 【コンヤ滞在記】コンヤ空港から


今、コンヤ空港にいる。予定通りにホテルのチェックアウトを終えたが、予想外だったのはタクシーでクレジットカードが使えないことが判明したことである。ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらい、タクシーが到着して運転手に確認すると、クレジットカードは受け付けていないとのことだったが、空港までの200リラ分のガソリン代を支払う形で合意をした。なので途中でガソリンスタンドに立ち寄り、ガソリン代に加えてチップとして運転手がタバコを吸いたいとジェスチャーで示したのでタバコをおまけで購入することにした。ホテルのフロントの男性ですら英語があまり得意ではないようで、ホテルのサービスは申し分なかったが、英語に関してはホテルの従業員のほとんどがあまり流暢に話せないようであった。タクシーの運転手は尚更そうで、英語は全くわからないようだった。ガソリン代として運賃を支払う交渉をしてくれたのはホテルのフロントの男性で、彼の助けがなければ空港までタクシーで来れなかったのではないかと思う。イスタンブールでは大抵の人が英語を理解しているようであったが、コンヤになるとそうもいかないようだ。


今いるコンヤ空港はとてもこじんまりしている。フローニンゲン空港と同じぐらいの規模感かもしれない。確認すると一応2階にラウンジがあるようだったが、明かりが付いておらず、ラウンジのある場所に続くガラス扉が閉まっていて、そちら側に行くことができなかった。なので今は空港のロビーでこの日記を書いている。飛行機もまだどのゲートに発着するのか定かではなく、その情報が電光掲示板に表示されるまでしばらく時間がかかりそうだ。電光掲示板を見ると、国際線の中でアムステルダム行きのフライトがあることに気づいた。事前に調べていたときにそれを見逃していたのだろうか。時間としてとても良いフライトなのだが、航空会社があまり聞き慣れないものだからそれを選ばなかったのかもしれない。いずれにせよ、今からイスタンブール空港を経由してのんびりとオランダに戻ろうと思う。ボーディングが始まるまであと2時間あるので、読書でもしようと思う。コンヤ空港:2023/2/28(火)13:53


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2233, A Calm Walk

My soul takes a calm walk.

Calmness is essential nutrition for my soul.

Konya; 08:53, 2/28/2023


No.2234, A Scintillating Moment

Each moment is scintillating.

It is a gem of the time.

Konya; 09:05, 2/28/2023


No.2235, Pleasurable Rhythms

My heart beats with pleasurable rhythms.

The world resonates with them.

Konya; 10:20, 2/28/2023

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